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無職生存報告日記(2月23〜2月29日)


2月23日(金)

二週間ぶりに家族以外の人と会った。
まだ、人と会いたくない気持ちだったが、このまま一人でいると良くない方へ向かう気がしたため、渋々外に出る。

後輩が帰省しており、久しぶりに話ができた。
築けていた人間関係は、定期的に人と会わないと崩れていくと感じた。

数少ない慕ってくれる周りの人にはできる限り会いに行こうと思う。

2月24日(土)

夜中、疎遠になっていた後輩から結婚報告の連絡があった。

大して金銭的な余裕もない10代後半から20代後半くらいまで、先輩として面倒見たつもりの後輩だ。

共に共有の趣味に没頭したり、同じ会社で働いていた時もあったり、徒歩三分の距離に住み、二人で何度も居酒屋で酒を酌み交わしたこともある仲だった。

多少の劣等感はあるが、報告があっただけで嬉しかった。
家族で幸せになってほしい。
いつかまた会う時のため、自分も胸を張って生きていたい。

今日は賑やかな場所へ身を置きたい気持ちになり、一人で居酒屋で飲むことにする。

2月25日(日)

昔読んだ本をひたすら読み返す。
浮き沈みが激しく、活字が読めない時期が続いていたため、本が読める喜びを噛み締める。この状況が続いてほしい。

読書をすると文章を書きたくなる。
孤独なのだから文章を書いて、作品を作るべきだ。
構想とプロットは出来上がっているため、遅筆だけど、少しずつ書いて行きたい。

せめて無職の間に短編一本、エッセイ一本は書き終えたい。

2月26日(月)

連日にわたり活字を読みたい欲求に襲われ、読書に勤しむ。

最近知ったブラウンノイズという可聴周波数を聴いているおかげだと見なしている。
これを聴くことで、すぐに没入感に入ることができ、何時間も集中して本の世界に入り浸れる。

しかし、数日続けて過集中しすぎたことが原因か、唐突な頭痛に見舞われてしまった。

ただただ、読書がしたいだけなのだが、上手くいかないものだ。

2月27日(火)

起きた頃には頭痛はすっかりなくなっていた。

あまり長い作品を消費する気が起こらず、昨年のM-1 敗者復活戦を見直す。
個人的にはスタミナパンの漫才が好きで、何度も見直している。

金曜日ぶりに趣味に興じ、体を動かす。
その後ウォーキングをし、階段登り降りを繰り返す。

帰宅し、チャーハンとカレーというミスマッチをつまみに酒を飲む。
近所のスーパーのプライベートブランド酎ハイドライとハイボール。
味はアルコールの直飲みってところだ。

2月28日(水)

昨日の運動で酷い筋肉痛に見舞われる。
当初の予定であれば、今日も体を動かそうと思っていたところだが、部屋で柔軟をすることにする。

時間ができたので、映画を観ることに。
『十二人の死にたい子どもたち』を観た。

俳優陣が豪華だったが、タイトルだけで選んだせいもあるが、内容としては肩透かしを食らった気持ち。
十代であれば、多少は共感できたかもしれない。

ここ数年、明らかに自分の世代へ向けた作品ではないというものが増えてきていると感じる。というか、世代ではなく、個人の問題か。

レビューを吟味して、自分に合いそうな作品を取捨選択すればいい話だが、自分に合わないものから得られるものもあるわけで。
無駄を恐れず、興味が赴くままに選択するのも悪くないと思っている。

何が言いたいかというと、今回は杉咲花がとても可愛いという気付きが得られた。

2月29日(木)

閏日。県外から先輩夫婦が旅行に来ていたため、地元の居酒屋へ出向く。

わんぱく盛りな子供が二人、昨年末に生まれた子が一人。
絵に描いたような幸せだった。

近しい人の子供は可愛いものだ。
未来ある子供たちへ先細りしている無職の貯金でアイスを奢る。
明るく元気に育ってほしいね。ネガティブは生きるのがしんどいだけだから。

また今月も働くことができなかった。いつまでこの状況が続くのだろうか。
来月こそは抜け出したい。

今週はこれまで。また来週も続けていこう。

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