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10分でわかる海外ニュース 2023年11月24日

オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする10分でわかる海外ニュースのまとめ&海外暮らし、子育てを通して感じる日々のコラム

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
読む。
雑多なものを読む。
絵本、小説、エッセイ、自己啓発、時には論文、そしてニュース。
そこで自分にしっくり来る表現を仕入れる。
感情であったり、考え方であったり。
そうやって自分の表現方法を取得することを続けてきたつもりだ。
そして、それは言語学習も同じで、どれだけ多くの表現に触れることができているかで、その言語が使えるようになるかどうかが決まる。
母国語だろうが外国語だろうが、普段から使っているからといって表現が豊かかと言われればそうじゃない人もいる。

「なぜか」

それは同じようなものに毎日囲まれて、同じような生活をしているから。
かくいう僕も毎日変わらない生活をしているからこそ、この文を読む人の中にも飽き飽きしている人はいるだろう。
感性を育てたり、アップデートが大切な理由はきっとそこだろう。

【金融ニュース】

ドイツが4年連続で債務上限を停止するとの報道を受けて欧州債券が下落し、ユーロ圏経済の減速に伴う借入増加への懸念が高まった。

ブルームバーグが木曜日に報じたところによると、オラフ・ショルツ首相は先週、ドイツの最高裁判所が下した判決によって、抜本的な予算の見直しを余儀なくされた。ドイツの10年債利回りは6ベーシスポイントも上昇し、政策当局者のタカ派的な発言を受けて、他の主要欧州債の利回りも上昇した。

ベルギーのピエール・ヴンシュ中央銀行総裁は木曜日、欧州中央銀行(ECB)は賃金の伸びが高止まりしている間は利下げしないと述べ、ドイツのヨアヒム・ナーゲル中央銀行総裁は早期利下げは誤りだと述べた。一方、欧州中央銀行(ECB)の前回の政策決定会合では、必要であれば借入コストを再び引き上げるべきとの意見が示された。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■中国不動産株が急騰、サナックは27%上昇 北京が50社を資金調達先に選んだ後

・北京が低迷する不動産セクターを支援するため、当局がさまざまな融資の対象となる不動産会社50社のリスト作成に着手したことで、中国のデベロッパーの債券は株価とともに上昇した。

ブルームバーグの中国デベロッパー株指標は7.6%上昇し、9月以来の大幅高となった。中国の大手デベロッパーで初めて再建合意に達したサナック・チャイナ・ホールディングスが27%高となり、このセクターの上昇を牽引した。シーゼン・グループ・リミテッドとアジャイル・グループ・ホールディングス・リミテッドも上昇した。

■アジア最大のリスクとされた中国債が有利な賭けに変わる

・他人が恐れているときに貪欲になれ。

ウォーレン・バフェットの有名な投資マントラに従った人たちは、ブルームバーグの調査で今年この地域の金融リスクの第1位とされた中国の地方債に飛びついていれば、大きな利益を得ただろう。その代わりに、中国の地方政府金融機関が発行する短期債券は今年を通して上昇している。

ブルームバーグが集計した最新のデータによると、AA-と格付けされたLGFVの1年物人民元建て債券と同等の中央政府債とのスプレッドは、水曜日に記録的な水準まで低下した。利回りは20日連続で低下している。5年債と10年債のプレミアムも低下している。

■6%以下のローンが枯渇し、住宅ローン金利は新時代へ

・オーストラリア準備銀行(RBA)の13回目の利上げが金融機関に反映されたことで、多くの借り手にとって「5」で始まる住宅ローン金利を見つけることは過去のものとなった。

RBAが11月に現金金利を4.35%(過去12年間で最高水準)に引き上げて以来、数十の金融機関が25ベーシスポイントの引き上げ分を全額変動金利の顧客に転嫁している。

銀行は、安定した高収入の仕事、多額の預金、低い借入比率を持つ優良顧客を獲得するために戦い続けているが、シドニー・モーゲージ・チョイスのブローカーであるテリー・アンウィン氏は、多くの借り手にとってそれは現実ではないと述べた。

「競争力のある金利は6.14%程度でしょう」とアンウィン氏はrealestate.com.auに語った。

【最後に】

5で始まる利息が珍しい時代。
家を購入した2014年から10年。ついにきたか!という感じ。
2004年に来豪して、2014年に家を買い不動産投資を始めた。
来年でまるっと20年。
この20年、オーストラリアの金利の乱高下はまるでジェットコースターのようだった。
銀行員として働いた2011年から2019年までの8年間。それをつぶさに見てきたからこそ感じるのかもしれない。
リーマンショックからの早い立ち直りに湧いたオーストラリアから段々と政策金利を下げ、コロナでダメ押しを喰らってついに回復の兆しを見せた金利。オーバーローンの人には厳しい局面になってきた。
来年以降、市場はどんな動きを見せるのだろう。仕入れどきかな。

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