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「オーケストラ」で熱かった1年

2021年10月21日~25日
ワールドシップオーケストラの広島プロジェクトに参加していました。




ワールドシップオーケストラは2014年に設立したオーケストラ団体。
フィリピンやカンボジアの子供たちに「初めての音楽体験」を届けるオーケストラである。僕も縁あって設立直後2015年のカンボジアのオーケストラに参加した。


当時が大学4年生の卒業直前。この後すぐに社会人に。
海外に行く時間もお金も社会人になるとなかなか捻出できずに、参加する側ではなく応援する側に回った。
クラファン支援とか、国内での活動とか出来そうなことは出来る限りかかわっていったつもり。


コロナが蔓延し、ワールドシップの本来の拠点であるアジアに行けなくなってプロジェクトが中止になっているのもなんとなく知っていた。
この広島プロジェクトはそんな中で国内で初めて行うオーケストラプロジェクトということでリリースされていた。

僕は正直、最初は情報をスルーしていた。
いつもの通り「どうせ行けないだろうな…」と思っていた。

ただ少し時間が経って「あれ?行けるぞ。」と思い始めた。
時間が転職で前の会社員時代より融通が利くし、作ることが出来たから。
そしてお金もプロジェクトを国内でやるから海外よりかからない。
ワールドシップ復帰はずっと夢見てきたことで、またここで演奏したいと思っていた。ということで広島行きを決意。

楽器演奏は数年ぶり。プロジェクト参加も数年ぶり。ワールドシップに馴染めるかも、楽器をちゃんと演奏できるかも、楽譜を読めるかも不安だった。
10月頭の事前練習は本当に緊張していた笑

そして広島に。
久々のプロジェクトはやっぱり楽しかった。

今回訪れたのは広島県の坂町

2018年に豪雨被害のあった町。
僕が行った時は、見た限りではその豪雨の跡が見当たらなかったが確実にその町で豪雨による被害があったそう。 

演奏を聴きにきてくれた子供たちや地元の人が、3年前の豪雨の時にどんな経験をしたかどんな傷を受けたかは分からない。そしてその傷が癒えたのかは分からない。けど、今この瞬間は演奏を楽しんでくれて、喜んでくれた。という充実感があった。

僕はプロと違って演奏の技術が優れてるわけじゃないし、楽器のブランクだってあるし。けど、「感動を届けるのには技術が全てじゃない。どれだけ熱くなれるか。想いを込められるか。」
これは過去海外で子供たちに演奏を届けていた時にも感じていたことであるし、ワールドシップに参加できなかった期間「箕輪編集室」などで書籍とか雑誌とかイベントとか色々なプロジェクトを素人ながら携わってきて感じたことでもある。
むしろ「素人」だからこその熱狂のすごさを感じてきたこの数年でもある。そこに改めて気づかせてくれた。

そして思うのはワールドシップへの「感謝」

色々なことがあったとは思うが、何年経っても戻ってくる場所を作ってくれた続けてきてくれたワールドシッパーの皆さんには本当に感謝している。ずっとずっとクラファンを支援しながら、SNSを見ながら、「いつか絶対戻る!」という想いを実現させてくれて本当に感謝です。
ワールドシップ的には海外に行けて悔しい。という想いはあると思いますが、僕が戻ってこれた国内のプロジェクトを企画してくれたことに感謝。

「社会人・大人になっても楽器を吹きたい。」


これは大学4年の就活の時に思っていたこと。
社会人なり立ての時はたまに楽器を吹いてたけど、年々「中々厳しいのかな…」と思いながら過ごしていましたが、またその思いを持っていたことを思い出しました。

広島を機に2021年末のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での中学生への音楽鑑賞教室にワールドシップオーケストラとして参加。

来年は母校である山手学院高校のOBOG吹奏楽団の参加もしようかと…

「音楽を生涯の親友に。」

 
新たな音楽の冒険が30歳手前で始まりそうです。

掲載写真:Koki Tsumura




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