ママの笑顔が一番/坪井綾子

現在 海外補習校勤務。 2人の子供のお母さん卒業。今、一番大事に思うことは<お母さんが…

ママの笑顔が一番/坪井綾子

現在 海外補習校勤務。 2人の子供のお母さん卒業。今、一番大事に思うことは<お母さんが笑顔でいること>ママが楽しく子育てできるお手伝いがしたい。気がつけば教師歴30余年。小学校正教員、塾講師、インターナショナルスクール 海外大学日本語講師、海外日本人学校、海外日本語補習校など。

最近の記事

「トイレに行きたい」って言える?

4月から初めて小学校に入学するお子さんたち、今まさに、わくわくどきどきですよね。そして、子供以上に不安と期待でいっぱいなのは、もしかしたらママたちの方かもしれませんね。  「うちの子、まだ平仮名全部覚えてないのよ」「足し算、引き算も少し勉強しておいた方がいいとは思うんだけど」  そんな声も聞こえてきそうです。  平仮名や計算よりも大切なものがあります。 小学校に入学するまでに、これだけは。  小学校勤務30年、とくに1、2年生の担任を多くしてきた私が、「何より大切」と、

    • 子どもの となりで

      価値観が多様化する今 どんな子育てをしたらいいの? 時代は どんどん変わっていて コロナの前と後だけでも 急速に 進化している。 私たちが 子供のときになかった職業がどんどん増え 今ある仕事すら  いつまで存在するのかわからない不透明な未来。 「勉強さえ 頑張っていれば いいんだよ」 「有名な難関校に入れば この先安泰だよ」 そんなこと言えない時代。 誰もが幸せになれるゴールなんて わからない。 「こうすればいいよ」と  私たち大人が 子供たちに 明確なゴールを示

      • 【読書感想文】(科学編)研究者誕生の瞬間

        読書感想文と聞くと、物語(小説)の感想というイメージが強いのですが、実は、科学的な本の感想文はオススメです。   特に、虫が好き、実験がしてみたいなどというお子さんにぴったりです。 今日は、科学的分野の本の感想文の書き方について、お話しします。 ちょっと大げさに言うと、 研究者(科学者)誕生の瞬間 と、なります。笑 ❶へえー!(驚き) まず、何より1番たいせつなことは、驚きを見つけること。 「へえー、そうだったの!」 「初めて知ったよ!」 「すごーい!」 子供の口からこ

        • 【読書感想文】(物語編) Before Afterを書く

          「うわー、夏休み、あと2週間しかないのに、どうしよう!」 子供達の声が、ここまで聞こえてきそうです。 夏休みの宿題が残っているのね。 その中でも、1番手強いのが「読書感想文」じゃないですか? 「読書感想文」は、日記や生活作文とは全く別物。手伝ってあげようとしても、どう書いていいのかアドバイスの仕方がわからなくて困っているお母様・お父様もいらっしゃるのではないでしょうか。 一人ひとり個別に指導することが必要な感想文の学習は、学校でも一斉指導が難しく、悲しいことですが、1年

        「トイレに行きたい」って言える?

          つぶやきが進める授業

           意見を話すときは、まっすぐ手を挙げて、指名されたら「はい」としっかり返事をしてから椅子をひいて立ち上がり、椅子を机の下にしまってから意見を言いましょう。  みなさんは、先生からこんなふうに教わりましたか? 私が子どものころは、このようなルールがありました。(ちょっと 昔のこと過ぎますか?)  今は こんな時代ではないとは思いますが、私も、同じ意見のときはグー、違う意見はパー、質問は人差し指を出してなどと、発表の約束を決めることはあります。  たくさんの子どもが口々に話

          つぶやきが進める授業

          怖い先生が 先生らしい先生?

          1年のしめくくりの時期が来ました。  私が、いつも恒例にしているのが『先生への手紙』です。成績表を一人ずつ渡すときに、1人3分くらい、頑張ったこと・次の課題にしてほしいことを話すので、その時間に子どもたちに私への手紙を書いてもらうのです。1年間で思い出に残っていること。自分が成長できたと思うこと。そして、先生に言いたいこと。いいことも、そうでないことも書いていいと伝えています。  私は、それを読むのをとても楽しみにしています。次の年を迎える自分へのアドバイスだと思うからで

          怖い先生が 先生らしい先生?

          今いるところから 小さな石を投げ続ける

           ずうっと 投稿をお休みしていました。  その間に教師の仕事に戻りました。理由は、子どもと一緒にいることに幸せを感じるから。そういうふうに言うとかっこつけてるみたいですが、やっぱりそれが理由です。  noteを始めた2年前、何十年間教師という仕事を続けている中で、教育の現状に対して言いたいことがどんどん膨らんできていました。それを発信するには、教師という立場から少し離れた方がいい。現場にいると正直な気持ちを話すのが難しい。あのときは、そう思っていました。だから、仕事を辞め

          今いるところから 小さな石を投げ続ける

          人生最後の食事に食べたいもの

          「人生最後の日に何が食べたいですか?」 と、聞かれたら、 私は迷わず「母の握ったおにぎり」と答えます。 私は、母が握ったおにぎりは、世界一だと信じています。 小学生の頃、私の友だちからも母は、<おにぎり名人>と呼ばれていました。 娘たちが幼いころ、母のおにぎり弁当を持って、いろいろなところへ出かけました。 少し離れた大きな公園はもちろん、遠出をするときは必ず、母はおにぎりとお茶を持って来てくれました。 夫も、野球のボールくらい大きいおにぎりをひとりで7、8個はペロリと食

          人生最後の食事に食べたいもの

          交通事故から自分を守るために 子どもたちに伝えたいこと

          子どもたちが交通事故に巻き込まれるという悲惨な出来事がありました。 自動車が歩道に飛び込んできてしまったら、歩行者はひとたまりもありません。 歩道を歩き、信号を守っていても事故に会ってしまうというこのような不条理な状況から自分を守るには、どうすればいいのでしょう? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小学校でも、交通教室を行っています。 最近の交通教室で、警察の方が子どもたちにおっしゃったことを、ここで紹介したいと思います。 <車道から離れる> (今

          交通事故から自分を守るために 子どもたちに伝えたいこと

          <ドラエモンのポケット>が使えない のび太くん

          「ママの引き出しは、ドラエモンのポケットだね。 明日、学校で使うものが、すぐ出てくるんだもの。」 娘が小学生だった頃、私に言いました。 自分が小学校の教師なので、学校で次に必要になりそうなものが分かっていて、買っておいたり残しておいたりして、引き出しいっぱいに用意してありました。 だから、「これほしい」と言われたもののほとんどが、即座に出てきました。 当時は、「お母さん、すごい!」と、子どもに言われることが単純に嬉しかったのです。 子どものためだと思って私がしていたことが

          <ドラエモンのポケット>が使えない のび太くん

          <むぎゅっとタイム>は いかかが?

          <むぎゅっとタイム>って? 「それ何?」って、思いますよね。 そうです。 子どもたちを<むぎゅっと抱きしめる時間>です。 「さようなら。」 と、帰りの挨拶をした後、むぎゅっとしてほしい子どもが教室に残って私の前に1列に並びます。 私は、順番に 「今日は 手をあげて発表できたね。」 「ドッジボールで ボールがキャッチできたね。」 と、一人ひとりに声をかけながら<むぎゅっと>抱きしめるのです。 手を広げた私の腕の中に、子どもがゆったりもたれかかってきて。 私の胸に 温かいぬ

          <むぎゅっとタイム>は いかかが?

          私にとっての 平成

            平成。 私にとってまさに子育ての時間だった。 平成の時代に、 娘たちが育ち、成人して独立し、令和を迎える今、私の子育ては終わった。 まだ心配なことはいろいろあるけれど、ここからは、娘たちが自分の決めた道を自分の責任で生きていく姿を、私は少し離れたところから見守っていく。 自慢できるような子育てではなかったかもしれないけれど、自分なりに一生懸命にやったというやりきった感はある。 そのときは、失敗してしまったと思っていたことも、大人になった娘たちの姿を見ていると、単なる

          イライラしたときは、自分を大切にしてあげて

          最近のお母さんたちって、すごくおしゃれですね。 いきいきしていてきれいだなと思います。 でも、子育てって、やっぱり疲れを感じますよね。 だって、年中無休ですもの。 忙しいときは、どうしても余裕がなくなってイライラしてしまう。 そうなると、子どもたちにも笑顔を向けることも難しくなりますよね。 いらいらしたときは、自分を大切に扱ってあげる時間を作ってみませんか? 今日は、朝から鍼治療に行きました。 断捨離、断捨離と自分を追い込んで、どうやらストレスが溜まっていたみたい。

          イライラしたときは、自分を大切にしてあげて

          SNS1年生

          SNSの使い方のセミナーに行ってきました。 「ここは、日本ですか?」と言いたくなりました。 意味がわからない言葉が、次から次へと出てくるのです。 休憩時間に、隣の青年に意味を教えてもらいました。 セミナーそのものも、目からウロコのような新鮮な話ばかりで面白かったのですが、一番楽しいのは、話の途中で何回か行われる<グループトーク>でした。 2,3人のグループになって、そこまでの話の内容がどれだけ理解できたか、ひとりずつ話します。インプットの後に、すぐにアウトプットさせるやり

          楽しく食べると、好き嫌いも減ってくる

          今日のお昼ご飯は、お好み焼きを作りました。 冷蔵庫にキャベツが残っていたからです。 ひとりで静かに食べながら 「子どもたち、今頃何たべてるかな。」 と、教室で子どもたちと食べていた給食の時間のことを思い出しました。 「しゃべってばかりいないで、はやく食べなさい!」と、注意しながら食べたことすら懐かしいです。 私の楽しみは、食べること! 美味しいものを食べるだけで、ほとんどのイヤなことは忘れてしまうくらい食べることが好き! 給食も、もちろん大盛り! 子どもたちと<お代りじゃ

          楽しく食べると、好き嫌いも減ってくる

          自然の中で 子どもたちを育てたい

          今日は朝5時半に起きて、庭の草抜きをしました。 カラスノエンドウが実をつけていました。 「この実で、ピーピー笛を作らせてあげたら、喜ぶだろうな。」 3月まで担任していた子どもたちの喜ぶ顔が浮かんできます。 カラスノエンドウで作る笛って、なかなか鳴らすのはむずかしいんですよ。 作るのにも、吹くのにも、コツがいります。 ちなみに、私は上手く作れないし、まったく音も出せません(笑) クラスに1人くらい、上手に吹く子どもがいるんです。 その子が先生になって、みんなに作り方を教えて

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