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しょうけ

  細い竹ひごで編んだし「しょうけ」は冷蔵庫がなかった時代の夏、ご飯を腐らせず保存するために使われていた日用品だったそうです。九州では定番だったのかも?パートナーつりお君の実家でも夏は「しょうけ」を使っていたそうです。

  私は数年前に友人から「しょうけ」をいただきました。何に使うのかは全く知らなかったので、湯飲み茶わん入れとして使っていました。昨年、「これは昔、ご飯を入れていたよ」と教えてくれる人がいて、それからはおにぎりを入れたり下の写真のように炊いたご飯を入れて毎日使っています。

  竹かごより細い竹ひごで細かく編まれた「しょうけ」は、ご飯が蒸れにくくなっています。取っ手は風通しの良いところにぶら下げるため。我が家でも日が当たらず風が通る涼しい場所に下げています。朝の9時くらいから夜の8時くらいまで、中に一日食べるご飯が入っています。暑いから、殺菌力のある梅干しを2個入れていますよ。これは2014年に漬けた梅干し。色は黒っぽくなっていますね~。味はまろやか(^▽^)/

「しょうけ」は「そうけ」とも言うらしいです。語源は何なんでしょう?

  ちなみに中にいれている布巾は三枚のさらし。水で濡らしています。
長時間入れておくので下に敷くさらしは二枚使っています。そしてご飯の上にもさらしを一枚かけます。そうすると夕食までさらしは乾燥せず、ご飯もしっとりなんですよ。工夫 工夫!

  夕ご飯の時は蒸して食べることもありますが(水を少し入れた行平鍋にザルをのせ濡らしたさらしにご飯を包んで蒸すという簡易蒸しです)、暑い日はあっためずこのまま食べています。

  今年の夏は大活躍!「しょうけ」さんありがとう。

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