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外れ者

というとあんまりしっくり来ないけど、まあそういう感覚が、ずっと続いている。
例えばご飯を食べても栄養を摂れた気がしないと思っていた時期があった。今もそうかもしれない、よく分からんけど。
薬をいくら飲んでも、また急に断薬しても何も起こらないと思った。そんな訳はないのだけど、他人と自分が違いすぎて、そしてその孤独が膨らみすぎて、ODしたこともあった。結果は大した症状は出なかったので、ああやっぱり自分は本当に他人と違うんだな、という考えが強化されたりされなかったり…
だから、自分は“そちら側”ではないのに、まるでそちら側であるかのように扱われるととても嬉しくなる。同時に虚しくもなる。

友人などが、自分の中でのこの“他人と違う”コンプレックスに少しでも当てはまる部分で“私と違う”部分が見つかると、ふっと孤独になる。そうか、君も“そちら側”だったか、俺はやはりヒトリボチーだな…って、勝手に壁を作る。

だが、こういった感覚でアイデンティティを感じている部分もある。こういった感覚を持っている事に苦しんでいるのに、こういった感覚越しにしか“仲間”にはなれないとも思うからだ。

本当はカテゴリなど大して存在せず、それぞれが個に生きているって分かってるんだけどね。どうもそれを認められない何かがあるらしい。

私もいつか誰かの仲間に入れるだろうか。

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