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日本が第二の台湾になる日。全人代に民族衣裳で参加の少数民族に見る中国の怖いプロ植民地政策 谷崎光のインサイド・アジア

(写真は私が撮影の雲南省のお役員たち。だいたいこういう衣装のまま全人代に参加する)


さて、全人代の季節である。
全人代(全国人民代表大会)はようは中国各地から代表が参加して様々なことを決めたり発表する会議である。中国の国会とも言われるが、代表も問題も発表内容も事実上共産党が勝手に決めているので、民主主義国の議会とはまったく別物である。

中国は憲法もあるし法廷もあるが、

基本的に『共産党が法律』。制度的にも党を法律の上に置いてます。

(皆さん、民主主義国家では憲法って国民ではなく、国家権力を見張るための存在って知ってました? 憲法を守る義務があるのは天皇や政府や国会議員や公務員で、一般の私たちじゃないんですよ(99条)。中国はつまりその権力監視がない)

今回、この全人代後に大きな政変が起きるとか噂になっているが、私はかねてから、参加する少数民族の方々に注目していた。なんといっても民族衣裳で参加するから目立つのである。

そう、彼、彼女たちはそれが一番重要なお仕事。後述するが、台湾代表、チベット代表(人民からすれば偽物)もいる。

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