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ひとつのことを

まずはこれを読んでもらいたい。

仕事が忙しくなり、今までやれてたいくつかのことが出来なくなりました。例えば出勤前にやってた運動。そしてお昼に食べるスープジャー作りなど。出勤時間が早まり、今はあきらめざるを得ない状況です。睡眠時間を確保するためだけど、早く帰宅して早く寝られるようになれば、また再開したい。

タッチタイピングの練習は今でも続いています。1日10分程度。寝る前の習慣になってます。何も考えず無心にやれるのが今の状況にとっては有難い。
けっこう早く打てるようになりました。仕事にも役立っています。

この状況をツラいとは思ってなく、大変だと思うものの、人生の局面において訪れるいくつかの試練なのだろうと受け止めてます。これも人生のイベントのひとつ。今しか見えない景色を楽しむ気持ちで迎えてあげたい。
どんな状況であれ歓迎してやるのだ、人生ってやつを。

noteの下書きより

いま読み返すとかなり恥ずかしい。年末書いてここで力尽きていた。
これ本当に公開するつもりだった?

いまはだいぶ仕事の内容も落ち着いてきました。ある程度自分で仕事をコントロール出来るようになったのがやはり大きいです。年末の悲壮感漂ってた自分を客観的に見られるくらいにはなりました。

ひとつのことを

そんな忙しかった12月。ある映画を見直しました。もしかしたら?という予感があったからです。それは『ショーシャンクの空に』。いわずと知れた名作で、感動的なストーリーが万人の心を揺さぶります。

でも2周目でもう一度見直すなら、こんな視点で見てみるのも面白いかも。
”ひとつのことをあきらめずにやり続けた男の物語”

そういえば…と思い当たるシーンがほらいくつか頭に浮かんできませんか?

刑務所という自由のない空間。永遠に思える時間。過酷な状況の中で、何が自分に出来るか考えて、それを黙々とやり続ける主人公。奇跡のようなエピソードのいくつかは、ひとつのことをやり続けた先に起こったことでした。

映画を見て思ったのは、その結果をめざして必死にやり続けたわけではないということ。そうなればいいなというぼんやり明るいイメージが、希望となって主人公を支えていた。だから続けられた。絶望することなく人間らしい心を持ち続けられたのは、それがあったからではないかと思うのです。

我が身を振り返って、あの年末の忙しい時に、あれもできないこれもできないと嘆いたけど、それでもいくつかはずっと続けた習慣があります。わずかな時間で出来ること。それを続けることが心の安定につながるのでは?と、あの映画を見て気づくことができました。

ずっとつづける

ではどんなことを続けてきたか書き出してみます。

■ 歯みがき

丁寧に歯を磨くようになって1年半が経ちました。3か月に一度の定期健診でほめられたくて続けています。単純なものでほめられればやる気も出るというもの。特に夜寝る前の歯みがきが好き。どんなに忙しくてもその時間だけは無心になれるので、歯を磨くことで次第に穏やかな気持ちになれます。

余談ですが、歯磨きのコツは「歯磨きはむずかしい」と自覚すること。歯のかたちは1本ずつ違っていて、どれも複雑なかたちをしています。チャチャッと済ませられるはずがない。だから時間をかけるようにしています。
もはや趣味の領域です。

■ スープジャーづくり

仕事が忙しく年末1か月ほど休んだけど、いまは再開できてます。スープジャーに関してはnoteに書こうと思ってる間に、1年以上が経ってました。ズボラここに極まれり。いつかちゃんと書きます。

2年ほど前から栄養士さんと2ヶ月に一度作戦会議をしています。スープジャーづくりはその一環です。包丁使わなくてもスープジャーはつくれますよという言葉が、料理経験のない私には目からウロコでした。そこから自分でつくるようになり、野菜たっぷりの具だくさんスープを毎日食べるようになりました。今では包丁使うことも日常です。

栄養士さんと定期的に話すことで、食習慣・運動習慣について詳しくなりました。素材としての野菜に興味を持つようになり、野菜のおいしい食べ方の本も何冊か読みました。

↑ これオススメです。野菜食べたくなりますよ。

■ タッチタイピング

もうすぐ1年になります。いまもずっと練習続けてるなんて、始めた当初は想像もしてませんでした。これも歯みがきと同じで、雑念から解放されて無心で取り組めるのがうれしい習慣です。

タイピングソフトも使ってるけど、いま取り組んでるのは松下幸之助の『道をひらく』を写すこと。何度も読んでる愛読書で、これをタイピングの教材に使えばいいのでは?と思いつき、実行しています。実際の本は縦書きなので、横書き表示もできる電子書籍版を新たに購入しました。時間を見つけて少しずつ打ち込んでいます。一冊終わったら達成感あるだろうな。
この後の予定も決まってます。次はレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』。文字をなぞることで言葉の美しさの秘密に触れてみたい。

最近会社支給のPCが新しくなりました。キーボードにも慣れたほうがいいと思い、新しいPCでタッチタイピングの練習をすることに決めました。しかしPCを起動するとログが残るので、電源を入れるわけにはいきません。そこで考えました。そうか、それなら電源入れずに練習すればいいんだ!

何も表示されない黒い画面に向かって、手元を見ずタイピングし続ける。
いわばタッチタイピングのイメージトレーニングです。

タブレット端末で『道をひらく』の電子書籍版を横目に見ながら、ノートPCは電源落とした状態でキーボードをたたき続ける…。そんなことが可能かといえば可能でした。タイプミスしたら、あっ間違ったって分かる。打ち直してそこから再開する。その状況が脳内で再現できてるから不思議です。

このイメトレはひょっとすると私にとって次のブレイクスルーにつながるかもしれません。タッチタイピングの飛躍的な向上を予感させるのです。キーボードも見ない、画面で確認もできない。その逆境がかえって感覚を研ぎ澄ませてくれる。そんな手応えを感じつつあります。

未来を楽しむために

最近ようやく運動習慣も再開しました。2か月ほどお休みしたけど、体を動かすのはやはり気持ちいいですね。止めるのも自由、止めないのも自由。止めたくないから再開しました。そのぐらいのイージーさがあってもいいと、いまなら思えます。

そうやって続けたいくつかの習慣。ひとつのことをずっと続けてきた先に、どんな未来が待ってるだろうか。もしかしたらいまの自分の想像を超えた何かが起きるかもしれない。起きないかもしれない。どちらだって構わない。

未来を楽しむために、自分で何かの種をまく。
何もしなければ何も起きないし、誰かを何かを当てにしたって始まらない。
ワクワクは自分でつくっていきたい。

映画で見たような奇跡がいつか自分にも起きるかもしれない。
未来はいつも未確定だから、その可能性を大切にしたい。
そんなふうに思うのです。

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