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アメリカに移住したら必要なW-8 BENの更新手続き (W9)

日本在住の間に、アメリカの証券取引口座を持っていた場合は、W-8 BENというフォームを証券取引口座に提出することで、得た収益などをアメリカ国内で課税されることなく、日本で課税されるように依頼することができます。

そもそも、日本在住でアメリカの証券取引口座(TD Ameritrade, Etrade, Charles Schawab, Fidelity, Vanguardなど)を持っている方の母数は少ないかなと思うのですが、

日本で外資系企業に勤めている方のうち、お給料の一部にRSUの株式付与が含まれている場合であれば、その株式の受け取りのために、入社時にアメリカの証券口座を作るように言われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合、「そういえば最初にW-8 BENとかいう資料を提出したっけな」と覚えてらっしゃると思います。

さて、既に母数が少ないであろうところから、さらにニッチな話になりますが、もしそんなあなたがアメリカに移住した場合、W-8 BENの更新手続きをしなければなりません。今日はそれをテーマにnoteを書きたいと思います。


W-8 BENについて

簡単に上記でご説明しましたが、詳しいことを知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。

なお、W-8 BENは提出してから3年間で期限が切れるので、その間にアメリカに移住された場合は、期限が切れるまでに更新手続きをするのが理想です。

期限が切れてしまった場合は、証券取引口座にログインしようとするとこんなメッセージが現れます。配当金や利子などが部分的に差し押さえ(な感じ?)されてしまっているんですね。


どうしたらいいのか

W-8 BENは、米国非居住者用のフォームだったので、その更新のタイミングでは、「私は米国居住者になりましたよ = なので日本じゃなくてアメリカで課税してね」という旨のフォームを提出する必要があります。

一般的には W-9 というフォームを提出すればOKです。入手方法は、各社の証券取引口座にログインして、検索窓などで W-9 と検索すると出てくると思います。

ざっくりとした流れとしては、

W-9 に必要事項を記入する(住所、電話番号、SSNなど簡単なものです。直筆サイン必要。)
②証券取引口座のアカウントページからファイルをアップロードする

感じです。

詳細については、証券会社のサービスセンターに電話をすれば丁寧に教えてもらえます。私はアメリカに移住後に、EtradeとCharles SchwabでW9を提出しましたが、どちらも電話口で細かく何をすればいいか教えてもらえました。

証券会社によって若干 W-9 のフォームが違ったり、ウェブサイト上でファイルをアップロードできる場所が違ったりするので、電話をして確認することをお勧めします💡


大変ニッチな話題だと思いますが、今日はW-8 BENと W9 の提出方法についてご紹介しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました☺❤



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