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日本一の哺乳瓶は1000人の乳首から生まれた

どうも、たんぐです。


戦争に関する本を読んでいて、
非常に学びになる話がありました。


久々に「すげ~」と本を読みながら
声が出てしまいましたね(笑)


一歩が踏み出せない人には
ぜひ読んで欲しいです。



まず、今日は何の話をするのかというと
日本一の哺乳瓶メーカーについてです。


僕が今回お話する哺乳瓶は
ただの哺乳瓶ではありません。

めちゃくちゃ深いストーリーがあります。


その哺乳瓶が開発される前は
「赤ちゃんは母乳で育てるのが当たり前」
という時代背景だったそう。


哺乳瓶はその時代もあったのですが、
口にくわえるゴム素材の質が悪すぎて
なかなか赤ちゃんが飲んでくれないことが
悩みとしてありました。



そこで立ち上がったのが、日本一の哺乳瓶メーカーである
「ピジョン株式会社」の創始者の仲田祐一さんです。


元々、仲田さんが哺乳瓶を作ろうと思ったきっかけは
「日本に大事なのは赤ちゃんだ」と考え、
どうにか命に関わる仕事をしようと思ったからです。


そういった背景から
赤ちゃんが嫌がらずに飲んでくれる哺乳瓶を開発することに。



ですが、ここで大きな壁が生じます。


それまでの哺乳瓶は赤ちゃんが咥えたとしても
ゴム素材の質が悪かったため、うまく飲めないという問題がありました。


この問題を解決するには
赤ちゃん目線で哺乳瓶に仕上げる必要があります。


本来のビジネスであれば、この作業は「リサーチ」といって、
ターゲットになる見込み客に話を聞いたりして進めていきます。


ですが、赤ちゃんに話を聞くわけにもいかないし、
そもそもどんなものが赤ちゃん的に良い哺乳瓶なのかも
分からない状態だったのです。



そこで、仲田さんが取った行動が
「実際に乳首を吸って赤ちゃんの気持ちになり切る」
という方法でした。


この発想、すごいですよね。
普通はこんな考えに至らないと思います。


で、最初は街行く女性に声をかけたそうです。
しかも、ストレートに。

「すいません、乳首吸わせてもらいません?」
と。


まじ、やばいですよね。
今の時代なら余裕で捕まってます(笑)


そんな変な誘いに乗ってくる人が当然おらず、
よく行く飲み屋に出向いたときに
隣に座ったホステスにそのことを打ち明けたそうです。


すると、そのホステスが承諾したことがきっかけで
仲田さんの実践リサーチが始まります。


そのホステスを皮切りに
リサーチの対象は1000人、時間は6年ほどかけたそう。


そんな手間暇をかけて作り上げたのが、

本物の乳首と質感が近く、
日本初のキャップと吸い口のゴムが分離された
現在では主流になっている哺乳瓶です。

日本赤十字社の医師にも認められ、徐々に認知を拡大していき、
今では仲田さんが創業した会社は国内シェア80%の企業に成長しました。



この話を読んでたときは驚きの連続でしたね。

『え、そんな発想になる?』
『え、ナンパみたいに声かけたの?』
『え、1000人も吸ったの?』
『え、6年かかったの?やばすぎ。』

本当にこんな感じ。


仲田さんの行動力にはマジで脱帽ですね。


やっぱりそれだけの行動ができたのは
決意の固さだったり、やり切る力がマジですごいのかなと。


ビジネスでも顧客リサーチは大事と言われますが、
なかなか地味で前に進んでる感じがしないので
重要だと思ってない人が多いんですよね。


でも、仲田さんぐらいリサーチを作れば
「どんな商品を作ればいいか?」なんて
分かり切ってる状態です。


この状態で商品を作ったり、マーケの導線考えれば
成功確率をめちゃくちゃ引き上げることだって出来るんです。


地味に感じられがちなリサーチですが、
仲田さんの行動力を知って
僕もいろいろ考えさせられましたね。


調子乗らず頑張ります。


今回はこんな感じで。



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