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非モテオタク(現結婚相談所アドバイザー)が結婚するまでの道のり③

『サブカル婚活先生』タンクガールです。
結婚相談所業界最大手のIBJ加盟店を運営する本職の婚活アドバイザーで、特にオタク(サブカル好き)の婚活のお手伝いを得意としてます。
私自身もデブ、ダサい、オタク、対異性コミュ障の四重苦を抱えていましたが、必死の努力で乗り越え、無事に婚活を成功させることができました。
その時得た経験とノウハウを生かし、同じような悩みを抱えるサブカル好き婚活者と、同じ目線に立ったサポートで着実な成果を挙げています。
これまでの記事は以下からどうぞ

https://note.com/tankgirl_subcal4/m/m78028589aaec

初回前回に引き続き、現在婚活アドバイザーとして働いている私自身が結婚するまでの道のりを語っていく話も今回がフィナーレ。
もしこれまでのお話を読むのがまだの方は上記リンクからお読みください。

前回までのあらすじ
30歳の頃に本気で婚活を始めたタンクガールだったが想像以上に辛い道のり。婚活に行き詰り、闇落ち寸前だったところを二人の男女に救われ、婚活に必要な心構えやスキルを教わり、着実に成長。トライアンドエラーを繰り返すうちに、なんとモテ期が訪れるのであった。

「一生に一度はモテ期が来る」という言葉には隠された枕詞

「一生のうち、一度はモテ期が訪れる」。
誰もが耳にしたことある言葉だと思います。
しかし、「自分には来ないよ!!」と存在を疑う人も多いと思います。
かくいう私もそうでした。

しかし、32歳頃、なんと私にもモテ期が訪れました。
前回お話をした百戦錬磨の男友達からは、様々なモテる男の心構えなどを学び、親友といえるくらい仲の良い女友達からは、対異性コミュニケーション力などを学びました。二人ともオシャレなので自然と、見た目もより洗練されました。

どんな婚活を実践したかは後述しますが、トライアンドエラーを繰り返す中で、ある時を境に、それまでの連戦連敗がウソのように出会う女性たちからOKをもらえるようになったのです。
更に、お付き合いをした以外の女性からも好意を向けられる機会が増えました。

その面々も、これまで付き合ったオタク女性ではなく、非オタの女性に移り変わっていきました

イメージがわき易いかもしれないので実際にお付き合いした女性の一部を挙げると、美容師やアパレル店員など、傍目からも華やかな方が増えました。
非オタの女性と話しても、自分の良さを伝えられるようになり、心の余裕もあるのでコミュニケーションも以前と比べ物にならないくらい上手くなりました。

そのほか、周囲にいる女友達から好意を感じたり、中には年上の人妻にアプローチをかけられたこともあります(当然やましい関係にはなってません)

この時期に今の奥さんと出会い、お付き合いが始まりました。

「一生のうち、一度はモテ期が訪れる」という言葉は正確には、

「(然るべき努力をした人間の)一生のうち、一度はモテ期が訪れる」。

隠された枕詞があると実感しました。
容姿や性格など生まれながらの能力差はあるものの、私のような四重苦を抱えた状態からでも然るべき努力を重ねれば、モテ期が訪れたこともそれを証明してるでしょう。

ただ、恋愛や婚活の仕方は学校などで教わらないので、然るべき努力というものが分からない人がほとんどなのが実情。
私のように友達から然るべき努力の仕方を学ばせてもらえたのは本当に幸運と言っても良いでしょう。

どう努力をすれば分からないと困っている人をなんとかしてあげたいという思いも、婚活アドバイザーとしtw原動力にもなっています。

モテない人の一途は百害あって一利なし

少し余談にはなりますが、モテるというのはどのような状態であるかをお伝えします。
飽くまで私見ですが、

正確に相手の気持ちがわかる状態。

だと思います。

自分が勝てる相手と勝てない相手の範囲も大体わかるので、勝率の高い勝負を展開できるようになります。
相手が自分のことを好きだと感じられれば、心に余裕が生まれます。
相手の欲しい言葉(待っている言葉)を伝えたり、してほしいことをしてあげる一方、媚びない姿勢を貫いたり、わざと相手の欲しい言葉を伝えないことで気持ちをより高ぶらせることができます。
逆に現時点で脈のなさそうな相手なら深追いもしないし、「思い続けていたらいつかは…」などと希望的観測にすがって、限りなく可能性の引く相手を思い続けて時間を無駄にすることもありません。
他に自分を評価してくれる相手が必ずいると確信できると、一人の相手に依存することもなく、精神的な余裕が生まれるので好印象を持たれ易くなり、好循環に入れます。

モテないとはこの逆の状態です。
正確に相手の気持ちがわからない。

相手の気持ちが読めず、不用意に突っ走ってしまったり、焦って深追いしがち。また、好かれようとして媚びを売りまくってしまうなど、余裕の無さや必死さが相手に伝わってしまい、「重いなぁ」と敬遠されます。
また、脈の無い相手のことを「この人しかいない」と信じ込み、無駄な時間を過ごしてしまうこともしばしば。
中には、好意すら伝えることなく、「関係を壊したくない」などと言い訳を並べる人もいますが、それは自分が傷つきたくないだけ。
今の関係にある意味で満足し、一緒に未来をつくる気概がない人が付き合えなくて当たり前です。

こういった話をすると「そこまでドライになれない」「一途に思い続けるのが悪いことなのか」と反論をされます。

それに対しては、「自分を評価してくれない人にしがみつくことがあなたの幸せなのですか?」と問いかけ返します。

例えば、就職面接で不採用になったのに「いや、この会社には自分が必要な人材なんだ」と思い続けても意味がありませんよね。
それに人間には相性があるので、相性が合う人を見つけるまで出会いの回転率を上げる必要があります。それぞれのパーソナリティが深く影響する相性の問題は、努力では乗り越えることは困難。運ゲー要素が大きいことを理解するのはとても大事です。

だから私は、モテない人の一途に百害あって一利なしと考えます。
悪循環どころか、自分と相性の良い人を探すための循環すら生まれなくなってしまうからです。

よくアニメやゲームなどの創作物を批判する時に「現実と空想の区別がつかなくなる」だとか「子供に悪影響を与える」といった観点が争点となります。

しかし、もっと現実と空想の区別がつかない人を増やし、社会に明確な悪影響を与えているのは恋愛をテーマにしたドラマや小説などで貴ばれる「報われなくても相手を思い続ける純愛は美しい」という価値観です。

創作物の中では思い続ければ最後に報われたり、報われなくてもそういった行為そのものが美しく描かれ、賛美されます。
世の中の大半の人はモテないため、自己投影が容易なこの価値観に染まりがちです。

でも、現実に目を向ければ、振り向いてくれない相手を思い続けても報われることはほとんどなありません。報われなければ、自己満足以上の幸せを得ることもできません。

純愛至上主義は、幸せをつかむため、勇気を出して行動することを妨げ、不幸な人を生み出す呪いのようにさえ感じられます。

好きな人が出来たら然るべきタイミングでさっさと思いを伝えて、ダメなら次。その時に浮上した課題はクリアして自分を磨き続ける。

モテない人でも、これを繰り返していれば必ずパートナーと出会うチャンスは回ってくると断言できます。

婚活を始めて5年でパートナーと結婚へ!

ここで私の婚活に話を戻します。
先ほども少し話しましたが、モテ期の時にお付き合いすることとなった妻と35歳で結婚をします。
妻とも出会ったのは実際にはモテ期に入る前で、その時は非モテ期。
2回デートに行った後、私は好きだったので気持ちを伝えましたが、交際に発展せずに終わりました。

苦い結果でしたが、そこでは挫けず、より魅力的な自分になることを近いつつ、努力を続けたらモテ期が訪れ、色々な人ともお付き合いをしました。
その後、ひょんなことから再び二人で会う機会が訪れ、お付き合いに発展し結婚に至ったという流れです。
本腰を入れて婚活をして実に5年の月日が流れていました。
長いようで短く、苦しいようで楽しい期間でした。
自分の人生の中で一番頑張ったのは婚活と胸を張れるくらい頑張りました。

ちなみに、メンターを務めてくれた友人二人もそれぞれが幸せな家庭を築き、今でも仲良くしています。
彼らと出会わなければ、きっと私はまだ婚活地獄を彷徨っていたでしょう。

「想いを伝えてダメだったらさっさと次に行け」
と私が口を酸っぱくして言うのは、本当にご縁がある人とは仮に今はダメでも、未来で繋がる可能性もあることを自分が体験しているからです。

他の人と付き合うことで大きく成長もできるので、より魅力的な人間にもなれます。自分が今以上に成長し、お互いのタイミングがかみ合えば、お付き合いできることだって十分あり得ます。
前進と成長無き所に可能性は生まれません。
どうにもならない「無理筋」にしがみつくことの愚かしさをもっと多くの人に伝えたいです。
それは自分で自分の幸せを放棄する行為に他ならないですから…。

私が実践した婚活法紹介

最後に私がどのような婚活法をより具体的にお伝えしましょう。
婚活には出会いが必要です。
しかし、私が婚活をしていた10数年前は今ほど、今ほど世間で婚活というものが盛んではありませんでした。
マッチングアプリは存在せず、ちまたで開かれていた婚活パーティーもどちらかというと多人数型のものが中心です。
そもそも学生時代から合コンというものにあまり縁がなかったし、お酒が得意ではないので、別の方法を模索しました。

そこで、まず私がやったのは、色々なところに顔を出しながら交友関係を広げることです。
例えば、好きなミュージシャン好きが集まるオフ会への参加。
当然、女性も沢山いますが、出会い厨になると嫌われること間違いなしなので、あくまで友達を増やすことに専念しました。
他には、行きつけの服屋の店員さんや、女性のお客さんが集まるエステのオーナーとも仲良くなったりしました。
友人や知人たちの一人向こうには、婚活中の私とちょうど釣り合う年齢層の女性が必ずいます。事実、うちの奥さんは仲の良い店員さんから紹介してもらった同僚です。

友達や知り合いを増やしたら、次にやったのは仲良くなる過程で、自分には結婚願望があって「彼女募集中」ということを恥ずかしがらずに伝えること。その時に意識したのは、友人や知人を紹介しても良いと思われるように見た目だけでなく、普段の振る舞いも気を付けるようにしました。
自分一人で、自分を売り込める範囲に限界があるので、友人や知人に自分の営業を代わりにしてもらおうという作戦です。
必要があればプロフィールと写真も用意して渡しておきました。

そうすると、定期的に色々な人から女性を紹介してもらえるようになり、出会い自体には困らなくなりました。
そこで、これまで学んだことを駆使しながら、トライアンドエラーで経験を重ねていきました。先述の通り、婚活は運ゲーで攻略するためには自分を正当に評価してくれる相手と出会うまで心を折れないように頑張る必要があります。上手くいかなかった時には、出来るだけ早く精神状態を立て直すことを心がけながら、メンター二人にアドバイスやメンタルケアをしてもらうなど助けてもらいました。

一番辛い時期は10連敗を超え、「生まれてきてごめんなさい…」というところまで心が追い込まれたこともありました(笑)
その苦しいフェーズを諦めずに乗り越えたおかげで気付けば、モテ期に入っていたという流れです。

ただ、この話を聞いて自分には「同じことをやるのは無理」だと思った人もいることでしょう。
それは当たり前です。
人によって、向き不向きがあるので、これは飽くまで私が自分に向いている方法を突き詰めたに過ぎません。
「そこまでやらなくてもよかったのでは」と思う人もいるかもしれませんが、私はここまでやって、ようやく結婚できたという実感があります。
それくらい婚活は厳しいものです。
だから、私は努力の仕方が確立され、一般的にノウハウが流布している受験や就活より婚活の方が難しいと実感するのです。

婚活を頑張ろうという人たちも、今はマッチングアプリや婚活パーティーなども盛んなため、自分に合った婚活法を見つけていけばいいと思います。

ただ一人で婚活を成し遂げるのは想像以上に大変です。
私の友人のような優秀なメンターが身近にまずいないからです。
自己流で婚活しても、挫折する人の方が多いのが実情です。
婚活において最も心強い武器で全員に平等に与えられる若さは、失ったら二度と戻ってきません。
一通り自分で婚活を試してみて、行き詰った時は、一度婚活のプロに相談してみても良いかもしれません。
必ず効率よく若さを使える婚活法を提案してくれることでしょう。

私は、ここまで語ってきた通り、誰よりも婚活の苦しさを知る一人として、同じ苦しみを味わう人たちの力になりたいと婚活アドバイザーになりました。

もしどうしたらいいか分からないと悩まれているのであれば、お気軽にご相談頂ければアドバイスもいたしますので遠慮なく。

長くなりましたが、婚活アドバイザーである私の婚活の振り返りはここまでです

もし面白かったと思われた方はスキを押して頂けるとモチベーションが爆上がりします!!
しーゆー




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