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音も姿も美しい、部屋の主役にしたくなるスピーカーとジョブズ(田中)

家に置きたくなるデザインなのに、高性能なスピーカーを見つけました。

「きほんのスピーカーキット」は、ひとことで言えば、簡単に組み立てられるとってもおしゃれなスピーカーです(これ、「たのしみ展」がはじまる前から狙っていたのです)。

ブースにおもむき、「某北欧家具もうまく組み立てられないし、はんだごても使ったことないんですが・・・・」と尋ねると、「ぜんぜん大丈夫です!」と力強いお返事。いい感じに背中を押してくれます。聞くと、およそ3時間で、このすてきなスピーカーが完成するとのこと。

たしかに感覚的にも、「3時間で組み立てられる」ってちょうどいい。ただはめ込むだけだとつまらないし、あらゆる工具を駆使しなければならないプロ仕様でも困る。3時間。ちょうどいい達成感を得られる長さだと思いませんか?

あと、見ていただければわかるんですが、とにかく美しいんです。開発者である森さんこだわりのブラックチェリー!  最近のウォルナット至上主義の流れに喝!

その美しさのヒミツのひとつが、このキットを制作しているのが、広島県府中市の家具ブランド「伝統工芸株式会社」だということ。

じつはわたし、以前、ひょんなご縁があって伝統工芸株式会社さんで椅子づくり体験をさせてもらったことがあるんですよ。そのとき見せていただいた伝統工芸株式会社さんのつくる家具が、ものすごく美しくて、憧れで。まさか恵比寿で再会できるなんて!

でも冷静になると、サイズ的に少し大きい? 狭いマンションだしなあ、とうんうん言っていると、「この大きさだからこそ出せる音があるんですよ」と教えていただきました。小さいスピーカーは低音ばかり響くけれど、このスピーカーは高音がきれいに出るんだそう。ほー、うまいこと背中押してくれるじゃないですか・・・・!

いよいよ明日が最終日。これを逃すと、一般販売は来月中旬以降になるとのこと。一晩悩んで答えを出さなければ。困った。

・・・・と言いつつ、こういう悩みって、「悩み」と称しながらぜんぜん苦じゃないんです。それどころか、正直かなりたのしい。こういうたのしい「悩み」をたくさん与えられ、あらゆる意思決定を迫られる5日間よ。

ジョブズは仕事以外での意思決定を減らすためにいつも同じものを着ていたらしいけれど、わたしは一生その境地には辿り着けそうもない。なのでたくさん悩みます。ああ、困った困った。