学校の勉強が拷問だった件
学生時代、学校の勉強がたまらなく嫌だった。
理由がわからなかったけど、嫌で嫌で仕方なくて
うんざりしていた。

正確に言うと、社会科系の教科は好きだったけど
理数系は嫌だった。
とにかく、「何で?」が多い子どもだった。

納得したい欲求が強い子供だった。
納得してからやりたい。
興味ない事一切やりたくなかった。

そんな未消化な気持ちを処理できないまま
そのまんま、社会人になってしまった。
漠然とした重苦しい気持ち。
いわば、「真綿で首を絞められる感じ」かな?
何が原因か?何に対してモヤモヤしてるのか?
わからなかった、その時は。

仕事が嫌だった、まったく興味が持てなかった。
嫌で嫌で、何度か転職したけど
納得して働ける仕事なんてなかった。

というか、何がしたいのか?よくわからなかったから。
学生時代と同じ空気を感じていた。
自分の中で得体のしれないイライラ感だけが
こころの底にどんどん充満していった。

「この息苦しさは、何なんだ。一体?」

自分でありながら、自分でないような感覚
なんだこのむなしい感じは?
考えてもわからなかった、20代の私には。

人との接し方が、距離感がわからなくなっていた
わからないから、緊張して気を使いすぎてしんどくなった。
だから、どんどん一人でいるのが好きになっていた。
しかしながら、ずーっと一人でいるのも寂しくなって
また人とつながりたくなった。

相反するアンビバレントな2つの心がぶつかり合って
自分がわからなくなっていた。
気が狂ったかと思った。

暗くて寒いトンネルの中で、右も左もわからず
出口を探してさまよっている感覚だった。
進むべき方向がわからず、戸惑っていた
辛かった。

過去を振り返って、今の感覚で捉えると
誰かに本当の気持ちを気付いてほしかった
認めて欲しかった、いわゆる承認欲求のようなものが
満たされていなかったのだと思う。
気持ちを表現できないもどかしさに
目的のない人生の虚しさに・・・。
自分がわからない苦しさに。
誰かに聞いてほしかったのかも。

自分を偽って、裏切って、人の顔色ばかり見て
生きてきた、そんな自分に気がついた。

「もう、嘘の自分を生きるのはやめよう」
そう思った。

もちろん自分の為だけど
自分自身と向き合って
そうしないと、周りのみんなに不幸をばらまいてしまうような
そんな感覚にとらわれた。

会社を辞めて、転機がおとずれた。
「好きなものに関わる事」
私の場合具体的には「読書」だった。
他人との比較や評価にかまけて
長い間、忘れていた大切なことだった。

何でもいい「好きなこと」を大切にすること
対象は「人・物・事」個人差はあれど
何か楽しみを発見すると、心が少し満たされた気がした。

周りの人に少し優しくなれた。
と同時に他者からのやさしさも返ってきた。
するともっと優しさをバラまきたくなった。
調子に乗ると人間欲が出てくるものだ。
自己満足と気が付かず、「やってあげたい欲」を
周りにまき散らしていた時期もありました。(笑)

確実に言えたのは、他者と関わるのが少し楽になってきたこと。
気負わなくなってきた。
同時に、自分は学ぶことが好きだったのだと
今更ながら気が付いた。

きっと子供のころの私は「無意味に点数を取るだけの
勉強という名の拷問」にうんざりしていたのだと思う。

「そんなことを、したいんじゃないんだ!」
学びたかった、もっといろんなことを知りたかったんだ。
自分が求めていたものがはっきりしたとき
子どもの頃の未消化の想いが解放された気がした。
あの「真綿で首を絞められる息苦しい感じ」
失敗や、点数が下がることに、そんなしょうもない
他者からの評価におびえていた。

解放されると、心が充実した
好きなものと関わる、時間とお金と健康な体がほしい。
欲しいもの、したい事がクリアになったら
世界が違うように見えだした。

自分に正直に生きたい!
今を生きてる感じに出会いたい!

そう思うと、不満だらけ、矛盾だらけの世の中も
そんなに嫌じゃなくなった。

自分が変われば世界が変わる。
いや、変わって見える。
それがわかったら自分として生きることは
我がままに生きるということではなく
自分の中の、良いところも悪いところも受け入れて
愛して生きるということに気が付いた。

素直な心とは、そういうものだったのかと。
つまり、こころとからだが初めて一体になった感じがした。
初めて自分を生きてる感じがした。
自己受容出来たら、他人も受容出来だした。
少しずつだけど、気づきがあった。

相手の視点から見たらどうなるか?
他人事が自分事になった感じ

思ったらできるだけ早く小さなことから即実行。
大人の中に残るこどもごころ
=こどもイマジネーションを
大事に、ノンジャンルなごった煮の創作活動
(イラスト、ポエム、ウクレレ作曲、朗読、解説etc)で
多くの同じような方の心を癒して解放していけたら
幸いです。

最後まで、お読みいただきまして
ありがとうございました。

https://youtu.be/30vw2tFIRdY

こどもイマジネーション作家
ZMASK
2020.3.8

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