たんぽぽ

Hero Forgeで作ったキャラクターと、Dungeon Alchemistで作った…

たんぽぽ

Hero Forgeで作ったキャラクターと、Dungeon Alchemistで作ったマップを使った物語「ダイアナの冒険」の作者です。 他にもいまプレイしているゲームの記録とかも書くかも。

最近の記事

ロールプレイの話【ESO】

みなさんこんにちは。 今日は、MMORPGにおける「ロールプレイ」についての話をさせていただきたいと思います。 日本において、一般的にいわれる、周知されているところのロールプレイは、おおむね「なりきり」に収斂されている気がします。しかしわたしは、本当はそうではないのではないかと、最近思っていたりするのです。 というのも、「なりきり」って疲れませんか? ずっとそのキャラクターの設定と性格に振り回されて、キャラクターを演じ続けるのは、長時間ログインすることの多いMMORPG

    • 最近しているゲーム

      Steamでいろいろ買ったりはしていますが、毎日やっているのは、エルダースクロールズオンラインと、自分で専用サーバーを立てているECOです。 ECOは数人の参加者さんと、小規模なコミュニティを形成しつつ遊んでいます。ECOがどんなゲームなのか、一言で説明するのは、とても難しいのですが、一種の社会実験シミュレーターみたいなものに近いですね。 レビューにもあるように、都市を作ったり、法律を制定したり、通貨を発行したりもできますが、あえてそういうものを作らずに遊ぶことも、もちろん

      • STORMWORLD #14

        ダイアナたちの船が、一路騎士団領を目指していると、とんでもない速度で追いかけてくる船がありました。 「まずいわね、海賊かもしれない」 「逃げよう・・・あ、追いつかれた」 「止まれ、そこの船!」 二人はどうにも逃げきれなさそうなので、言うことを聞くことにしました。 「ちょっとホーク、もっと優しく言いなよ。相手はカタギなんだからさ」 「そうでもねえんだが、まあいい。とにかく停船してくれ、お嬢さん方」 「自己紹介がまだだったな。俺はホーク。この海賊船カルバリンホークの船長だ

        • STORMWORLD #13

          「ダイアナ、見て、左舷前方にウォーター・ギャングがいる!」 「幹部のパッカードが乗ってる車両ね。もっとも残虐な男と聞いているわ。あいつにだけは、捕まらないようにしないと・・・」 「しばらくは地上に降りられないね」 「うーん、あまり頼りたくはないけど、正規軍に助けを求めましょう。聖火の騎士団とも呼ばれている、それはそれで恐ろしい人たちなんだけど、ギャングたちよりは話は分かる連中だと思うから」 「じゃあ、通商航路を外れることになるね。わたしはそっちに行ったことないし、手動航行

        ロールプレイの話【ESO】

          STORMWORLD #12

          ナディーンのラジオ放送も軌道に乗り、人々の間に活気が出てきたのを感じます。しかし、それと同時に、若干の身の危険も二人は感じていました。 ウォーター・ギャングたちが、この活動に目を付け始めたのです。 それを受けて、仕方なく地上から空中に拠点を移すことに決めました。 「大きい船だね」 ナディーンは遠浅の塩湖に沈んだ廃船のある場所まで、ダイアナを連れてきました。しばらく滞在することになるので、食料や水を持ってきています。使い捨てですが、簡易浄水器もあるので、多少の滞在なら、な

          STORMWORLD #11

          ダイアナはナディーンのラジオ放送を、より遠くに届けるために、壊れているアンテナの修理に出かけました。もちろん、危険な作業にあたるために、念入りに本を読んで勉強したそうですが・・・。 「設備が壊れている」というよりは、世界的に電力インフラが破断しているために、使用できなくなっているのですが、その理由は追々わかります。 ですので、ナディーンは独自のルートで仕入れた太陽光発電パネルを、ダイアナに取り付けに行ってもらう算段なのです。 完成!! 電波強度は良好なようです。

          STORMWORLD #10

          Route 76

          STORMWORLD #09

          ナディーンがダイアナに与えた今日の仕事は、 「とある場所を見てくること」でした。 ただ見てくるだけ?と思ったダイアナは、目的地に着いたところで、その意味が少し分かってきました。ナディーンが彼女に何を見せたいのか、何を考えて欲しいのか、その場に吹き付ける、異様な風の臭いで分かったのでした。 ダイアナは気づいたようです。 上から見ているだけでは分からなかったもの。 世界は、人々は、綺麗でも美しくもないということに。

          STORMWORLD #07

          最初の仕事「車の運転も覚えたことだし、そろそろ仕事をしてもらうわ」 「人々にインタビューして回ればいいのね」 「それはもちろんそうだけど、まずは荷物の輸送を頼みたいの。これは元々、あなたの仕事だし、今度は私だけじゃなくて、町の人々とも取引をして欲しい。そして、その人たちと仲良くなってから、記者の仕事をしてもらいたいのよ」 ダイアナは頷きました。 「というわけで、頼まれていた荷物の輸送をお願い。ただし、その町の人たちは、あなたに最初、あまり好意を抱かないかもしれない。その町

          STORMWORLD #08

          人々に力を 「ハーイ、こちらナディーン・アルハラディ。今日からこの周波数で、ラジオパーソナリティを務める予定よ。でも、あまり初日からごちゃごちゃ言ってもあれだから、最初の曲をお届けするわ。記念すべき、第一曲目は・・・」

          STORMWORLD #06

          ラジオダイアナは船、正確には船の動力であるパワーユニットを売ったお金の一部で、ちいさなカートを買い、ナディーンの店までやってきました。 「あなた、船はどうしたの?」 「売っちゃった」 理由は、最近になって、海賊たちが商船を襲い始めたからです。先日見かけた、商船カークウォール号と、海賊団の船カルバリンホーク号が、大規模な空戦をしたという噂を聞いたダイアナは、怖くなって船を隠してしまったのでした。 「悪くない車ね。あなたは気づいていなかったみたいだけど、ハイブリッドエンジン

          STORMWORLD #05

          小さな相棒

          STORMWORLD #04

          旅立ち

          STORMWORLD #03

          車の墓場 (The Cars Grave)

          STORMWORLD #02

          空の道(SKY-WAY)重力船舶の通る航路は、自由に見えて、実はだいたい決まっています。 そうしなければ、どこに今いるのか、よく分からなくなるためだそうです。 それくらいこの砂漠は広いのです。 おそらくは現実世界もそうだと思いますが、基本的に大型船の通行が優先になっています。そのために信号機が、あちこちに設置されています。船の歩みはゆっくりなので、待っている間には、お茶でも飲んで過ごすのがよいと、ダイアナは思っています。わたしたちも、それくらいの気持ちの余裕が欲しいですね。

          STORMWORLD #01

          【ジョエル】 元は大型トラックで長距離の運び屋をやっていたが、流砂につかまってトラックを失ってしまい、今は短距離で運び屋をやっている模様。見た目はちょっと怖いが、いたって真面目な性格である。重要な荷物を運んでいる仕事柄、酒はほとんど飲まない。 ◆ 【リード】 あちこちの現場で顔を見かけることが多い、クレーン屋。 仕事中にお酒を飲んだりしている上に、ちょっとワルなので、周囲からは少し怖がられている。しかし砂漠地方は慢性的な人手不足のため、彼のようなタフな男は貴重な働き手であ