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継続が苦手な理由

努力が続かない、コツコツやるのが苦手

そんな方も多くいらっしゃると思います。

資格の勉強が続かなかったり、ダイエットをやりきれなかったり。

そんな状況に対して

「自分は努力ができないのか」

と自己嫌悪になることもあるかもしれません。


でもそれはもしかすると

あなたの意思が弱いからではなく

もともとの脳の構造が原因かもしれません。


今回はそんな継続に関する原因と対策についてのお話です。



このnoteでは、私が書籍や論文で学んだ人生に役立つ脳科学の情報をお伝えしています!

お役に立った記事がありましたら、スキ、フォロー等よろしくお願いします。


【継続力は脳の構造で決まっている」

アメリカのヴァンダービルト大学で

単調な作業を最後までやり切れた人と

やりきれなかった人の脳の働きの違いを調べた研究がありました。


その研究の結果

両者には脳の三箇所に活動の違いが見られました。


最後までやり切れた人は「線条体」と「服内側部」という

報酬系に関わる部分の活動が活発であったのです。

つまり、ノルマを達成したことそのものに対して

喜びを感じるコトができていたのです。


一方、最後まで続かなかった人は「島皮質」の活動が活発でした。

島皮質とは、損得を冷静に計算する機能がある部位です。

島皮質が活発に活動した人たちは

単調な作業に目的や意味を感じられず作業を止めたのです。


この結果から

継続力というのは脳の特性によって決まっているコトがわかります。


だから、なかなか努力が続かないというコトがあっても

それは意志が弱いのではなく

生まれつきの脳の仕組みのためなのです。


とはいえ、継続して取り組みたいコトがあったり

やらなきゃいけないことがある時もあると思います。


そんな時は、冷静な判断力を活かして取組の効率化を図るのがポイントです。

もっと楽に取り組む方法はないか

省ける行程はないか

場合よっては、そもそも取り組む必要があるかどうかから問い直すコトもあって良いですよね。

取組の負担を減らしていくことで

安易に継続できるようになっていきます。


幸いなコトに今の時代はダイエットにしても、仕事にしても、勉強にしても

効率化に役立つ情報に簡単にアクセスできます。


島皮質の活動が優位な方は

情報を活かした効率化の追求を意識してみてはいかがでしょうか?


ここまでお読みいただきありがとうございました!
是非、また次回もよろしくお願いします。

【参考文献】

中野信子(2019)『脳科学で自分を変える! 自己肯定感が高まる脳の使い方』 セブン&アイ出版.




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