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未経験からWebプランナーをやることになったお話_テスター編

akippa株式会社でWebプランナーをしている谷口です!
今回は、テスト業務についてお伝えしようと思います。

Webプランナーとしてさまざまなタスクを担当する中で、つい先日akippaプロダクトに関するとあるテストに携わる機会があり、そこから感じたこと、学びを得たことをお届けしようと思います。

初めてのテスト業務

バグ探し開始


テスト?項目書の指示に従ってやる単純作業系やろ
不具合見つからんといいなー

こう思いながら、spotifyでOasisを流して作業に取り掛かります。
正直言うと、半分休憩くらいに思っていました。
(テスターの皆さま本当に申し訳ありません)

しかし実際にテスト対象の画面と項目書を行き来しながら作業を始めると
もう、ひたすら緻密、緻密アンド緻密

作業開始10分後、これは集中せなあかん。ということで「Morning Glory」の歌い出しでspotifyを閉じます。

例えば、プルダウン選択はもちろん全てのパターンで実行し、その先の画面でさらに条件分岐していきます。その中で少しでもおかしな挙動が確認できたら、一つ前の条件分岐の箇所まで戻って、他の選択肢を選んだ先の画面で同じような不具合が起こらないかを確かめます。

その画面の全ページ、全選択肢、あらゆる組み合わせの挙動を網羅して確認を進め、特に決済やクーポンなどお金に関わる部分で不具合を出してしまっては洒落にならないので、集中力を切らさないように作業を続けます。

テスト≠バグ探し

そんな中、集中力を一気に削がれるタイミングがありました。
"読み込みが超絶遅いページ"に遭遇した時です。

あ、もう、やーーーめた

と本気で思いました。
どうやら選択肢によっては、DBからデータを引っ張ってくるのに信じられない時間がかかるものがあるようです。

そして、気づいたこと。
これ、他部署が普段の業務でゴリゴリ使ってるページやん。
しかも緊急度が高い問い合わせ対応で使うことが多いものです。

普段の業務で実際にこの画面を使っている部署の方々の気持ちに、恥ずかしながら初めてきちんと触れることができました。

作業を進めるにつれてだんだんとテスト業務にも慣れてくると、上ほどは酷くなくとも「これこうした方が使いやすくなるんちゃうかな」という気づきが増えてきます。

すべての作業を終えるころには、テスト業務は単なるバグ探しではない、と感じていました。

テストから得た"ユーザー目線"

今回は社内向けの管理システムのテストに携わりましたが、これがユーザーさんの触れるフロント部分のテストであれば、その体験や気持ちを今よりももっと理解することができるはずです。

「ユーザー目線で物事を考える」
弊社PdMの井上が以前から僕に口酸っぱく伝えていたことの本質が、テスト業務を通じてようやくきちんと理解でき始めた気がします。

もちろん、これまでもそのイメージは持ってはいたのですが、それを実現するための具体的な方法がわからず、どこかぼんやりしていました。

これまでに比べて今では
「使いやすくするためにはここをこう変えたらいいんちゃうかな?」
といった具合で、より解像度高く考えることができるようになったと感じています。

終わりに

テストの本来の目的は「自社サービスの品質を向上させること」です。

ですが僕にとっては、不具合を未然に防げたことよりも、自社サービスの仕組みとそれを使う人たちの気持ちに対する理解が深まったことの方が、大きな成果でした。

これからもその学びを活かして、プロダクト改善という形できちんとアウトプットしていきたいと思います。

今回は、テスト業務を通してそこから感じたこと、学びを得たことについて書かせていただました。次回以降も、プランナー業務をこなしていく中で、実際に起こったこと感じたことをベースにお伝えさせていただければと思います!

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