40代になった私に贈る言葉 15 才能

もし才能があるならは14歳でとっくに開花している。藤井聡太くんや浅田真央ちゃん。彼らが努力してないと言うわけじゃないけど、咲くべき花ならばその歳ぐらい。咲かぬ花はもう努力で以外咲く術はない。

自分に才能があるかの見極めはもう中学で終わっている。その才能に周りの理解協力が加わった時、世に出るんだろうけど、私には周りを突き動かす才もなく、見極め期間は過ぎ去った。そこで咲かなかった花なのだから、もう努力以外はなかったのだ。しかし、何か一個でもハマりきらず、努力の方向性も量も中途半端に、若さは過ぎ去ってしまった。少なくとも、「こいつ若いのになかなかやるな」という他力チャンスはもう回って来なくなってしまった。はい、だから今何者にもなれてないんです。

まあ、40年、努力の方向性も量も大したことなかったけど、残り40年、一方でまだできることがあると思っている。

それは、

続けること

なんでも始めることは簡単だけど、続けていくことは難しい。新しく始める勉強も仕事も趣味も最初は道具をそろえたりして意欲満々、きれいなノートに書き始める瞬間は、やる気に満ちている。でもそれはずっとは続かない。

最後まで読み終わらない本、部屋の隅に転がったダンベル。枯れてしまったガーデニング。

自分は取り立てて特別な才能はないけれど、1つだけ決めている。

やめないこと

細く長くても、絶えずに。やめないものを増やしていく。これは自分だけがコントロールできる。

興味のないものはもちろん続かないんだけど、これだっと思ったものは続けている。もちろん40になっても花は開かない。でも、それが何かを繋いだり、夢を与えてくれたり。ロケットが発射するときの爆発力じゃない。それこそ、ポンコツの車検落ちの車を日々1m進める程度。

ただ、生きることをあきらめず、やめず続けていく。

花はいつか全盛期を過ぎる。才のない自分を受け入れ、期待せず咲かぬままでも活ける術。

あと40年、続けたら、才能にも努力にも、もしかしたら勝てるかも。



負けないこと 投げださないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと



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