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【駄文】溶接道のこと

 今回、「黒田製作所物語」という作品を綴るにあたり、『溶接道』という言葉を使いました。造語です。若しかして世界で初めて「溶接道」という言葉を使ったかと思いGoogle先生で検索したら、某テレビ局で「はまちゃんの溶接道」というタイトルがヒットしてしまいました。残念です。
 なお、サムネ画像は、「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。私でもありませんし、黒田製作所関係者でもありません。
 さて、前振りが長くなりましたが『溶接道』については、その黒田製作所物語から、そのまま引用させていただくことにします。

 紀元前から現代まで、五千年の時を超えて人の営みを支え続ける技術、それが「溶接」である。溶接技術の発展とともに、人は産業を発展させ、より豊かな生活を手に入れたとも言える。
 ここでは、その技術に魅せられ人生を駆けた男の話をしたい。ある意味では、どこにでもあるような話なのだろうと考える。日本だけでも溶接技術を生活の糧とする職人は何十万人と存在し、企業は何万社と存在しているだろう。

 ということですよ。私が子どもの頃は、まだ「町の鉄工屋さん」が身近に存在していました。サムネ画像のような方が日常にいました。なので意識はしませんでしたが、「溶接」という概念が大きいので、その定義にもよりますが、世界規模で考えれば、紀元前3千年のメソポタミア文明、日本に限定しても「弥生時代」には、溶接の技術は存在し、脈々と受け継がれてきたということになります。
 そして、かの「宇宙船はやぶさ」の本体は存じませんが、小惑星において素材を集めるための装置には、溶接技術が大きな役割を果たしているという話を聞きました。
『メソポタミアからはやぶさまで続く、遙かな道』
もう、これだけで浪漫ですよね。何か美しいですよね。その遙かな道の、ほんの一瞬の出来事になりますが、物語を創ることができて嬉しさ満杯です。

 で、素人の生兵法、付け焼刃ではありますが、「溶接コンクール」の大会要項なども見てみたら、凄く項目が多くて細かくて、「こんな手順覚えられるか」というレベルなのですが、その手順を難なくこなし、その上で溶接した作品の「美しさ」や「強度」を競うということになります。
 現在では「機械」が作業することも多いようですが、精密な作業などは手仕事になることも多いようです。

『溶接スゲー、何だこの不思議な世界』

 と日々感動しながら物語を綴っておりました。そして、本文では「全日本ボイラ―溶接士コンクール」のエピソードがチラっとありまして、そこの紹介は割愛しますが、作品のモデルとなる企業様のエピソードを元に構成していますが、ほんと「事実は小説より奇なり」を感じさせるお話でした。

 今回も燃え尽きていますので、しばらく本格的な「小説」は取り組めないと思いますが、「溶接道」の話は、また考えたいものです。コンクールの話や、「溶接女子」の話だけでも、面白い話になりそうです。興味がある方は「日本溶接協会」のウェブがお勧めです。もう1回叫びます。

『溶接スゲー、何だこの不思議な世界』

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