公教育

教育現場は"おもてなし文化"のかたまり

学校教育には様々な業務があります。

授業、部活動、担任業務、分掌業務、生徒対応、保護者対応...文字だけ見れば「それだけでしょう?」となるかもしれませんが、この一つひとつが細分化されて物凄い量の仕事量になります。

私はそもそもベンチャーに足を突っ込んでいたこともあり、企業での仕事を少しだけ経験しましたが、教育現場は全く仕事の性質が異なることを目の当たりにして唖然としました。

学校現場に携わっ

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赴任した高等学校には(もちろん)プロジェクターもなかった

ということで、公立高等学校の教諭としての日々が始まりました。
"クソ"(汚い言葉ですみません)がつくほど忙しい学校現場。

人が足りていないのは明らか。
もはや何に忙しいのか意味がわからない状態。

1年常勤講師として働いていたものの、全日制普通科となると勝手は違います。自分の中でいろんなことをアップデートしなくてはいけませんでした。
そこそこの進学校ということで、さぞかし素晴らしい授業をする人が

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そして私は常勤講師から教育公務員になった。

工業高校で常勤講師として1年過ごし、翌4月から私は正規教諭として全日制普通科の高等学校へと着任することが正式決定しました。
もうお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、私が高等学校教諭として勤めていたのは大阪府です。
私は生まれも育ちも京都なので、大阪府の学校....ましてや高等学校というのは未知の領域です。

3月、次の勤務先である学校の名前を知らされた時は、どこにあるのか、どういった学校なの

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高校での常勤講師としての日々(7):(主に)褒められて育てられた生徒はすぐわかる

教師として働いていると、自己肯定感の高い生徒と自己肯定感の低い生徒の違いというのがだんだん分かってきます。
また、実力は伴わないのに、やたらと自己肯定感の高い生徒...という生徒も近年は増えてきてるなぁ。と感じるようになってきました。

要するに「自分はできる、自分はできている」と自分自身を評価し、結果が伴わない時は「運が悪かっただけ」とか「本当はできるのに」、「試験を実施した方に問題があった」な

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高校での常勤講師としての日々(6):教師からの脅威によって抑圧された生徒は二面性を持った

さて、常勤講師として工業高校で働き、教員採用試験に受かった私ですが、当時は"進路指導部"に所属し、就職以外の進路を選ぶ生徒を指導していました。

基本的には工業について学ぶ高等学校なので、生徒のほとんどはそういった能力を活かして社会で働きたい、つまり高校卒業後は企業に就職したいと希望します。
しかしその中にも、「大学・専門学校へ行きたい」「自衛隊に行きたい」「消防士になりたい」など、一般企業への就

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高校での常勤講師としての日々(5):教員採用試験

4月から高等学校の常勤講師として働き始めた私。
現在の雇用形態は"常勤講師"という講師なので、企業で言う"契約社員"となります。よって、翌年同じ学校で働けるかはどうかは分かりません。さらに言うなれば、翌年働ける学校があるかどうかはわかりません。

...が、現在日本では深刻な教員不足であるため(都道府県差はありますが)、よっぽど教員としての資質がないと判断されない場合は、講師として翌年も働ける場所

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高校での常勤講師としての日々(4)「自分が何人かわからない」と言った生徒のことば

高校中退から、大学現役合格、フリーター卒業からの起業を学ぶための鞄持ち...そして高校教師。

常勤講師として働いた工業高校での日々は今でも私の宝物です。

さて、私が常勤講師として働いた工業科の高等学校は東大阪に位置し、それこそ様々な国籍を持つ生徒がいました。
悲しいことに「本名がバレて欲しくない」と、"通称名"というのを使用し、名前を日本人らしくすることで自分がどこ出身かを隠して生きる生徒がい

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高校での常勤講師としての日々(3):コンドーム事件

なかなか衝撃的なタイトルとなりました。笑
コンドーム事件というのはこの常勤講師1年目に起きた事件です。

生徒との関係もそこそこ安定し、いつも通り3年生の授業に向かった日のことでした。

教室に入ると、教卓の上にコンドーム(しかも開封済み)が置いてありました。
生徒の表情といえば、
「先生どんな反応するんかな(ニヤニヤ)」
という感じ。

そうですね、日本の高校生にとってコンドームとはきっと可笑し

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高校での常勤講師としての日々(2)

さて、4月から高校教師として働き始め、生徒が登校してくる4月の初旬を前に怒涛の授業作りが始まった訳ですが。
だいたい「どれくらいのレベルか」というのは、生身の生徒を前にしないとわからないものがあります。

よって、いくら計画を立てたとしても、計画は計画。
その計画の変更にどれだけ柔軟に対応していくか...これが常に求められます。

実際のところ、私は新高校3年生を担当することになったのですが、彼ら

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高校での常勤講師としての日々(1)

4月から高校教師になった私。
私は正規教諭(教育公務員)ではないのと、1年目ということもあって担任などは持ちませんでした。(校種、都道府県によっては教員不足により常勤講師であっても担任を持つことがあるようですが)

よく、「常勤講師と正規教諭は何が違うの?」と聞かれますが、大きく異なる点と言えば前述したように"教育公務員"ではないことが挙げられます。私は教職員組合に所属していたり、事務処理について

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