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教員を目指す塾生と綴るブログ教材ーVUCAな時代と〈学力〉形成【協働編】ー

前回投稿したブログ「教員を目指す塾生と綴るブログ教材ーVUCAな時代と〈学力〉形成【塾生編】ー」の続編である。

当私塾で指導を継続するさくら先生の論述は如何様に変化したのか? 凝り様が半端ないのだが,【理論編】として未完の草稿を掲載しておきたい。

【仮題】VUCAな時代と〈学力〉形成

急速な情報化・国際化の進展により,生活が便利になる一方で,身の回りに生起する諸問題が複雑化・難化・多様化した。将来の予測が困難なVUCAな時代を迎えたのだ。それは人生100年と呼ばれる時代の幕開けであり,恒常的に資質・能力を高め続け,他者と協力・協働し,未だ見出せずにいる問題を発見・解決していく時代なのである。こうした時代は私たち一人一人に自己と正対することを希求する。それは二元論の超越を物語る。「できる/できない」の二項対立を超克し,「何ができるか」と対立した二項を止揚する一元論的な世界観こそが,VUCAな時代を乗り切るエピステーメーだと語るのだ。

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