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マーケティングと陰陽五行と 其の四:wikiで陰陽五行を学ぶ

今日で4回目の投稿となりましたが、気づいたら陰陽五行論とはなにか?という話をきちんとしていませんでした。

しかし恥ずかしながら僕もまだ学び始め。正直wiki程度の知識しかもっていません。

とはいえ、陰陽五行の基本の基本くらいは書いておかないと、noteとして片手落ちかなと思い、ここではwikiを参考にしながら陰陽五行論の基本をちょこっと書きます。


陰陽とは?

陰陽五行は読んで字のごとく、陰陽と五行の組み合わせです。
陰陽は簡単にいうと物事には2つの極があるよ、という話。
光と影、右と左、上と下、裏と表、プラスとマイナス。そんな感じです。

二元論は世界中にありますが、東洋の二元論は西洋のものと違って二元に善悪をつけないのが特徴だという気がします。欧米では天国と地獄に代表されるようにどちらかが良くて、どちらかが悪いという善悪二元論的色彩が強いという印象がありますが、東洋は良いも悪いもないという印象です。

たとえばベジタリアンに近い食生活のマクロビオティックは、食品を陰と陽にわけて考えてますが、陽性のものをたくさん摂るのがいい、というよりは、バランスを取った中庸さを心がけることが大切だとされています。

陰陽は物事には2つの極があるという話ですが、そこに善悪の価値判断がないのがポイントです。

五行とは?

五行とは、簡単に言うと万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素から成っているという考えです。Wikiによると「もく」「か」「ど」「ごん」「すい」と読むらしいのですが、僕が教わっている流派(?)では、金は「きん」と読んでいます。それぞれの要素はそれぞれの性質を持っています。
ものすごく簡単に例を挙げると

■方角■
【木】東方、【火】南方、【土】:中央、【金】西方、【水】北
■季節■
【木】春、【火】夏、【土】季節の変わり目、【金】秋、【水】冬
■色■
【木】白、【火】赤、【土】黄、【金】秋、【水】冬
■果物■
【木】李、【火】杏、【土】棗、【金】桃、【水】栗
■本能■
【木】守備本能、【火】伝達本能、【土】引力本能、【金】攻撃本能、【水】習得本能

というような感じです。

ちょっとだけ突っ込んだ話〜相生相剋論〜

木火土金水は、それぞれに性質を帯びているので、関係性というものもあります。
相手を生かす関係と、相手に打ち克ってしまう関係。
それぞれを相生(そうしょう)、相剋(そうこく)と言います。


木火土金水の相生相剋論(Wikipedia より抜粋)

まずは相生関係から。
【木生火】木は火を生かす。木は燃えて火を生む
【火生土】火は土を生かす。火が燃えてできた灰が土となる
【土生金】土は金を生かす。土の中から鉱物・金属が出てくる
【金生水】金は水を生かす。金属の表面には凝結により水が生じる
【水生木】水は木を生かす。水によって木は養われる
これを陽の関係といいます。

次に相剋論。こちらは陰の関係です。
【木剋土】木は土に克つ。木は土から養分を吸い取る
【火剋金】火は金に克つ。火は金属を溶かす
【土剋水】土は水に克つ。土は水を濁す
【金剋木】金は木に克つ。金属の斧で木は倒される
【水剋火】水は火に克つ。水で火は消える

こんな関係があるよ、とだけ覚えておけばまずはいいです。

十干十二支

さて次は十干(じゅっかん)十二支(じゅうにし)です。

十二支の方は馴染がありますよね。

子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い)

僕らが普段干支(えと)と言っているのはこの十二支から来ています。

https://www.furacoco.co.jp/culture/eto/より引用

つぎに十干ですが、こちらは

甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)己(き)庚(こう)辛(しん)壬(じん)癸(き)

です。甲乙丙くらいは何となく聞いたことはありますよね。

さてここで勘のいい人ですと、「10って5の倍数だよね」と気付いたかも知れません。

そう、十干は木火土金水に呼応します。

甲と乙は木性。甲木(こうぼく)、乙木(おつぼく)。
丙と丁は火性。丙火(へいか)、丁火(ていか)。
戊と己は土性。戊土(ぼど)、己土(きど)。
庚と辛は金性。庚金(こうきん)、辛金(しんきん)。
壬と癸は水性。壬水(じんすい)、癸水(きすい)。

ここでちょっと「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」を
それぞれ訓読みしてみましょう。

甲(きのえ)乙(きのと)
丙(ひのえ)丁(ひのと)
戊(つちのえ)己(つちのと)
庚(かのえ)辛(かのと)
壬(みずのえ)癸(みずのと)

気づきませんか?
そう、これらの漢字の訓読みは、木火土金水+「え」(陽)「と」(陰)なんです。ちなみに干支(えと)はこの「え」と「と」から来ています。

おっと、今日はいつもよりも少し長くなってしまった上に、お勉強っぽかったので、大変でしたね。

でもこれを押さえないとなかなか理解できない話もあるので、まずは基本中の基本として書いておきました。

次回はもう少しラフな内容になる予定です。

では!



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