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【青春18で行く】鉄道唱歌1人旅(東海道編第16番)

16番

三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道
駅にはこの地の名を得たる 官幣大社の宮居あり

御殿場線を全線乗り通した後、沼津から東海道線上り列車で1駅、三島駅に到着。この駅は伊豆箱根鉄道も乗り入れており、修善寺までの伊豆観光拠点となっていることでしょう。時刻は18時1分。あたりはすっかり真っ暗です。

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三島駅舎の屋根に描かれる緩やかなカーブは、三島大社を模して作られたという噂があります。「たしかに言われてみれば…」と言った感じです。いいセンスですね。

歌に出てくる三島大社まではバスでも行けたはずですが、歩いていくことにしました。その街の雰囲気を肌で直に感じるためには、やはり歩いて散策することが必須でしょう。道中で何か面白い発見があるかもしれませんし。

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したら案の定、面白い発見がありました。富士山の裾野に存在する三島は、かつて富士山が噴火したときに溶岩が到達した場所でもありますので、溶岩が固まってできた岩が地表に見られるのです。

この看板、何も考えずに読むと、とんでもなく危険なところに来てしまったんだと一瞬勘違いしてしまいそうな、三島市からのささやかなドッキリ要素に、思わず顔がにやけます。なんてったって、普通、溶岩と聞いて、最初に思い浮かぶのは、ハワイなどで見られるドロドロのマグマでしょうから。

そんなことを考えながら、20分くらい歩き三島大社に到着しました。早速、鳥居をくぐって、中に侵入します。

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境内はすっかり静まりかえっていて、軽い肝試しをやっているかのようでした。夜の観光名所というのは、基本的に誰もいないので、いつもより特別感が倍増されます。ここを訪れて、旅2日目の行程を全て完了したことになります。

この後はホテルにチェックインし、受け取った地域共通クーポンで地元の中華料理屋でタンメンを食べ、寝る前に少し残っていた大学の課題を片付けて、青春18きっぷの旅1日目は終了です。

最後に12月17日の全ルートを辿った地図を貼っておきます。明日の最終目的地はなんと愛知県の岡崎です。まだまだ、東海道の旅は始まったばかりです。

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