突然ですが、ぼくは「卑怯者」と呼ばれています。
こんにちは。現役探偵の「ゴリスケ」です。

探偵という職業についてもう20年以上が経ちましたが、いまだに現役で浮気調査とかバリバリやっています。

何歳になっても楽しいものですよ！ 浮気調査は！

noteを書くのはこれが初めて。
どうかよろしくお願いいたします<m(__)m>

一応業界では大手と呼ばれるの探偵社の
「中間管理職してる40代のおじさん探偵」です。

noteは自由に書きたいので、探偵社には内緒です(*'▽')

うん、この辺りも卑怯者っぽいですね。わかります。
でも、卑怯者だからこそ気兼ねなく書ける面白い業界話もあるんです。

誰にも邪魔されることもなくね←ここ重要！

「浮気調査の帝王」なんていう異名でも活動していますので、以後お見知りおきを。

浮気調査の帝王ってなんだよ......orz
なんて言わず優しく見守ってください。

40代のおっさんですが、いまだに中二病が抜けきれていない変態なのですから。

はっきり言いますが、探偵として活動しながらもここまで変態的なぼくは、絶滅危惧種のゴリラと同様に高価値だと思います。
本当に幸せです。

これ以上変態を押すと、「卑怯者」から話がそれてしまうので、今回は「卑怯者」押しで進めてまいります<m(__)m>

さてみな様、noteの自己紹介で、のっけから自分が卑怯者であることを告知した人間がかつていたでしょうか？

いないでしょ？

そんなヤツはいないだろうと思ったので、それを言いたかったというのも正直あります。


でも卑怯者であることは、どうやら本当のようです。


だからぼくは、自分が卑怯者であることを隠したままではこの自己紹介は完結しないと思い、身を切るような思いで告白しました。


はい、ゴリスケは卑怯者です。しかも、すげー「卑怯者」って言われます。
では、どうしてぼくは卑怯者なのでしょうか？

しかも、どうして卑怯者であることを、皆さんに知ってもらいたいのでしょうか？

アホなのでしょうか？

探偵はすべからく卑怯者です

こんなことを言うと、探偵業界にいる人に怒られてしまうかもしれませんが、あえて言いましょう。

探偵とは卑怯者の集まりなのです。

その職業的隠密性は決して日の目を見ることはありません。


調査対象者に気づかれることなく、
その近辺で地味に「張り込み」を行い、
その姿を捕らえると「尾行」を開始し、

浮気調査においては、「第2対象者」（不倫相手）と接触（デート）するのを確認すると意気が高揚し、

その男女の不倫の証拠を押さえるべく、
あらゆる探偵技術を駆使し、
しかしながら、決してそれをひけらかすこともなく、

地道で目立たない作業を繰り返し、
誰に褒められることもなく、
常に傍観者でありながら、

それでも「浮気の証拠」を捕らえる瞬間には「歓喜」してしまい、
「人の不倫現場でほくそ笑む変態集団」なのです。



ちょっとかなり自虐的な表現になりなりましたが、ぼくは決して、卑怯者であることが悪いと言いたいわけではないのです。


むしろ、この卑怯であることを生業とする
「探偵という職業に誇りを持っている」とさえ言えます。

探偵とは卑怯であるべきなのだ

浮気や不倫を行う調査対象者からすると、探偵はまさに「卑怯な存在」に思えるらしいです。
まぁ、そうでしょうね。

事実、例えば、

探偵の調査結果である「調査報告書」を妻である依頼人に受け渡すとその場ではとても感謝されますが、問題は後日に発生します。

調査対象者である「夫」からは卑怯者呼ばわりされるのです。

たまに探偵事務所に電話がかかってきますからね。本当に。
調査報告書には探偵事務所の名前が書いてありますから。


不倫しちゃった夫......
妻にその報告書を見せられて逆上し、そのままのテンションで探偵事務所に電話してくるヤツがいるのです。

これがちょっときつい！　以下に電話での会話例を挙げてみます。




【調査対象者】（30代夫）
「2月14日に尾行されたタカハシっていいますけど、その尾行した探偵さんいますか？」

【ゴリスケ】
「エッ？ コチラは●●探偵事務所ですが間違いないですか？」

【調査対象者】（30代夫）
「わかってるよ！ その探偵に電話をかわれよ」

【ゴリスケ】
「タカハシさんって言いました？ 高いブリッジと書いて高橋さん？」

【調査対象者】（30代夫）
「そうだよ！ さっさと電話をかわれよ」

【ゴリスケ】
「タカハシの「タカ」は、はしごだかの「髙」ですかね？」

【調査対象者】（30代夫）
「うるせーよ！ ！どっちだっていいだろうが！」
 「はしごじゃねーわ・・・」

【ゴリスケ】
「はしごじゃない『高橋』さんは知りませんね。では失礼しますね」

【調査対象者】（30代夫）
「嘘つくんじゃねーよ！ この卑怯者が！」
「その日調査されたのは知ってるんだよ！」
「ここにその調査報告書があるんだからな！！」

【ゴリスケ】
「そうですか。それが本当かどうかなんて、
電話じゃこっちにはわかりませんけどね。」

【調査対象者】（30代夫）
「本当だよ！ ふざけんな！」

【ゴリスケ】
「ふざけてなんていませんよ。あなたはふざけているんですか？」
「これはいたずら電話ですか？」

【調査対象者】（30代夫）
「あのなー、、、あんた本当に話が通じないやつだなー！」
「とにかく俺は尾行されたの！ その卑怯者の探偵に電話をかわれよ！」

【ゴリスケ】
「高橋さんなんて知りませんし、当社には卑怯者はいません( ´∀｀ )」
「では、さようなら」

なーんて言って、電話を切ってやりますが、大抵は怒りが収まらずに、またすぐに電話をかけてくる。そんな調査対象者が多いですね。




そうなるともう、

「切りやがったな、この卑怯者！ 嘘つき！ 人でなし！」


とか罵詈雑言を浴びせてくることがあります。
探偵会社に就職して最初の頃は、こんな電話に心底ビビりましたが、

いまでは、適当に相槌を打ちながら、なだめすかし、時には「からかってやる」こともできるようになりました( ´∀｀ )

スパゲッティでも食いながら、

「ふむふむ、なるほどね・・・そうなんだ。」って聞いてることも。笑


実際、
「タカハシの漢字は『はしごだか』ですか？」
とかいって、からかってやるとかなりの確率で怒られます。


だって、基本的に不貞の証拠（浮気の証拠）を取られている調査対象者ですから、探偵のことは「敵」だと思ってますからね。


でもね、どうせ怒っている相手なんですから、急激に怒らせてから、なだめすかしていく手法のほうが結局早く終わるんですよ。

この不毛な会話がね。

探偵側だって最後は丁寧に、
「探偵には守秘義務があること」をわかってもらえるように冷静に伝え、
依頼人にかかわることは、何一つこちらから伝えることはないのですから。


探偵が嘘をつき通して、「そんな依頼は受けていない」って言い張るケースもありますしね。


だから探偵は、

卑怯者と呼ばれようが、嘘つきと呼ばれようが、
人でなしと呼ばれようが一向にかまわないのです。

全ては、第一に依頼人の利益になるように取り計らう仕事なのですから。

この場合、卑怯者と罵られることは、むしろその仕事を全うしたということであり、誇りにさえ感じるべきでしょう。


当たり前のことですが、探偵と調査対象者の利益は
「真っ向から対立」するので、依頼者と調査対象者の関係と同じなんです。

探偵がどっちつかずで、双方から好かれようとすることなんて不可能であり、目指すべくモノではないのです。

だから、探偵と調査対象者は「宿敵」。
いつだって真剣に真っ向勝負。


ぼくも、最も憎むべき対象として調査に臨みますし、調査対象者の夫や妻が「探偵を忌み嫌う」のも理解できます。

それが当たり前なのです。敵に情を期待することさえ愚かしい。


だから、変な電話で調査対象者からクレームを受けようが、探偵が相手に媚びることはありませんし、正直、相手にもそれを期待してほしくはないですね。


でもね、実はちょっと納得いかないと思う時もありますよ。


だって、「卑怯者、嘘つき、人でなし」って、ホントは誰が言われるべき言葉なんでしょうかね？


それって、同じ会社の若い女の子と不倫しちゃったアンタなんじゃないの？


ねっ？　はしごだかではない「高橋くん！」

【おわりに】探偵の日常は新鮮かつ驚愕

今回は初めてのnoteということで、なんだか中途半端な自己紹介になってしまいましたが、今後は少しづつ、「探偵としての自分」を知ってもらえるように更新してまいります。

なにしろ、

探偵の日常の調査風景は新鮮かつ驚愕。

いつでも面白いことがたくさん発見できるので、その様子を皆さんにも知ってもらい、

「少しでも笑える・ちょっとためになる情報」

を公開できればいいなと思っております。



最後までご覧いただき、ありがとうございました！
ゴリスケ

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