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誤読ノート08 若柳(栗原市) #風景誤読


表面

時計店の帰りに

栗原の若柳の町で時計の直してもらいに行ったときに時計の店主に1時間くらいかかりますと言われ、久しぶりに時計の店周りを散歩して時間を潰そうかなと歩き始めました。

北町の中田というところで昔は色々な商店が建ち並ぶ小じんまりとした通りです。
今はあまり店じたいをしてるのは少くないのですが、小さい頃にはよく通る道だったので、歩くだけでなつかしい気持ちになりました。

時計の方から右側に出てフラフラ歩き始めました
夏だったこともあり小店の影をつたって行きました
このあたりの通りは材木屋が多く夏はこうばの人が
せわしなく動いててカンカン、シュシュと木の香りとともに
軽快な音が響いて思わずたち止って聞いていました。
近くにある菓子店や理容店を過ぎたところに北辰神社小さな神社があります。
年に2、3回祭りなどをして冬のどんと祭日には炎がごうごうと立ち上ります。
その時に夏だったので暑いしひとけのない静かな雰囲気です
暑ったので少しやすむことにしました。
一応お参りをしてやしろの階段でぼーっとしました。
少しの木々もあったので日影もあり
とても風が吹いて気持ちいい日影でした。
神社のやしろは最近赤色が塗り重ねたばかりで快晴の空に良く映えていました。
神社で休憩したあとはまた材木屋が見えてきます。
まだ右の道を進んでます。
昼近くなので作業はしていないのですが音が聞こえてきません。
近くでチリンチリンと良い音色が聞えました。
どこかの家風鈴が鳴っているのだろうなとまた足を止めました。
とても暑かったけど音が聞えるだけですずしくなったような気がしました。
あとは時計屋の反対の道の方でパン屋があるのでパンを購入して時計が直る時間を過ごしました。

裏面へ

裏面

地図
おおまかな

色々と発見はありましたが書くスペースが少くなかったので覚えてて印象に残ったところを書きました。

昔の散歩なので今はほとんど店はやってません


※2023年10月7日から12月24日にかけて、石巻のキワマリ荘にて開催された「ZINE+」展。
滴滴は〈風景誤読〉をフリーペーパーや立体に展開して展示をつくりましたが、会場内に「風景誤読ノート」という自由帳も一緒に設置しました。今回はこのノートに書き込まれた何者かの散歩を公開いたします。ほぼ原文ママです。

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