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④恋愛経験なしのオタク30歳↑の婚活 そもそも「コミュ力」ってなに?

『サブカル婚活先生』タンクガールです。
結婚相談所業界最大手のIBJ加盟店を運営する本職の婚活アドバイザーで、特にオタク(サブカル好き)の婚活のお手伝いを得意としてます。
私自身もデブ、ダサい、オタク、対異性コミュ障の四重苦を抱えていましたが、必死の努力で乗り越え、無事に婚活を成功させることができました。
その時得た経験とノウハウを生かし、同じような悩みを抱えるサブカル好き婚活者と、同じ目線に立ったサポートで着実な成果を挙げています。

しばらくの間、「恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのか」をメインテーマに語っていきたいと思います。

今回が第4回目です。
もしまだの方は以下からどうぞ

初回

第2回


第3回


このNOTEではしばらく恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのかをメインテーマに、アドバイスをしていきたいと思うます。

これまで婚活は婚活における個々の戦闘力(婚活市場価値)を構成する代表的なパラメータをRPGになぞらえて解説してきました。
その内訳は

  • 見た目(先天的な容姿だけでなく清潔感やトレンド感など)

  • 年齢(若さ)

  • コミュ力

  • 経済力(職業)

  • 居住地(相手居住地との距離)

です。
これを上から順番に解説し、見た目のブーストの仕方や、年齢(若さ)の上手な使い方などをお伝えしてきました。

順番通り今回はコミュ力について詳しく解説していきたいと思います。

コミュ力の正体

突然ですがコミュ力ってなんでしょう?

「俺、コミュ力ないチー牛だからな…」「わたしはコミュ障ですから」などと自分のことを卑下する恋愛経験のないオタクは星の数ほどいます。

そもそもコミュ力とはどのような能力でしょう。

コミュ力とは何かというと、相手から見た自分の立ち位置と相手が自分に抱いている感情を正確に理解する能力。少し付け加えるなら、理解した相手の感情に即した最適なコミュニケーションを選択できる能力。婚活の場合は、対異性のコミュ力が重視されます。

わかり易い例を挙げると

知り合ったばかりの頃、適度な距離を保ちつつ、仲良くなるにつれて気楽な言葉遣いを変えたり、手をつないだりなど、段階的に接し方を変えていき、交際へ発展へ…。

といったものが最たるものです。

逆に知り合ったばかりなのに、自意識過剰でタメ口や名前呼びなど馴れ馴れしい態度を取ったり、ボディタッチ(手を繋ぐ)なんてもっての外でまず嫌われます。

逆に自己肯定感が低すぎて、「嫌われるのが怖い」と適切な行動を取らないと、交際へと発展しません。

自分を過不足なく評価することができ、相手から常に発せられるサインを見逃さず、正確に読み取り、適切な行動に移す能力というのがコミュ力の正体といえるでしょう。

他の能力を生かすも殺すもコミュ力次第

これまでの回と同じく、コミュ力もRPGに当てはめて、キャラクターの強さを構成するパラメーター的な要素として語りたいのですが、コミュ力は、ゲーム上で数値化されるパラメーターの中では命中率などを司るDEX(器用さ)に近い側面はあるものの、どちらかと言えば、プレイヤースキルの領域といってよいかもしれません。

どれだけキャラの攻撃力が高くても、当たらなければ敵は倒せません。
それ以前に、凄く強いキャラを動かしていても、ゲームシステムへの理解が浅く、操作が上手くない人だと思うような戦果が出づらいこともあります。
逆に、キャラが弱くても、ゲームシステムをしっかり理解し、巧みな操作ができるプレイヤーは、通常では難しい強敵にも勝つことが可能だったりします。

他のパラメーターを生かすも殺すも、コミュ力次第といえるかもしれません


コミュ力を磨くには実践あるのみ

コミュ力は性格、話術、容姿などの先天的に持っている能力と、環境や経験などで磨かれた後天的な要素で構成されます。

後天的な要素があるということは伸びしろがあるということです。

そのために必要不可欠なのが実践です。
最初からうまく異性に接することができる人なんてほとんどいないからです

例えば、自分の母親や姉や妹などと普段から接していても異性である以前に家族なので、実戦経験を積んだことにはなりません。
彼女たちはあなたの良い部分と悪い部分などの人間性を全て理解した上で、コミュニケーションを取ってくれるからです。
ここでお話していくコミュ力とは、自分の人間性を異性にうまく伝える能力とも言い換えることができます

異性とコミュニケーションを取ろうと、試行錯誤の末に行動したけれど、失敗して恥をかいたり、チャンスを逃して悔しい思いをすることが実践の代表格です。
もちろん、上手くいった時の成功体験も同様です。

失敗の具体例を挙げると…
異性とうまく話せないため、仲良くなれないまま自然消滅。
TPOを弁えないLINEを送ったせいで返信が来なくなってしまった。
といったところでしょうか。

今ではここで腕組み後方先生ヅラしている私ですが、自分の婚活を思い返すと恥ずかしいことばかりです。
時には相手に迷惑をかけ、不快な思いをさせてしまうなど一通りの失敗を全てしました。
つまり婚活でコミュ力不足に苦しんだ人間の一人ということです。
だからこそ、皆様に伝えられることがあると思っています。

コミュ力が低い人ほどテクニックでなんとかしようとする

大抵のコミュ力に自信のない人は、自覚があるのでなんとか改善を試みます。
ネット記事や本などから「異性に好かれるテクニック」を学ぶことなどがその最たるものでしょう。

異性に好かれるテクニックの中で最も有名なのが、気になる相手とLINEをしている時、わざと返信を遅らせるというものです。
毎日マメにLINEをくれていた人から急に来なくなるので「なんでだろ…」と気になってしまい、関係が好転していくきっかけになるという理屈です。
多くの人が一度は試したことがあるのではないでしょうか。
でも、試したことある大部分の人が失敗に終わったはずです。

その理由は至って簡単。
効果のある相手に効果的なタイミングでテクニックを使えていないからです。

気にもなっていない人からのLINEが来るのが多少遅くなったからってなんの意味もありません。
思ったような反応が相手から得られないばかりか、逆に自分のペースが乱れて自滅しやすくなるだけ。

ゲームに例えると、どれだけ強力な攻撃でも届かない距離から放ったり、レジストされる状態の相手に放ったところでダメージが出るわけないですよね
それどころか大きな隙を晒したり、MPなどのリソース消費が激しい技なら自ずと敗北に繋がってしまいます。
しかし、これは技が弱いのではなく、適切な使い方ができないプレイヤーが弱いだけということは理解して頂けるはず。
コミュ力がプレイヤースキルに近い領域だと先述した根拠もここです。

つまり、コミュ力が低い人が小手先のテクニックで大逆転を狙ったところで、ほとんどうまくいく訳がないのです。

実践は「適度な距離感」を身につけるためにある

「テクニックを身につけることを否定されたらどうすればいいのか分からない」と嘆く人もいるかもしれません。
しかし、コミュ力が低い人がやるべきことはもっと基本的なことです。

その中でも、マストなのが「異性を不快にさせない適切な距離感を身につける」です。


・知り合ったばかりなのにタメ口で馴れ馴れしく接したり、しつこくLINEを送る。
・逆に何回も会っているのに、関係が壊れるのを恐れる余り距離を詰められない。
・リアクションがいちいち重い(過剰な行為に相手がドン引きする)
このような状態では、掴めるはずのご縁も逃してしまいます。

コミュ力を磨くためには実践が必要というお話をしたのも、ここに繋がってきます。

異性と知り合った時、なんとかお付き合いに繋げたいと必死になるが故に大逆転を狙ってテクニックに走ってしまうのですが(私もそうでした…)
コミュ力に自信がないのであれば、浮き足立たず、さりとて慎重になりすぎず、「適度な距離感」というものを意識してください。

自分で考えて、必死に試しても最初はまず失敗します。
でも、それでいいんです。
負けた時の苦しみや悲しみを噛み締めながら、何がいけなかったのかを冷静に分析して、次に繋げていけばいいんですから。
経験を経験値に変えてレベルアップしていきましょう。
実践を繰り返せば「適度な距離感」を取るスキルは自然と磨かれていきます。

スラムダンクの名シーンに「負けたことがあるというのが、いつか大きな財産になる」というセリフが出てきますがまさにその通りだと思います。

ただし、一人では自分の何がいけなかったのかを正確に分析するのは難しく、成長に時間がかかってしまう場合があります。

ちなみにこういった状況の際に、客観的なアドバイスをし、効率的な成長をお手伝いするのが我々婚活アドバイザーです。
パーティーに入れると獲得経験値が倍増するアビリティを持った仲間キャラ(有料DLC)みたいな存在と思ってください。

「適度な距離感」を身につける実践を重ねる際に有効な心構えを伝授します。
それは以下です。

この世の半分は異性。
目の前の人と上手くいかなくても、他の異性なんて山ほどいる。
その中には自分の魅力を理解してくれる人は必ずいる。

この心構えの要旨を解説すると必死になりすぎないということです

異性との交際経験がない人ほど、自分が好意を抱く異性と出会うと「この人しかいない」と思い込んでしまい、必死になりがちです。
しかし、それがコミュニケーションに悪影響を与え、重い言葉や過剰な頻度での連絡、空気の読めない行動が相手にとって負担となり、関係を崩壊させます。
自分は一途な思いを抱いているつもりでも、「相手に重い」と思われたら負けということです。
だから、心に余裕を持って適度な距離感を保つことが重要なのです。

浮気症の人ほどモテるのは分かりやすい例で、彼らは先ほどの心構えを理解し、実践しているため、コミュニケーションが重くないから異性に好かれやすいのです。

しかし、決して、投げやりに接するのではなく、目の前のご縁を引き寄せようとする努力は大切です。
他に異性なんて山ほどいると思えば、ダメだった時の引き際も良くなるため、自ずと心の立ち直りも速くなります。
自分の魅力を理解してくれない人にこだわるよりも、自分の魅力を理解してくれる人と知り合う方が遥かに大切なのですから。

婚活に勝つにはテクニックよりも「魔法の言葉」

私は適度な距離感をある程度身につけさえすれば、恋愛と違って、婚活にテクニックなんか必要ないと思っています。

その理由はとても簡単です。
適切な距離感とタイミングで相手に伝えれば、勝利が近づく魔法の言葉があるからです。
それは…

あなたと真剣なお付き合いをしたい(結婚を前提にしたお付き合いがしたい)

です。
結婚する意思がある30歳↑の異性に伝えれば、かなりの効果を発揮します。
人生でそう何回も言われる言葉ではないからです。
場合によっては、一気に戦況がひっくり返ることすらあります。
これは男性に限った話ではなく、女性でも同じです。
女性も必要があれば自分から伝えるべきです。

余りいい例えではありませんが、結婚詐欺師も十中八九この言葉で相手を揺さぶります。
それくらい強力な言葉ということです。
ゲームであれば間違いなくナーフ必須の強ムーブと言えるでしょう。

この魔法の言葉をベストなタイミングで自信を持って伝えられるかどうかが婚活で求められるコミュ力の全てだと言えるでしょう。

婚活と恋愛は似て非なるもの

恋愛は何人のどのような人と付き合ったかモテ度(交際人数)を誇る側面が強いです。
一方、婚活はたった一人の異性からOKさえ得られれば勝ち抜けられます。
混同されがちですが両者は似て非なるものと言えます。
より強い対戦相手を倒すという目標に向かってエンドレスな研鑽を続ける対戦格闘ゲームと、キチンと手順を踏んでいけばエンディングを迎えクリアできるアクションゲームくらいジャンルが違います。
当然、両者の戦い方にも大きな差が出るし、求められるコミュ力のレベルも違うのは当然と言えるのですが、それを理解していない人がほとんどです。
当然、後者の方がコミュ力が高くない人でも勝てる可能性が高いということです。
恋愛弱者であっても婚活の勝者になれるということです。

この事実は、これまで語ってきた「恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのかというメインテーマ」の根幹にも繋がっていきます。

恋愛経験なしのオタク30歳↑でもコミュ力(適度な距離感を保つ術)さえ身につけたら、あとは結婚したいと思っている人と効率的に出会える環境に身を投じれば十分勝負できるということです。

異性と出会える環境について解説

直接的にコミュ力の話とは関係ありませんが、大事なことなので、最後に異性と出会える環境の各婚活サービスについて解説しておきます。

今や異性との出会いの主役に躍り出ているのがマッチングアプリですが、魅力は何といっても手軽さ。アプリをDLして登録すれば利用できます。
ただし、婚活で利用する場合は、恋活や肉体関係目的の人などが多分に混じっていたり、二股など多重交際に巻き込まれる可能性や、プロフィールに記載されている年収、職業などの情報に虚偽がある可能性を理解することが大切です。
そして数あるアプリの中から、できるだけ結婚したい人が多く集まっているアプリを利用すべきでしょう。
しかし、マッチングしたからといって確実に会えるわけではなく、メッセージのやり取りで失敗したり、会う約束をした当日すっぽかされることだって珍しくないです。
うまく利用するために、要求されるコミュ力がそれなりに高いのも特徴です。

次に身近な婚活方である婚活パーティーであれば、男女共に参加費がそれなりの額に設定されているものを選びましょう。
良くある女性の参加費が無料や極端に低いものは総じて参加者の本気度が低く、最悪の場合はサクラが混じっている可能性もあるためお勧めはしません。
女性が参加するにしても、そういったタイプのパーティーは避けた方が良いです。
支払った代償に比例して自分のモチベーションも変動するからです。500円や1000円程度しか払ってない人が本気を出せるわけがなく、時間の無駄になる可能性が高いです。
アプリと違って、確実に異性と出会えて話ができるところが長所ですが、短い時間で自分を上手に売り込めるコミュ力と、同じ回に参加した同性の中に自分より優れた人がいた場合、見比べられて「当たり負け」することも日常茶飯事です。

最後は結婚相談所。入会するためには高い入会金や月会費を払うだけでなく、独身証明書や年収を証明する書類の提出が必須など身分証明が厳しいにも関わらず、婚活がしたいという人ばかりが登録しているので、利用者の本気度で言えば、先述の二つよりも遥かに高いです。
マッチングさえすれば、事前のややこしいメッセージのやり取りなどをする必要がなく確実に出会えて、一対一でゆっくりと話せるチャンスが得られます。
また、交際についてのルールも厳格で成婚するまで肉体関係は禁止だったり、交際期間がズルズルと伸びないよう数ヶ月で結婚の約束をする「成婚」するかどうかを判断しなければなりません。
そして成婚して退会するためには男女共に20万円以上のお金がかかることが一般的なので、生半可な気持ちで相手を選ぶこともあり得ません。
出会いを提供するだけでなく、スムーズに交際が深められるようサポートが受けられるので、アプリや婚活パーティーと比べると、コミュ力がそれほど高くない人でも戦い易い環境は整っています。

どれにも長所と短所があり、一概にどれが優れているなんてことはありません。

前回、婚活の極意は若さのマネージメントというお話をしました。
コミュ力が高くない人が、マッチングアプリや婚活パーティーは恋愛強者に有利な環境で、交際経験がなくコミュ力が高くない人が結婚に至るまでには、それなりの時間が必要になる可能性があることは頭の片隅に入れておくことが必要です。

ちなみに私は婚活サービスは利用せず、知人や友人からの紹介をメインにしていました。
そのために知人や友人に婚活していることを恥ずかしがらずに伝え、彼らとのコミュニケーションを密に取るように心がけていました。
そして、彼らの周りにいる女性を紹介してもいいと思われる自分でいるため、容姿を整えたり、礼を欠かさないなどの努力を欠かしませんでした。
要するに自分の営業活動を常に行なっていたわけです。
それでなんとか妻と出会うことができましたが、結婚に至るまでトータルの婚活期間は5年。
具体的には30歳で婚活を初めて35歳になっていました。
思い返せば、手探りでかなり効率の悪い婚活をしていましたが、私も対異性のコミュ力が高くなかったので紆余曲折を重ねながら成長するために必要な期間だったと納得しています。

男女共に若さは婚活最強の武器になります。
若いほど効率の良い婚活がし易いです。
結果が出ない婚活サービスを利用するだけで「婚活しているつもり」になって、いたずらに時を過ごせば、あっという間に若さは失われます。
自分のコミュ力や婚活に費やすことができる時間に応じて最適の婚活サービス選択することも結婚の成否を分ける要因となると言えます。

以上、長くなってしまいましたが、コミュ力についてのお話でした。

もし少しでもためになったと思われる方はスキもお願いします。
モチベーションが爆上がりします。
前回から少し時間が空いてしまいしたが、今年もボチボチ更新していくので今後ともよろしくお願いいたします。

また次回お会いしましょう!

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