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水島さんは色々教えてくれる #木曜日ノ木之瀬

掃除が好きだ。

と書くと、さぞお綺麗なお部屋にお住まいですのね、などという貴婦人の高笑いが聞こえてくるが、舐めてもらっちゃあ困るぜ。私にとって掃除はハレとケ、穢れがあるから清められる。つまり祭りなんだ(韻踏んだ)。祭りが毎日あっちゃそれは祭りじゃないだろ?日々の暮らしにうんざりしたときに訪れる、束の間の非日常。神との交信。ザットイズ掃除。

言い訳はこのぐらいにして。
普段はマジで散らかっている。割れ窓理論さながらに、なしくずしという言葉がよく似合う部屋だ。掃除が好きなら散らかすのも好きなのかもしれない。表裏一体。
「掃除スイッチ」は突然入ることが多い。なにかやらなきゃいけないことがあるのに掃除を始めてしまう、というテスト前理論に陥ることは減ったが、それでも突発的に掃除モードになる。そしてそういうときは決まって狂戦士(バーサーカー)状態なので、だれか助けてください。

激落ちくんをこよなく愛するものである。
メラミンスポンジというやつを最初に知ったのは、漫画「あたしンち」に出てきたときだ。タチバナ母が水島さんにもらって感激していた。そのときの印象から、高級品なのだろうなと勝手に思っていたので、フツーにドラックストアでみかけて驚いた。

基本的に、激落ちくんを渡されたら黙る。一日中どこかを磨いていられる気がする。やってるあいだ無心になれるのも、掃除のよいところである。

2月に部屋を退去したときも、8年分のヨゴレと対峙したわけだけど、掃除だけは際限なくやってられると思った。もちろん期限があるからそうもいかないが。
トイレクイックル、クイックルワイパー、クイックル立体吸着ウェットシートなど、クイックル無双であった。掃除グッズを店で眺めるのも好きだ。妄掃(妄想で掃除すること。造語)が捗る。

とはいえ、“まったく汚れの出ない部屋”というものがあるなら住んでみたい。世にも奇妙な物語みたいな展開になりそうだけど。


#掃除 #激落ちくん #クイックルワイパー

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