滴々(たらたら)

何の意味があるのか、そもそも何をしているのかすら曖昧なまま、参加している自覚がないひと…

滴々(たらたら)

何の意味があるのか、そもそも何をしているのかすら曖昧なまま、参加している自覚がないひとも含めた複数人でコトを起こしています。2021年「景に遇う」、2022年「すれ違う栞の束と」、2023年「漂流葉書でとうめいに」。現在「風景誤読」を展開中。

マガジン

  • 【全篇】イメージを歩きつつ(風景を誤読する)

    「ただ歩いている」ということからはじまり、拡がる。なんでもない生活の絡み合いを索めて散歩し、文章を書いたり写真を撮ったり絵を描いたり詩をつくったり、イメージを重ね描きしていきます。複数の散歩者たちによる、ささやかなアーカイブです。

  • 中山、川平、桜ヶ丘ほか(仙台市) #風景誤読

    宮城県仙台市の中山・川平・桜ヶ丘・滝道あたりの風景誤読をまとめています。「鳥滝川」という謎の水路が、それぞれの散歩のひとつの補助線になっています。《中山地区をあるいた散歩者:みたらし、たかしな、りな、あおな、みずさわ、ちだたく》

  • 北深志ほか(松本市) #風景誤読

    長野県松本市(主に北深志)の風景誤読をまとめています。 《松本をあるいた散歩者:ぴよまる、たかしな、あおな》

  • 誤読ノート

    展示会などの場所であつめられた何者かの散歩たち。 ▼誤読ノート収集場所一覧 2023年10月-12月 ZINE+展(石巻のキワマリ荘)

最近の記事

  • 固定された記事

風景を誤読するためのコンセプト #風景誤読 とは

〈風景誤読〉とは? 正式名称「イメージを歩きつつ(風景を誤読する)」、長いので〈風景誤読〉と呼んでいます。 例えば、 家のすぐちかくにあるけど入ったことのない、ちいさな商店や寂れた中華料理屋、狭〜い路地に入ってみる。もし気になったら、お店のひとにまちのことを訊いたり、その路地のことを調べたりする 歩いたことのない場所、歩いてみたい場所を漠然とアタリを付けて、地図片手に冒険してみる。気になった建物や面白い看板があれば観察したり、写真を撮ってみる 誰かが昔よく通って

    • 20240406 上連雀、下連雀(三鷹市) #風景誤読

      朝5:30に東京駅に着いた。全然眠れなかった。夜行バスの自由席はかなりガチャ要素が強くて、今回は大ハズレだった。運転席前の最前列にみたらしと二人で座ることになった。足を伸ばせなくてかなりしんどかった。 眠い目をこすりながら、中央線で三鷹に行く。今回は、私が小学4年生で仙台に引っ越すまで生活していた三鷹のまちを、仙台に行ってからの友人であるみたらしくんと一緒に歩く。三鷹には最近東京に出るたびに通っていて、たとえば既に次のような記事を書いている。 ▼みたらしくんの今回の三鷹あ

      • 20240406 上連雀、下連雀(三鷹市) #風景誤読

        三鷹を歩いた。 重要だと思ってしまうのは、「三鷹を歩いたこと」ではなくて、 何があったのか、どんな風景の道を見たのか。 つい早足になってしまい、早々に足が疲れることがある。 雑踏を掻き分ける時、他人の足が遅く感じる。 自分なんて、もっとゆっくり歩けばいいのに、とも思う。 何を収集しているのかわからない。 朝の街を歩いた。小雨が降っていて傘の必要性を感じる。 寝づらい夜行バスの後の倦怠を抱えている。(いた。) 2024/04/06 みたらし

        • 20240420 五輪(仙台市)#風景誤読

          ギャラリーチフリグリさんで とある作品を堪能してきた。 入ってそうそう “会場の居心地の良さ”と“作品の素敵さ”に圧倒されながら、 作品(小説)に浸った。 .。o○ (~O~)サイコウノ ジカン ある日の観察日記㉞ 素敵すぎる作品を前にしたら写真に残さずにはいられず すぐさま、いつものようにスマホのカメラを起動する。 …あれ? ………?? 『こんな日に限って、エラーか』 (⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠! 好きな作品の前でスマホと悪戦苦闘をしながら 素敵過ぎる作

        • 固定された記事

        風景を誤読するためのコンセプト #風景誤読 とは

        マガジン

        • 【全篇】イメージを歩きつつ(風景を誤読する)
          78本
        • 中山、川平、桜ヶ丘ほか(仙台市) #風景誤読
          5本
        • 北深志ほか(松本市) #風景誤読
          9本
        • 誤読ノート
          8本

        記事

          20240413-0419 山の観察 (北秋田市、岩手郡、仙台市)

          ぼんやりと歩いていると、アリの巣に繋がる“山”を見つけた。 その“山”は日を重ねるごとにポツポツと増えている(ような気がする)。 そこで、山の観察をしてみた。 … ある日の観察日記㉝ … *  秋田の景色はとにかく、美しかった。 透き通った空気に溶け込むような遠くの山々、瑞々しい草花たち、澄み渡る大空やのんびりとした空気感など…それはまるで、水墨画のようだった。  岩手の景色はと言えば、「岩手山(!)」…と言っても過言ではないくらいの大迫力。天候によって さま

          20240413-0419 山の観察 (北秋田市、岩手郡、仙台市)

          20240416 二ツ井町 (能代市) #風景誤読

          岩手に寄った帰りに、私の生まれたところでもある秋田に帰省してきた。 ある日の観察日記㉜ 母の案内で『道の駅 ふたつい』を訪れた。 そこでは 綺麗な風景や 歴史ある樹木 などを堪能できるらしい。 ✻ 道の駅の外には、川辺と草原などが広がっている。 * 広場には川岸に向かって、ポツンとカメラ台が設置されていた。 ここからの目線が “どなたか” のオススメなのかも知れない。 カメラ台とは 親切すぎる…(⁠๑⁠•⁠﹏⁠•⁠) * 歴史ある樹 * 道の駅を探索

          20240416 二ツ井町 (能代市) #風景誤読

          トッポみたいな触感の 木の枝 を見つけた。 枝を触るとツルツルしていて、トッポを食べる前に触っている時を思い出す。 (木の名前 みずき/水木) 「りな」20240415

          トッポみたいな触感の 木の枝 を見つけた。 枝を触るとツルツルしていて、トッポを食べる前に触っている時を思い出す。 (木の名前 みずき/水木) 「りな」20240415

          20240128 川内追廻、川内亀岡町、川内三十人町、荒巻青葉(仙台市) #風景誤読

          この日は、たかしな(本記事の筆者)、りなさん、みずさわ先輩、ちだたくさんの4人で青葉山周辺を歩いた。 この散歩は以下のふたつの散歩を意識しながら行われた。 1.〈誤読ノート〉に寄せられた、ちびまるさんによる青葉山散歩 2.りなさんによる青葉山(川内追廻)散歩 ちびまるさんの誤読ノートは印刷して同行者全員に配布し、ところどころそれを読みながら歩いた。川内や追廻を歩くことで、ちびまるさん(誰かは全然知らないのだが)の毎日の生活と、りなさんの最近の関心事、このふたつをうっす

          20240128 川内追廻、川内亀岡町、川内三十人町、荒巻青葉(仙台市) #風景誤読

          20240414 八幡町(盛岡市) #風景誤読

          ある日の観察日記㉛ 親戚からいただいた 「バッケ味噌」と「つくしの玉子とじ」を ご飯のおかずとして食べてみた。 うーん…(⁠๑⁠•⁠﹏⁠•⁠) 率直な感想で申し上げると、私は得意ではないのかもしれない。 (大人になれば この美味しさがわかるのかな…?) バッケ味噌は 「ご飯にのせて」、「おひたしの味付けとして」 いただいた。 .。o○ 作ってくれて、ありがとう〜 バッケ味噌は、口に入れた時の香りが 爽やかな香水のようで 私には少々キツいものを感じた。 (⁠٥

          20240414 八幡町(盛岡市) #風景誤読

          20240413 八幡町(盛岡市)#風景誤読

          いとこの結婚式で久しぶりに親戚に会った。 “お久しぶり~ ”の余韻をつかの間 『バッケシリーズ最高だよ…!りな ナイス!!』 久しぶりにあった親戚は とてつもない高揚感に包まれていて、滴々の熱烈ファンの一員になっていた。 ある日の観察日記㉚ 日記に登場した親戚(2人)は 嬉しそうだった。 『まさか…だよな〜(爆笑) まさか おれとのやり取りが載るとはなぁ〜笑 おれなんて、腹かかえてわらったでぇ〜 ほんとによぉ〜』 『笑いすぎて腹の筋肉が痛くなったんだよ〜… ほんと

          20240413 八幡町(盛岡市)#風景誤読

          20240412 小松島新堤(仙台市)#風景誤読

          大きいタンポポの観察をしたくて、再びこの地に来た。 ある日の観察日記㉙ お目当てのものを見る前に、とある植物を見ておきたかった。 前々回のときにお世話になった人とは違う、別の親戚とのやり取りのなかで気になっているものがあって 先にそちらを…っと。 * ”ある日の観察日記㉗”が完成したときの、親戚とのやり取り 20240408-0410 小松島新堤(仙台市) #風景誤読|滴々(たらたら) (note.com) * 『見たよ バッケシリーズウケた(爆笑)  つくし

          20240412 小松島新堤(仙台市)#風景誤読

          20240411 小松島新堤(仙台市) -カラスと- #風景誤読

          今日はいつものカラスが居なかった。 ある日の観察日記㉘  いつも観察をしていると、のんびりと寛いでいる1ぴきのカラスに出会う。   仕事に出掛ける前にも時たま、電線の上でちょこんと1人で座って遠くを見て佇んでいる。 .。o○(カラス、黄昏れ中) … そのカラスを遠くから見ていると、 こちらまで ほっこりと温かい心に包まれる。 … 鳴いてる姿は見たことないけれど また一緒に、 まったりしよ〜  .。o○ ( いつものかたへ  心の中でお手紙をかいたよ ) ✳

          20240411 小松島新堤(仙台市) -カラスと- #風景誤読

          20240408-0410 小松島新堤(仙台市) #風景誤読

          "バッケ"の意味が伝わらなかった旨を当の親戚に伝えたところ、とあるメッセージをもらった。 … ある日の観察日記㉗ … "ズコーッ" ( 後転しそうな勢いでひっくり返っているスタンプ) 「バッケ分からなかったか」 (親戚) 「つくしのことだとおもったんだよ (腹を抱えて笑っているスタンプ)」 (私) 「んー秋田でもつくしはつくしだよ。秋田では食べないけれど、山形の山菜料理店で食べたことあるよ。旨かったよ!」 (親戚) 「へ〜どんな味なんだろう  (キラキラした

          20240408-0410 小松島新堤(仙台市) #風景誤読

          20240408 小松島新堤 (仙台市) #風景誤読

          いつも方言を覚えられず、その場の雰囲気で意味を感じ取っているからか…後で意味を知ってビックリすることがよくある。 ある日の観察日記㉖ 前回の日記を作り終え さっそく親戚にメッセージを送ってみる。 … 「つくった」(私) すると、すごく嬉しそうな表情の スタンプが帰ってきた。 「ありがとう ♡ 感謝 キラキラ」(親戚) … 〜翌日〜 … ふと、家族から耳寄り情報を聞く。 「 バッケは ”ふきのとう”のことだよ」 (家族) 「え?!」 (私) 「え?○○

          20240408 小松島新堤 (仙台市) #風景誤読

          20240408 小松島新堤 (仙台市) #風景誤読

          秋田にいる親戚から一通のメッセージが届いた。 ある日の観察日記㉕ 『 朝にバッケ取りをしてきた。今年は暖かかいから大きいものが多くてダメかと考えていたらまだつぼみなのを見つけてきました。先ほどバッケ味噌をつくりました。(生前)お爺ちゃんから聞いていた伝統のものです。もしかすると、私しか知らないバッケ味噌かもね! 』 (親戚) .。o○ ( 私も名前だけなら知ってるよ~ ほかの親戚に知っていそうな人、居そうだよ?) なんて、思いつつ .。o○ 「そっか〜 のびたら駄目なん

          20240408 小松島新堤 (仙台市) #風景誤読

          20240404 小松島新堤 (仙台市) #風景誤読

          数日前はたしか点々と生えていたものが、今では広範囲に "ニョキ ニョキッ"と繁殖している。 現段階のトップは20㎝を優に超えそうだった。 そこで、じっくりと観察してみた。 ある日の観察日記㉔ 1. ひとつひとつ先端の色が違うつくし ▽「花咲くお姉さん」との出会い 草がじんわりと先端に縮こまりながら葉っぱのところから作られていた。 ふにふにとした弾力と葉っぱを重ねたような柔らかさを持つ触覚だった。 * 紙の繊維が凝縮されているような、ガチガチとした密度のあ

          20240404 小松島新堤 (仙台市) #風景誤読