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漫画 #木曜日ノ木之瀬

小学生のころ、漫画を描いてた。3年生のとき、仲良かったH君の影響を受けて。そこから熱中してたのは6年生ぐらいまでで、中学高校以降は時折思い出して都度なんとなく描くくらい。まあ描いてたっつっても、ノートに鉛筆で殴り書きのお粗末なものだけども。

その描いてたものが、おそらく丸々、未だに保存してあって。段ボールにしまって、引越しの際も運んできたけどここしばらく、たぶん大学入って以降ずっと、封印してた。
のを、ふと思いたって先日、ひっくり返して全部読んでみた。

は、恥ずい!!!!!

よくもまあこんな代物をクラスのみんなに見せびらかしていたものだと戦慄した。もう、その通り過ぎるほど「THE小学生の落書き」って感じで。 しかもなんかやたら途中で終わってる。途中どころか冒頭3ページで打ち切りになってるものもあった。ノートが勿体ない。

ただ、にしたって、全体の量が凄くて驚いた。衝動。なにがそんなにモチベーションになったんだというほど。

内容の変遷。

最初期は、私に漫画を教えてくれたH君が描いていた「てづくりベイブレードまんが」の二次創作。当時のマンガ描き仲間たちを主人公に据えた作品なんだけど、構造そのままに私自身を主人公にすり替えて作品化。すべての創作は模倣から、とはいえ友達からまんま貰うってお前。
その後もモチーフがクラッシュギアになったりゾイドになったりポケモンになったりしながら二次創作を繰り返した。

その次にようやく、普通の漫画の模写が始まる。まあこれも模写であり二次創作。8月にワンピースのこと書いたとき触れたけど、出てくる敵、フィールド、状況は原作のまま、バトル展開が自分考案のものになるという。クロコダイル戦なんか、決め技の「ゴムゴムの暴風雨(ストーム)」を3発も打ってた。

そう、私はなにしろバトルシーンが描ければよかったらしい。保存してあるうちの7割はバトルシーンだったと言っても言い過ぎじゃない。

その中にも、ギャグ漫画を描くムーブメントがあった。『でんじゃらずじーさん』の模写から始まり、“オリジナルのフォーマットに既存作品からパクったギャグを乗せる”という方向にシフトしていく。当時よく読んでた少年サンデー、特に『いでじゅう!』からやたらパクっていた。

そんで『うえきの法則』にハマったのをきっかけに、オリジナルバトル漫画が開始。『CLOVER』というタイトル。どこかで見た展開・敵・能力だったけど、自分でそれらを編むことが快感だったのだと思う。セルフリメイクを2回もやってた。個人的にはシーズン2が好きだ。

で、この辺からお笑いにハマって、漫画への熱がそのまま移ったことで個人的漫画ブームは収束する。(この時期につくったネタ帳も大量に残っててやばい。死ぬ前に焼き捨てなければ)
収束しつつも、先に書いた通り中学・高校期もたまに描いてて、その都度少し絵が上手くなってて、ほほう、と思った。継続……はしてないけど、情熱持ってやってりゃなんとなし形になるもんなのだ。
過去の自分にちょっとだけ勇気をもらった気がした。


オチなし。

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