見出し画像

アジア最東端の鉄道を乗り継いだ先に。(最長片道切符の旅4日目)

こんにちは。最長片道切符の旅4日目は、寄り道に寄り道を重ねて、釧路を離れ、根室まで行こうと思います。もちろん、釧路から先、根室までは最長片道切符のルート外なので、青春18きっぷを使うことにしました。釧路→根室→帯広の行程です。

地球探索鉄道「花咲線」

東釧路駅から乗りますのは、花咲線と呼ばれる札幌から続く根室本線の末端区間です。

0kmポストがあった。
地元の高校生が何人かいた。

朝も早かったので、列車内ではほとんど寝ていました。快速ということもあり、停車駅が少なく、目が覚めたら、東根室に着いていました。日本最東端の駅です。

別寒辺牛べかんべうし湿原の中を走る。
この次の駅が根室駅。

根室に到着です。まだ、朝早い、時刻は8時ちょうど。

最果ての駅からの歓迎があちこちの看板から伝わってきます。ここが日本最東端の街、北海道根室市です。ここからはレンタサイクルして、片道15kmほどの風蓮湖・春国岱しゅんくにたいへ訪れたいと思います。

またまたレンタサイクル

主張大事。

野生動物が出ないかどうか、出たら出たで楽しかったのですが、野生動物といえばカラスくらいしかいなかったですね。

少し進むと、温根沼おんねとうという景勝ぬま地の近くを通りかかります。よーく目を凝らして見てみると、2羽のタンチョウヅルが休憩していました。タンチョウヅルは必ず2羽でいます。

この橋を渡れば、春国岱。

最果ての観光地

春国岱というのは、いわゆる砂嘴と呼ばれる地形に囲まれた湿地帯で、ここでしか見られない生態系や植生が間近で観察することができます。しかし、サンゴ草が紅葉する秋口が旬の観光地のため、8月のこの時期は悲壮感で満ちた、この世の果てのような観光地となっています。だが、これがいいんです。

てくてく。
てくてくてく。
むしゃむしゃ。
むしゃむしゃむしゃ。
ここらへんでやめておこう。
サギ連中とウミネコ連中。

とまあ、ここでとんでもないニュースが耳に入っています。磐越西線と米坂線と五能線で橋梁が崩落しているというのです。全てこの旅のルートに関わる路線です。ついで、奥羽本線や花輪線でも冠水や土砂災害などで運転見合わせが相次ぎ、この先一体どうなってしまうのか、ということで頭がいっぱいになりました。まあ、どうにかします。

来た道を辿って、根室市街へ戻ります。

帰りも起伏が激しい。
名物・花咲ガニが軒先で食べられる。
根室名物・オランダせんべい
という名のワッフルみたいな何か。
出汁に日本列島が詰まっている。

花咲線で釧路へ

十分に最東感を楽しんだので、花咲線で再び釧路へ戻ります。花咲線も存続が怪しい路線なので、今回このように往復で乗り通すことができてよかったです。

西和田駅。
昆布盛駅。昆布がもりもり採れたのかな。
海の近く。
別当賀駅。
厚床駅。かつての標津線の分岐駅。
姉別駅。ルパンがちょこちょこ登場する。
車窓を楽しんでもらおうと速度を落として走行する。
浜中駅。
茶内駅。
観光列車とすれ違い。
相変わらず湿原の中。
厚岸駅。牡蠣で有名。
門静駅。
尾幌駅。
別保駅。JRの駅で唯一「ぽ」で終わる。

10本目 東釧路15:49発 普通 釧路行き 5630D

釧路から旅の再開

厳密にいうと、一つ隣の東釧路駅からは最長片道切符のルートが再開されています。少しの乗り換え時間でぶらり釧路の街中を散歩しました。

駅のコンコースの雰囲気がレトロで好き。
駅舎も好き。
駅から徒歩3分の和商市場へ。
白米片手に市場を練り歩き、
自分好みのネタを集める勝手丼が名物だが、
金がないのでセイコマートへ。
コロッケは釧路駅の惣菜屋さんで買った。
幣舞ぬさまい橋。
街灯が鶴。

11本目 釧路17:07発 普通 帯広行き 2530D

それでは、今日のラストの移動、帯広まで行きましょう。

大楽毛駅。とても楽しそう。
庶路駅。
太平洋の間際を走る。
し ら ぬ か 駅。
西庶路駅。
厚内駅。
帯広到着後、すぐに新得行きへお乗り換え。

12本目 帯広19:35発 普通 新得行き 2560D

今日は、帯広駅の2駅隣、西帯広駅の近くのライダーハウスに泊まります。1泊1000円。激安です。

最果てへ寄り道した1日でした。

稚内から793.8km / 肥前山口まで10166.7km

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?