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能登半島被災地報道で初めて見た"日本人"の良さと闇 

(写真は北京日報のTiktokより。中国は1月4日にはCCTVが現地の被災地中心にドローンを飛ばし非常に詳しい映像を撮り報道をしていた)



まずは今回 震災の被害に遭われました 能登半島の方々に心からお見舞い申し上げます。


報道を見ていて倒壊した石川県の民家が立派で驚いた。

大阪でも文化財になるような木造建築は残っているが、ようは昔のオフィス兼社長家族と従業員の住居である。
「でっちが早飯、早○○」を要求される場所で、ああいう梁の太い、どしっとした風情はない。もっと 何をやるにも急かされるイメージ。
また京都は家自体がもっと隠微でイケズ(きれいけどね)。

で、震災の能登半島では人々が個人の家で暮らせる地域でもわざわざ集まって一緒にいたりする。
駐在員もそうだったよな……。

ビニールハウス! の避難所も生活の知恵が色々あるのにも驚いた。

一方でTVにいかにも地元の顔役という人が出て来ていろいろ説明している。
が、100%男性である。大阪だと、人間の階級はオカンが最上級なのでおばちゃんが答える。

また皆さんと同じく自衛隊の徒歩による物資の運搬にも涙したのだが、

(でもあんなに簡単に人の行き来や情報が遮断されるのか……)。

たぶんこちらが本当の、マジョリティの日本である。


タワマン文学!など、昔から最近まで田舎から都会に出てきた人々の話は日本によくある。しかしその逆は意外と少ない。
”坊ちゃん”ぐらいか。
なぜならば大阪市内で育つと、その逆方向、つまり大阪に地方から出てきた人々というのは基本、見えません。東京も同じだと思う。

大変申し訳ないが、本当に存在が見えないのである。

これ自分が大学の時に上京していたら、逆にその純・東京人から”見えない人々”になっていただろう。そしてもっと日本が早く理解できかもしれない。しかし、

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