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HRマーケティングという考え方

先に言っとくと僕は人事でもなければその道のプロでもない。
ただ、過去に派遣会社や求人広告会社で営業をやっていた時に派遣先にアサインしたスタッフの就業状況や媒体を通した採用活動に向き合いながらも自分自身の働き方について色々と考える事があった。

そこで今回は当時を思い出しながら、現在携わるサブスクリプションモデルのマーケティング部門を担う一人として考え方が重なる部分があるなぁと思ったので書き起こしておこうと思った。

会社にもよるが、基本派遣会社では下記のような流れで派遣スタッフの就業が始まる。

派遣スタッフのアサイン〜就業継続まで


1 営業が取引先から「案件」と言われる仕事を取ってくる。
2 コーディネーターが新規面談や登録スタッフにメールや電話をして、「手配」を行う。
3 その後実際に案件を取ってきた営業と手配されたスタッフの人が面談か電話で話し、お互いに大丈夫そうと思えば派遣先企業の人と「顔合わせ」の日程を調整する。
4 派遣先企業の担当者と「顔合わせ」という名の面談を行い、双方問題なければ晴れて就業開始となる。

それから働き出すのだが、そこからが本番とも言える。
案件にもよるが就業後は下記のような取り組みが必要になる。

5 就業開始したスタッフのフォローを行う。(思ってたのと違う的なミスマッチが生じていないか、職場環境は問題ないか、現場での人間関係は上手くいっているか、などなど)
6 就業が継続すれば今度はいかにして派遣先での仕事のパフォーマンスを上げてもらうかスタッフと話し合いながら派遣先には時給を上げる交渉をしてみたりする。
7 6までいけば良い方で、この状態だとスタッフも仕事に対して意欲的でロイヤリティが高かったりする。が、油断大敵で「派遣元と派遣先とスタッフ」の三者の関係を良好状態にキープし続ける必要があるしその為に「派遣先とスタッフ」双方とコミュニケーションを取り互いへのフォローは忘れない。
8 最後は派遣先から社員にしたいと相談がきたり、場合によっては引き抜きがあったりもする。

1〜8まで書いたけど業界によって下記のような感じになると思う。

・求人広告は4まで
・SESは基本4まで(会社によっては帰社日が決まっていて5や6もしている所もあると思う)
・派遣 / 紹介予定派遣は8まで
・人材紹介は8まで(派遣期間はないけど継続率に応じた返還規定があるから就業後のフォローはすると思う)

これら1〜8をマーケティングに置き換えて考えると…

1  「営業」→「広告や広報」
2 「手配」→「営業やインサイドセールス」
3 「顔合わせ」→「ウェビナーや相談会」
4 「就業開始」→「契約開始」
5 「フォロー」→「カスタマーサクセス」(リテンション)
6 「パフォーマンス向上と単価交渉」→「アップセル / クロスセル」
7 「関係深堀り」→「ロイヤリティ顧客へ」(エンゲージメント)
8 「派遣先就職」→「エバンジェリスト / コミュニティ」(リファラル)

と、捉える事ができるのではないかと思ったのだ。
正解、不正解とかではなく単純に僕が「HRとマーケティング」って扱うものが「人か商品か」の違いであって取り組み自体は似ているのではないかなぁと思ったという話。

結局何が言いたいかというと

1 HRとマーケティングって畑が違うように思えるけどひょっとしたらそれぞれの垣根を超えてキャリアをまたぐ事ができるんじゃないのかなぁ。
(どちらかの経験があれば違う方の職種に転職できるみたいな。多分既にそうなっているのかな)
2 あとはマルケトみたいなツールがHR業界にあっても良いなぁと思った。多分採用管理ツールとしてあるのだろうけど。
(採用候補者だった人達に対してやれそうなポストが空けば再度メール送るとか、本採用ではないけど副業でやってみない?的な話が気軽にできる仕組みがあれば面白いのかな)

最後に

それぞれの業界の人やその道のプロに言わせたらとてもお門違いな事言っているかもしれないんだけど、なんとなく思考を整理する意味で書き綴ってみた。なんかごめんなさい…。


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