THINK100回 EXILEの橘ケンチさんとの対談を公開しました。
謙虚であることの大切さを、いつもケンチさんから学んでいます。https://www.youtube.com/channel/UCGFjrRhPnX2pkKd3Imo52qg
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100回目の記念として、来年ぼくたちのオフィスが移転するビルの解体がおわった現場で行われました。
THINKのはじまりは、なにもない場所で、歌を歌えばライブハウスに、料理をふるまえばレストランに、髪を切れば美容院にと、最小限の行為で空間を変化させる実験の場としてはじめました。

僕たちは、設計という”つくる”ことを仕事にしおていますが、本当につくるということを改めて考えるための時間でもありました。
美容院を依頼されて、当たり前のように鏡を配置してしまうこと、レストランを依頼されて、当たり前のように厨房設備をいれてしまうこと、ギャラリーを依頼されて、自然と白い壁をつくろうとしてしまうこと、それらの全ては正解であると同時に、正解になりはじめた瞬間が過去にはあったはずです。
その瞬間に立ち会うためには、改めてそれらの用途の始まりについて考えること、つまり行為によって空間が提議されているということを自ら体験することで、つくることの意味を深く考えたい思いのあらわれでした。

現代という情報がありふれて、選ぶことが容易な時代だからこそ、原初に立ち返り、考えることの意味、場の提議を考えながら、設計活動に取り組み、そして多様なジャンルの方々の思考を共有する事で、文化について考え、文化をつくることについて考えて行きたいと強く思います。
9年という時間は、広島まで来て下さったゲストの皆様、運営をしてくれているスタッフ、広島だけでなく遠方からも足を運んでくださる皆様、そのどれかが欠けても成立しない場です。

2020年夏頃には新たな場へとうつり、より多様な経験の場としてTHINKという場をつくっていきたいと思います。

新年の1月31日、はじめのゲストは編集者であり占い師でもある青木良文さんをゲストに迎え、2020年の向かうべき方向を
みなさまと一緒にシェアしたいと思います。
ぜひ今後ともTHINKを宜しく御願いします。