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公教育とビジネス

あけましておめでとうございます。
なかなか更新できずにおりますが、 
相変わらずあれこれぼちぼち書いていきたいと思っております。 どうぞ今年もよろしくお願いいたします。 

タブレット端末が生徒に配布され、「配布したからには使用せよ」と、生徒が使用している時間を教育委員会が把握して、現場にあれこれ言われるようになった。また、新しいアプリが導入されれば「アプリを使用せよ」との指導が入る。
悪くない取り組みなのかもしれないけど、私たちは何のために「教えて」いるの?と思うことがある。
端末も、アプリも、当たり前だけどお金が動いているんだよね?企業にお金を流すために、私たちは現場に立っているのかな?そんな気持ちになることがある。英語のスピーキングテストも企業がからんでるよね?プログラミング教育もだし。他にもいろいろ「いいこと」と信じて(もしくはそのような触れ込みで)導入されてきているものが、気がつけば公教育の場を「ビジネス」としていないだろうか。そして、それらが公教育や教員の仕事を虫食いにしていないだろうか。それはあたかも養護教諭がそれまでになってきた不登校支援や相談活動が、SCや栄養士やSSWなどの「専門家」の登場でそれらから遠ざけられたように。

 私はずっと子供の遊びに関する活動や地域で子どもを育てる活動を仕事としてやりたいと思ってきた。仕事としてやるのとボランティアでやるのではかけられる時間と労力がまるで違うと思っていたから。でも、今の教育現場を見ていたら、もしかしたら「活動」としてやり続ける方が自分の信念を貫けるのかもなあと最近は思う。まだまだ結論は出ないけど。 
何はともあれ、今年は去年より少しだけ、いろんな子どもたちが自分のペースで学んだり毎日を楽しんだりできる年になりますように。

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