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イヤホン繋いでる?いくよ!

8月も終わり。どんな曲で締める?


男女コラボ曲


アーティストのコラボ作品って昔からあるけど、最近の邦楽シーンではさらに活発になってきている気がする。

そういえば人気の菅田将暉さんとか、米津玄師さんやOKAMOTO'S、Creepy nutsなど、頻繁に色んなアーティストとコラボして話題になってるよね。彼の面白いところは、特徴的な声質なのに、どんなアーティストとコラボしてもスーっと馴染んでしまうところ。クセがあるようでない、 良い意味で『使い勝手のいい』アーティストなんじゃないかな。お芝居で培われた感覚もあるのかも?



『1+1=2』の世界観だったり、『1×1=1』の世界観だったり。


コラボ作品の面白さ。

『混ざり合い方』


「めちゃくちゃ相手の世界観に染まってる!」というのも最高だし、

「全然ジャンル違うのに全くブレないなこの人」っていうのもイケてる。

「なんか二人ですごいところまで行っちゃったよ!」っていうのも。

溶けきっちゃうのも、溶けきれないのも魅力的。

そのアーティストの性格やクセ、戦い方。相手との関係性まで見えてくる。『個の世界観』も良いけれど、『他者の存在(声)』が現れることによって、より世界が広がり立体的になっていく。


これはもうアドベンチャーだよ!∞!


そして個人的にツボなのが、男性アーティストと女性アーティストのコラボ。

同性のコラボも勿論面白いけど、男女ならではの『視点の違い』が織りなすドラマがまた・・・。

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KID FRESINO

Cats & Dogs (feat.カネコアヤノ)

同じ時代、同じ町で生きているのに、見てる景色がまるで違う、そんな二人を見ているかのよう。

冒頭KID FRESINOのBOYな感じで物語は始まり、なるほどこういう感じでカネコアヤノはどうくるんだろう・・・?と思いきや、徐々にサウンドはカネコアヤノワールドに。そしてまたBOYな感じに戻るが、さっきとは違う、溶け合っているような感覚。そうか、二人とも同じ世界で生きているんだ。

全編通して"肯定してくれる優しい空気"が漂っていて、それがなんだか心地が良い。二人に共通している人柄なんだろうな。


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さとうもか 

アルバム『Merry go round』に収録されている楽曲。

ばかみたい feet.入江陽

女の子の、恋煩いの歌。

喫茶店で『あの人』のことを考えているんだろうなぁ。

儚い歌詞に惹きつけられる。


すると後半に入り、突然。


もかちゃんの恋バナを聞く
お酒弱いもんで、ソイラテを飲む



えー!向かいの席、人いたのー!!

(続きの歌詞は聴いてからのお楽しみに)

こういう立ち位置の『feat.』もあるのかと感動した。

男女で恋の歌を歌うとなると、やはりその恋の当事者(主人公同士)になることが多いと思うのだけど、この曲の中で入江陽さんは『聞き上手な年上のお兄さん』。つまり3人目。バイト先の優しい先輩みたいな存在。しかもキーマン。名脇役。

喫茶店でのワンシーンが、とても立体的に。

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Age Factory

この楽曲では、佐藤千亜妃さん(活動休止中のバンド、きのこ帝国でVo.をされていました。現在ソロ活動をされています。)がゲストコーラスで参加。

コーラスだけど、明らかに登場人物。

同じサビの歌詞を歌っているのに、はっきりと"二人"が見えてくる。

声に物語があるボーカル(かなり抽象的だけど・・・)ってすごい素敵だなぁ。


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混ざり合うって、ほんと面白い。



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谷口


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