Taro Ohmae

ウィーン応用美術大卒。ウィーンでデザイン活動中。 familiar done dif…

Taro Ohmae

ウィーン応用美術大卒。ウィーンでデザイン活動中。 familiar done differently. SAGAN Vienna https://sagan-vienna.com/

最近の記事

8000kmと最近の事、

1年の間、色々な事があったがそこまで遡るよりも最近の事から書く方が記憶を辿らずに楽が出来る。 前回のnoteを書いてから随分と時間が経った。 このnoteをするキッカケを作ったゆーこ氏が今年亡くなった。 それを理由にする訳では無いが気持ちが落ち着く迄ここに書くのはやめておこう、とした。 この落ち着く迄という曖昧な期間設定も言ってみれば、気が向いたらと言った所か。 デザイナーならもっと発信しないと、noteしたら良いよという彼女の意見を聞いたものの、あれやれこれやれ、合わなか

    • 乾漆、工藝。

      乾漆とは 古くは中国から伝わった技術で、日本では奈良・天平時代に 多くの仏像がこれを用いて制作されてきました。 仏像の型に 漆を染み込ませた麻布を幾重にも貼り 乾燥させた後、中の型を全て抜き取り完成させます。 技術が広まった背景として、 木造建築が主流だった日本は火災が多く 乾漆で作られた仏像は中が空洞状になっているため 非常に軽く、運び出し易かったからだと聞きました。 私達のウィーンにあるショールームには幾つかの乾漆で出来た物がカバンと置いてあります。その内の一つが

      • そこで完結するデザイン。

        地産地消、”コト“、民藝など多くの言葉が生まれ、もしくは再利用され消費され忘れ去られて行っているのだと思う。結局、そこに乗る人たちはその波に乗ってさえいればそれで良く、事実を置き去る事で次に進む原動力にしているフシすら感じられる。“毎日が新しい”果たしてそうだろうか。 ただはっきりしているのがその波がバイブルの様な物に書き加えられる事によって再度消費されるのを待っている。 田舎が大きくコロナ禍で注目される中、言葉だけが先走り、都会で編集され消費される。この構造が悪いとは全く

        • FAMILIAR DONE DIFFERENTLY。

          FAMILIAR DONE DIFFERENTLY 単純に新しい物が新しい所に侵入する時に、真新しい物だけを目の前に置いた時に拒絶が最初に来る事が多い。 面白い話にカルフォルニアロールの話があって、寿司はすぐに受け入れられず、巻き寿司が生まれ、そこから寿司受け入れられ、広がった話。 プロダクトが求めるコミュニティー感があって、プロダクトが仲間探しをしだした時にとても面白い広がり方をする時がある。 このClassic collectionこのウィーン編みという籐で編まれた物

        8000kmと最近の事、

          自己紹介という。

          始める時に自己紹介をする事があるが、よく考えてみると書いて自己紹介をした事がない。 大前太郎 35歳 大阪出身 今現在ウィーン、オーストリアでSAGAN Viennaというブランドを主宰 18歳の時に進路を決めた先が文化服装学院であったので東京へ。ファッションデザインという事が勉強が出来るという事でふんわりと深い考えもなく、東京に行けば何とかなると考えたのであると思う。 東京に住んで、良かった点は学校には自分と同じくして、ファッション、服、もしくは物を作る事が好きな人

          自己紹介という。