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10分でわかる海外ニュース 2024年1月29日

オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
海外に行くと夢のような日常が待っているとオーストラリアに来るまで勘違いしていた23歳。
あれから20年、残業続きで体調を壊したり、鬱になったり、寝れない夜を過ごしたり、仕事に明け暮れて家族と不仲にもなった。
海外にいても日本にいても日常をどう感じてどんなふうに過ごすかは自分次第。
昨日の晩御飯で子どもたちが「お好み焼きにイカが入ってた」って喜ぶ横顔を見て幸せを感じた。
たったそれだけのことができない時があった。

どこにいるか、誰といるか、どんな家に住んでるとか、英語がうまいとか下手とか、日本人だとかそんなことは関係なかった。幸せな人はどこにいても幸せで、やりたいことに全力で向き合って、毎日を楽しむことができる。
紆余曲折したけれど、これまでの経験を活かして朝から晩まで真剣に向き合うことができる仕事がある、「ありがとう」って言ってもらえる。
毎晩泥のように寝ていて、やっぱり夢や映画みたいな生活からは程遠い毎日だけど44歳になる今年も充実している。

【金融ニュース】

ウォール街はまちまちの経済データを受けて国債を下落させ、トレーダーは連邦準備制度理事会(FRB)が年内の利下げを決定する前に忍耐を示すことに賭けた。

個人消費が予想を上回り、FRBが好む基調的なインフレの指標がほぼ3年ぶりの低水準に鈍化したにもかかわらず、債券の損失は満期が短いものによって主導された。政策決定者たちは、借入コストを引き下げる前に持続的な景気後退の兆候を確認したいと明言しており、この数字は3月の利上げがまだ実現しないとの見方を強めた。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■アジアでトップ・バンカーの給与がボーナス消滅で100万ドルを下回る

・中国や香港での取引不足が業界を直撃し、ウォール街のアジア企業のシニア投資銀行家の給与は過去20年間で最低水準に落ち込んだと、この問題に詳しい関係者が語った。

日本を除くアジアの多くのシニア・バンカーの報酬総額は70万ドルから80万ドルに減少し、2000年代に入ってから通常100万ドル以上を得ていた水準を大きく下回ったと、この関係者は私的な問題を議論するため名前を明かさないよう求めた。モルガン・スタンレーやUBSグループAGを含む銀行のマネージング・ディレクターの少なくとも20%は、昨年ボーナスを受け取っていないという。

■週休4日制がドイツの労働問題を解決する可能性

・低迷する経済を再生させようと奮闘するドイツは、多くの企業が労働時間短縮のメリットを試す中で、実験的な展開を見せようとしている。

2月1日から始まる6ヶ月間のプログラムでは、数百人の従業員に毎週1日の休日を与え、給与は全額支給する。労働組合は、このプログラムによって従業員がより健康で幸せになるだけでなく、生産性も向上する可能性があるとしている。

このプロジェクトは、熟練労働者の不足が企業の人員補充に圧力をかけているドイツの労働市場で起きている、より広範な変化を強調するものだ。人手不足は高インフレと相まって、各業界の従業員に賃上げを求め、パンデミック時に獲得した柔軟性と独立性を維持しようとする意欲を強めている。

■オーストラリア首相、政局復活のため税制に全力投球

・オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相は、政治家としてのキャリアで最大の賭けに出ることを決めた。

税制改正案を発表することで、大多数の有権者が減税を受けられる見返りに、オーストラリア国民が選挙公約を破っても許してくれることに賭けるのだ。アルバネーゼによれば、その理由は明確で、2019年に立法化されたときとは経済状況が変わっており、世界的な紛争がいくつも続いていること、インフレ率が予想外に高騰していることなどである。

紙の上では、この税制案は多くのオーストラリア国民に人気があるはずだ。しかし、経済的、政治的な危険性があり、アルバネーゼ自身もそれを認め、先取りしようとしている。

【最後に】

週4日の労働時間で今まで通りの給与を支払うということは、週4日の稼働で、今まで通りの売り上げが必要になるということ。
どうやって?
どんな仕組みづくりをするのか。
ドイツ政府はどんな政策でこれを遂行するのかものすごく興味がある。
もちろん裏技なんかないだろう。
ひとえに効率化と仕組みづくりのコツを知りたい。



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