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#11.文章は「100点」を目指すより、「85点」を目指してコツコツ書くのが良いと思います。(シナリオライターの意見)

序論:この世に「絶対」など絶対に存在しない。

まず大前提として、物語を創る上で「絶対」な方法はありません。
私もシナリオ術と銘打って、多数の記事を公開しておりますが、残念ながらどれだけ記事や「文章が上手になる本」を沢山読んでも、文章が上手になるわけではありません。

もちろん、モチベーションを手に入れる為のきっかけになったり、アイディアを手に入れる為に、沢山の文章を読むことは必須です。
しかしそれ以上に、実際に書いて学ぶという経験こそ、文章力向上に必要不可欠だと考えています。

「これをやれば絶対に面白い文章がかけるようになる!」なんて素晴らしい方法があるならば、きっと今頃誰もがベストセラー作家のはず。
(読み者手が減って、本が売れなくなるのでベストセラーという概念もなくなると思いますが…。)
でも現実はそうなりません。ということは当然、面白い文章を書くにはそれなりの努力が必要になります。

本論:「地雷を踏まない」は執筆の極意

一方、文章を「100%つまらなくする方法」は存在します。
・Do not dare to write in your native language (Japanese)
・文法ひっちゃかめっちゃか、なんだかめちゃくちゃ読みにくい
・テーマがはっきりせず、支離滅裂。
・誤字だつ時があまりにも多すぎつ。
・なにがいいたいのかわからない。
(↑急に読みにくくなったでしょう?)

私はこの「100%つまらなくなる方法」を学ぶことこそが、文章を書く上で非常に重要なことだと考えています。これは特に経験の浅い頃に心がけていたことでもあります。
「とにかく”スベ”らない。」
「最低限読んで内容が理解出来るようにする。」
「何が言いたいのかがわかる文章にする。」
「なるべく誤字脱字を減らす。」
たったそれだけのことを守るだけで、文章のクオリティは格段にレベルアップします。それに、初めから「100点」の文章を書こうとするよりも、圧倒的に簡単です。

いわば「地雷」が埋められている場所を把握し、それを避けながら、ゴールへと目指していくようなものです。
最初からゴール目掛けて一直線に走れば…即座にBoom!!残念な文章に仕上がってしまいます。

また、「文章力」は成果が目に見えにくい能力なので、「何を基準に100点をつけるのか」という問題もあります。
学校の国語のテストなら、答えが用意されていますが、我々が日常的に書く文章には答えがありません。
そこにはやはり、ただ「地雷」があるだけなのです。

結論:文章は「100点」を目指すより、「85点」を目指してコツコツ書くのが良いと思います。

初めから「100点」の面白い文章を書こうとせず、まずは「85点」を目指してみましょう。
85点を目指すと、目の前にある課題に気づくことが出来ます。
地に足のついた、具体的な戦略をとるようになります。
自分に足りないモノに気づくことが出来ます。
そうして地道にコツコツと文章を書き続けた結果…いつの間にかゴールにたどり着いている。「文章力を磨く」というのは、その積み重ねなのだと思います。

私もまだまだ、ゴールにたどり着いたことがありませんが、少しずつ少しずつ、地雷の撤去作業を進めて行きたい所存です。


あ、ちなみに、「地雷撤去作業」の一環として、この度小説を書き始めました。完成した暁には、皆さんにお披露目させて頂きますので、よかったらTwitterフォローなどもよろしくお願いします。





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