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ファンタジー少年

ぼくが映画を好きになったきっかけは
小学校低学年の頃に見た
『ロード・オブ・ザ・リング』でした

背は小さいけど勇敢なホビット族や
老齢で白ひげをこれでもかと蓄えた魔法使い、
才色兼備で美男子なエルフの騎士
粗暴で力強いドワーフ、そして人間。
彼らがパーティを組み紆余曲折
さまざまなトラブルを乗り越え
悪の魔王を倒していく。
この壮大かつ超王道ファンタジーな物語が
今も続く厨二病の根源になっているのかもしれません笑

あくまでもフィクションではあります
ですが当時、まだ純粋なぼくには
こんな世界がどこかにあるんだッ!!!
すごいッ!間接的にぼくはいま
すごい体験をしているんだッ!
と圧倒されるくらい、
抜け出すことのない没入感がありました。
それからたくさんの作品を観るようになりました

もともとディズニーアニメーション作品は
母親の影響でたくさん観てきたものの
(大のディズニー好き家族)
実写で観る『パイレーツ・オブ・カリビアン』にも
大興奮でした

元来ONE PIECE大好き少年だったが故に
え!?本当の海賊ってこんななのか!!と
またのめり込んだりものです
『スーパーマン』を観たときは
うわぁ!すげぇ!!
本物のヒーローだ!!強ッ!!ってなったり、、、
ものすごく純粋で幼いが故に
そうやって映画沼にハマっていったのを
覚えています笑

ハリウッド映画を
作品として捉えるという概念がなく、
え!?こんなことが実際に
アメリカでは起きてるのッ!?やば!すご!
と言う感覚で小さい頃は観ていました笑
そんな感じでちゃんと信じちゃう部分が
あるあたり、我ながら可愛い頃があったなぁ
なんて思います😅

これがまた不思議なもんで
洋画じゃないとそうはならないんですよね
日本の邦画だとバラエティで観る俳優さん
タレントさんが出ているので
あぁ、これは作品だなとか
これは演技だなって
なぜか理解できちゃうんですが
小さい頃はハリウッド映画とかを観てしまうと
そこには全く顔の作りも体格も違う
見たこともない外国人が
映し出されているわけじゃないですか。
そうなるとえ!?これすごい!マジ!?
これは嘘じゃない!って
思っちゃってたんだと思います笑
どれもそんなわけないのにw
一種のドキュメンタリーだと
思ってたんでしょうね笑

そこから『X-MENシリーズ』
『007』『ミッションインポッシブル』などなど
いろんな作品が金曜ロードショーや
土曜プレミアムなどで
放映されてはビデオテープで録画して
撮り溜めしていました
そのビデオを見たいがために
わざと体温計摩擦して具合悪い演技して
仮病で小学校をズル休みしたものです
親も本当は気づいてたかもしれませんが笑
お布団を敷いてもらって
1日中映画を観ていた時代、、、
良い時代だったなぁw
今はそんな時間とてもじゃないけど
作れない、、、泣

まずビデオが懐かしいですよね
撮った映画にシールを貼ってタイトルを書いて...
そうしないと勝手に母ちゃんとか姉とか妹が
勝手に録画を上書きして
見れなくなっちゃうんだから笑
自分の棚に何本も映画のビデオテープが
貯まるの楽しかったな〜笑
もうビデオテープなんて絶滅しましたもんね
今も実家のどこかでホコリかぶって
しまってあるんだろうな

中学に上がるとたろちゃんは
より厨二病に拍車がかかってしまい
妄想癖が激しくなります
ある日はクラスにテロリストが襲撃して
好きな子が人質にされるのを
助けるヒーローになったり
別の日は最強の不良になって学校をまとめたり
突然手から火が出る能力者になったり、、、
青いなぁというよりもとにかく痛いなぁ
の限りをつくしていた感じでしたね笑
(男の子には誰しもそう言う時期があるのよ
僕の場合は今もそれをずっと
引きずってるのだけどw)

中学の頃もまだビデオテープで録画していて
「夜中まで起きてる俺カッケー」主義のもと
朝4時とかまでわざわざ耐えて
そこから一本見て謎のアドレナリン出したまま
登校するっていう謎のルーティンがありました笑
夕方くらいに親に塾に通わされたんだけど
その頃にはクタクタで気絶するように
机で眠ってたなw
いま過去に戻って自分にあったら
高い金払って塾の意味ないだろ!!と
説教してやりたいけども笑
そんで塾から帰ってきて風呂入って
また夜中になって準備して
映画見たり、、、
4時くらいになるとおばあちゃんが
トイレしに毎回起きてくるんだけど
まだ起きてるのけぇ夜ふかしさんねぇ
なんて言いながら一緒に
トムクルーズの過激なスタントを見たこと
いまでも鮮明に思い出されます、、、😌
おばあちゃんまた天国で映画見よう。

なんかあの頃の謎なパワーとかエネルギーは
やはり純粋さが源ですよねきっと笑
大人より子どもの方がよっぽど素直で
欲求とかにも真っ直ぐだから
できたことなんだと思います
素直さはなくしちゃいかん。

それから大学では24時までバイトして
まだサブスクが今ほど充実してない時代だから
最寄りのGEOに行って新作とか旧作・名作を借りて
おまけに発泡酒とつまみを買って
一作観て寝るのが毎日のルーティーンでした
何ですこぶる良いおうち時間なんでしょう笑笑
ぼく実は1人の時間大好きで
こうして誰にも気にせず酔いながら映画見て
笑って泣くのがたまらなく心の
デトックスになってたんですよねぇ
ビバ・映画最高。

こう考えるとビデオからDVD
そして今はスマホ一つで楽しめる
こんな変遷がありながらも
常にぼくの人生を楽しませてくれた
映画にはありったけの感謝ですね
おかげで映画好きな人と
YouTubeとかもできてるわけですし。
これだけは断言できるんですが
映画好きに悪い奴はいないんです

・・・あ、マルっていう例外もいました。

たろちゃん組


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