博士課程の就活(感想)②

前記事と被る内容もあるかと思いますが、就活の流れとかを一例として書こうと思います。
あくまでバイオ系博士24卒。全体的に就活の時期が前倒しになりつつあるので、25卒、26卒…とかはもう参考にならないかもしれないです。

D2 夏頃 早期選考開始
業界によって、博士の早期選考があったりなかったりする。
バイオ系だと代表格は製薬
早いところだと7月?とかに始まるらしい。
各企業HPの「採用情報」をD2の5月くらいからまめにチェック。
多企業が集まる説明会があるらしい(アカリク経由だった気がする)。
ただし、製薬企業でも、早期選考を実施していないところもある。
※ 私は早期選考を一切受けていないので、ネットで見たことを書いています。

D2冬 就活開始(1月〜)
ほぼ全ての企業が採用情報や説明会のアナウンスをスタート。
マイナビやリクナビも使ったし、企業HPから直接エントリーもした。
早期選考がない業界は、学部や修士と同じ、このタイミングで就活スタート。
もちろん、早期選考がある製薬も応募できなくはない。

D3夏
民間企業からの研究職の募集はほぼ途絶える(研究職は人気職!!)。
追加募集のほとんどはMRとかの営業系。

D3秋
民間企業の新卒研究職の募集はない(派遣はある)。
営業系の追加募集の連絡は来る。

D3の夏に研究職の追加募集の連絡が来たのは1,2社です。
早期選考でない民間の研究職を志望するなら、3~4月エントリー → 5~6月内定 が安牌というか、ほぼ最終かと思います。
これを逃して希望の民間の研究職にD3卒後すぐに進める道は、正直わかりません。中途採用狙いで問い合わせるしかないですが、ダメなところはダメだと思います。
卒後すぐでなければ、次年度以降、ポスドクから民間、オーバードクターして民間、謎の研究生としてラボに残って民間、派遣系研究職からの転職、とかになるでしょうか。

以上のことを踏まえると、D2の5月に就活をスタートするのがいいと思います。
(企業のHPチェック、SPI対策、エントリーシートの準備)
(あと、悪いことは言わないので、D1の2月~3月には論文をサブミットしてください。)
特に、研究職にこだわりがない方は自己分析からスタートです。
私は研究職を受けているうちに、「やっぱり、研究する人をサポートする仕事がいい」と思ったので、研究職をやめました(これがD3の7月)。
希望進路を変更するのも、早い方が企業の選択肢は多いです。
なので、早めに自分が真にやりたいことを認識し、業界に目処をつけておくのが良いです。
わからない場合は、エントリーシートを書いてみてください。
「なぜその企業なのか、入って何がやりたいのか」について「自分の業績(自分が思う強み、博士課程のうちにやったこと・身につけたこと)」を踏まえて具体的に書くといいと思います。
「書けない」「書くのがとてもキツい」という場合は、(個人的には)業界や職種が合っていないと思うので、別のところも視野に入れてみましょう。
もちろん、「キツいから諦める」も「キツくても頑張る」も、どちらも正解です。

最後に。
(私は研究職のエントリーシートがめちゃくちゃキツかった!!
やりたいこと以前に、研究で頑張ったこともわからなくて書けなかった!
だって、私は研究なんて頑張ってない、って自分が本気で信じているんだもの〜!笑)
他人に何をどれだけ言われたって、自身が自分の努力を認められなかったので、気持ち悪い(と自分が感じる)エントリーシートしか書けませんでした。今も綺麗なものは書けません。
こればかりは、どんなに他者から褒められても、発表賞を受賞しても、IFの高い雑誌に論文を投稿しても、どんな成果を挙げたって、どうすることもできないだろうなぁ、と察しました。なので、私に研究職は無理です。
以上。

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