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実験屋の憂鬱

雨が降れば、虹が立つ。

虹という現象は、僕らの手の届かない自然のうちに現れるものであります。
この大きな自然というものを解釈して、原因を追求したり、応用して世の役に立つように使おうというのが、我々のような自然科学をやる人達の目指していることです。

先の虹の例でいいますと、どこでも自由に虹が出せるように、虹が発生する原因を追求したりするわけです。

普通に考えますと、これは難しいし、最初に取っかかる人は、いつ虹が発生するかわからんので、虹が発生しそうな天気とか温度とか、そういう情報から集めないといけません。

そう、ちょっと聞いただけで、ハイパー面倒くさいマックスハートなわけでして、それを地道にやっていくのが実験だったり、理論解析だったりするわけです。

様々な分野の実験がありまして、その分野における色々な実験やら理論があるのですが、どの分野でも滅茶苦茶難しいのだろうなーと想像できます。

今のネット社会、情報はたくさん転がっているものの、初心者殺しのちょっとしたノウハウや、実験の手順などが詳細に見つからない場合も多々あります。
(というか、実際の実験手順に関する詳細な叙述は、ソフトウェアエンジニアリングの技術記事に比べ格段に少ないと感じます。)

僕が今取り組んでいる、電子回路の分野も、自分で回路を組んで測定するわけですが、これがまた上手くいきませんのよ!

回路自体が複雑とか、そういうわけでは決してございません。

何故このような事態に陥っているかというと、一つの要因として僕はまだこの分野を勉強し始めて一年ちょいのペーペーでして、深い部分まで理解していないことから、基礎的な知識や技術が乏しいのです。

簡単な実験さえ、上手くいかないっつーのが、実験界隈でよくあることです。

僕は今、トランジスタを使って簡単なオペアンプを作ろうとしておるのですが、これが複雑な回路というわけではないけれど、上手くいかないのです。

下の写真が実際に作った回路でありまして、上の方が表面、下の方に半田付けしている面を載せております。

半田付けは綺麗ではありません。
10年くらい前に買った、基板を使ったので、表面が酸化していたのか、半田のノリが異常に悪く滑りまくるのです!

そういうわけで、もしかしたら、導通していない部分があるのかもしれませんね。

それとも回路自体が間違っているのか、全くわからないわけです。
(2019年7月1日現在はその要因を追求することに成功しました)

これを測定する方法というのも、なかなか熱いものがありまして、いろいろな測定機器を繋ぐために、容易に間違える可能性があります。

そちらの風景をご覧にいれましょう。

複雑な回路ではないのですが、実際に繋ぐとこのような感じになっていて、やってる人以外把握していないという状況が生じます。

確かにこれを見ると、間違っていてもしょうがない、といった感じになるわけです。

土日に半田ごてで回路基板を作成して、いざ測定や!ってなった時に、失敗したりするとテンションだだ下がりなこと請け合いです。

せっかく、ボーナスをはたいてまで買ったこの測定機達も浮かばれません。
(とはいえ、オシロスコープはそんなに良い性能ではないということがわかっていて、既にもっと良いやつが欲しいなぁ、、、などと思っています。もはや測定機を買うために働いているのか、生活のために働いているのか謎、といった状態になっております。果たして、これは技術系の人たちの性なのか!!)

まずは、この回路が何故動かないかを突き止めて、動く形にして、測定出来る段階に持って行こうと思っております。

こんな感じで、その他色々な実験で、このような、憂き目にあっている人がいると思われます。

その手の方々、もしエピソードがあれば、メッセージを書いて送っていただけると嬉しいです。

それを、NOTEを使って共有できればなー、と思ったりしています。


実験道具を買うのに使います。目指せ!高性能オシロスコープ!