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伊東ゆきのさんに、聞きました(古賀)。

いまさらのようにご紹介すると、今回の「生活のたのしみ展」は夕方から夜にかけての眺めがまた格別なんですよ。お時間のある方にはぜひ、この螢川のような景色も満喫してほしいなあ。

と、景色にうっとりしている場合ではありません。「にぎわいガーデン」のベンチでお友だちと談笑されていた、伊東ゆきのさんにお話を伺いました。クローズ(午後8時)まであとわずか、というタイミングにもかかわらず、快くインタビューに応じてくださった伊東さん(そして隣でにこにこしながら待ってくださったお友だちのみなさん)、どうもありがとうございます!

河野書店で「古本X」を買いました。

—— なんだかお友だちとすごく盛り上がっていたようですが、どんなお話をされていたんですか?

伊東 さっき「Button Museum & Shop」でみつけたボタンがすっごくかわいかったので、あれでピアスをつくりたいね!って(笑)。

—— へぇー。あのアンティークボタンって、そういう使い方もあるのか。もう会場全体ぐるっと回られたんですか?

伊東 そうですね、大広場まではだいたい回ったので、これから「にぎわいガーデン」を制覇するところです。

—— いま買いもの袋に入っているのは・・・・。

伊東 はい、河野書店で購入した「出会う古本X」です。

—— えー。読者の方々のために説明すると、この英字新聞に包まれたものは、ほぼ日の学校長・河野通和さんが厳選した古本です。そして河野さんがしたためた短いことばをヒントに、本を選ぶ。自分では買わないかもしれない本と、意外な出会いが得られる「河野書店」の名物企画です。

伊東 ご説明、ありがとうございます(笑)。

—— それで、伊東さんが選んだ本のキーワードは「シェイクスピア」。

伊東 はい、先日開かれたほぼ日の学校・公開講座「シェイクスピアの音楽会」に参加して、すごくよかったので。それに、いちおう文学部に通っていることもあって、とくにシェイクスピアを専攻しているわけではないのですが、はい。

わたしがおすすめする「古本X」は。

—— へぇー、河野さんのセレクトだから、きっとおもしろい本でしょう。ちなみに、伊東さんがオリジナルの「古本X」をつくるとしたら、どんな本を選びますか?

伊東 そうですねぇ。最近、ひさしぶりに読み返している大好きな本があって、いまちょうど持っているんです。・・・・この本!

—— 田辺聖子さんの『ジョゼと虎と魚たち』! これはおもしろいですよねえ。じゃあ、どんな推薦文をつけましょう?

伊東 うーん、むずかしいなあ。まず、この本は「いろんなタイプの女の子が出てくる短編集」です。それから「どんな人でもかならず『これは、わたしだ!』と思える女の子がいる」。そんな「共感度最高の一冊」が、この短編集です。うまくまとまってないですけど。

—— ああ、それはぼくには思いつかない、女性ならではの視点ですよ。もう、そのままで十分な推薦文だと思います。

伊東 えーっ、どうもありがとうございます。

生活のたのしみ展は、まるで「インスタの世界」です!

—— ここまでご覧になった「生活のたのしみ展」の印象はいかがですか?

伊東 かわいい雑貨がいっぱいで、宝石箱をひっくり返したみたいですよね! うまく言えないんですけど、「インスタの世界」がそのまま再現されたみたいな。

—— インスタの世界!

伊東 はい。実際にインスタで見ていたようなアーティストさんたちもたくさん出品されていますし、インスタでフォローしている有名人の方も、ふつうのお客さんとしてお見かけしたり。

—— たしかに、どのブースもインスタ映えしそうですよね。ひとつひとつの食べものも。

伊東 きょうは夕方からきちゃったので、明日か明後日にもう一度あそびにきて、たくさん見て回りたいです。

—— ああ、貴重なお時間を足止めしてしまって、すみませんでした。まだ残り時間ありますし、ぜひギリギリまでたのしんでください。

伊東 こちらこそ、こんなふうにインタビューしていただけるなんて、それだけであそびにきた価値がありました。ありがとうございます!

—— どうぞ、ごゆっくり! お友だちの方々もありがとうございました!