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子どもたちにYouTuberが人気な5つの理由

私たちは小学生を対象に"YouTuberになる"から学べる日本初の教育プログラムYouTuber Academyを運営しています。養成講座でも塾でもなく、"子どもたちのやりたい"を応援するためにアカデミーを開校したわけですが、当初は自分自身もなぜ子どもたちがYouTubeばかり見るのか、YouTuberに憧れるのかを十分に理解しきれていませんでした。

この記事では「子どもがなぜYouTuberが好きなのか、人気なのか、夢ランキングまでラインインしたのか」を現場で気付いたことも踏まえてまとめてみたいと思います。

正直よく分からない、そんな方に少しでもなるほど!と思っていただけると嬉しいです。

目次は下記の通りです。

1 子育て環境の変化
2 テレビでは絶対出来ない要望に応える
3 会いに行ける芸能人的存在
4 本よりも分かりやすい解説
5 一番身近な憧れ


【1】 子育て環境の変化

なぜ子どもがYouTuberが好きなのかを知る前に、どのタイミングで子どもがYouTubeに接触するのかを考えてみましょう。

まず子ども自身はデバイスを持っていないため、親に見せてもらう必要があります。ではどのようなタイミングでYouTubeを見せるのか、それは誤解を恐れずにいうと子どもに一定時間静かにしていて欲しいなぁという時です。

例えば電車の中や何かの待ち時間、料理を作っている最中など、「ちょっと静かに待っていて欲しいなぁ」という場面はたくさんのあると思います。

実際に電車で親子の様子を見ていると、子どもがデバイスでYouTubeやゲームをしている姿がよく見られます。これに対して時々ネガティヴなコメントもありますが、特別今に始まったことではありません。以前はその役割をテレビなどが担っており、料理を作っている間などに録画したアニメや映画を見ていた記憶がある人も多いのではないでしょうか。

三世代で住んでいた時代は家庭内で助け合ったりできていましたが、共働き当たり前になった現代において、親御さんの忙しさを考えれば、テクノロジーによって心に余裕をつくることができるなら利用することはむしろ賢い選択といえます。

つまり純粋に子どもがYouTubeに触れる機会、時間が子育て環境の変化によって増加していることが一つの理由と言えそうです。


【2】 テレビには絶対出来ない要望に応える

YouTubeはテレビには絶対できない強力な2つの特徴を持っています。

1つ目は、見たい時に、どこでも見れるということです。そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれません。しかしこの特徴は私たち大人よりも子どもの方が受ける影響は大きいのです。例えば小学生を考えた時、寝る時間が決まっている子も少なくありません。さらに習い事などをしている子どもも増えています。そうなった時に、その時間しか見れない、家にいないと見れないテレビは少々不自由といえるでしょう。

2つ目は、見たいものだけ見れるということです。1つ目については面倒ですが、録画をすれば対応することは可能かもしれません。しかし、テレビは公共の電波を扱っているため、またスポンサー企業がいるため、出来るだけ万人受けするような内容にする必要があります。

まさか朝から晩までアンパンマンや仮面ライダーのおもちゃ紹介をしていたらスポンサーから、そして視聴者から大量の苦情が入ることになるでしょう。その点YouTubeは自分の見たいものをずっと見続けられる、つまり一人一人にあった動画を見ることができるため、飽きやすい子どもたちにとってYouTubeは非常に魅力的といえます。


【3】 会いに行ける芸能人

テレビを見て育った私たちは学校に行くと「昨日あの番組見た?」「あのお笑い芸人ほんと面白いよね!」と話していたと思います。現代の子どもたちにとってYouTuberはテレビでいう芸能人的存在です。さらに芸能人は作り込まれたスタジオ、大掛かりなセットで撮影し、見ている人からすると自分もあんな場所に行って見たい!あんなアトラクションやってみたい!など雲の上の存在、憧れとして子どもたちの目にうつっていました。

しかしYouTuberは家やアスレチックなど身近な場所で普段使うようなアイテムで商品紹介、実験など、見ている人を楽しませてくれます。アイドルでいうAKB48のように、もっと身近で、親しみを感じる存在といえるでしょう。


【4】 本よりも分かりやすい解説

多くの人はHIKAKINさんなどトップクリエイターは何となく聞いたことがあっても他にどんなクリエイターがいるのか、子どもたちが何を見ているかまではよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

商品紹介などイメージしやすいものも勿論人気ですが、多くの子どもたちから人気なジャンルがゲーム実況です。

お子さんのいる方ならゲーム実況と聞いて、確かにそうだ、とうなづける方も多いと思います。私たちの時は攻略本を読みながらゲームをプレイしたりしていました。現代の子どもたちは本ではなく、動画を見ながら技などを覚えていくのです。これは非常に合理的で、本よりもより分かりやすく、漢字が読めなくても自分のプレイ画面と同じビジュアルで理解することができる点は納得できます。またトップクリエイターは話術レベルが非常に高く、見ている人を意識して、楽しく編集したものを見せてくれるため、より子どもたちにとって魅力的といえるでしょう。


【5】 一番身近な憧れ

子どもたちのなりたい夢は、子どもたちの知っている範囲内の職業や身近な大人に影響を受けます。そんな子どもたちにとって、YouTuberの存在は、自分のやってみたかったことをやってくれたり、ゲームでスーパープレイや特殊なことをしてくれたりする身近なお兄さん、お姉さんといえるでしょう。

小学生の時、クラスに一人は「将来は芸人になりたい!」という友達がいたり、この記事を読んでいる方自身がそうだったかもしれません。

なぜそう思ったのか、それはその人たちがとても楽しそうに、イキイキしていたからではないでしょうか。

もちろん実際はそんな甘いものではありません、毎日企画し、撮影し、編集し、動画を分析し、企業から仕事を受ける、情熱や継続するチカラがなければ決してトップクリエイターにはなれないでしょう。

そのことを子どもが分かっていない、そういった意見も世の中にはあふれています。しかしこれはYouTuberにかぎった話ではありません。

テレビで野球を見てメジャーに憧れたり、W杯を見てサッカー選手に憧れたり、スポーツ選手は試合に出るために見えないところで誰よりも努力しています。

しかしまさかサッカー少年に対して、そんな甘くない、分かってない、などと夢をわざわざ潰すことはないでしょう。それに子どもたちは大人が考えるよりも、簡単ではないことも理解しています。

疲れた様子の大人と、毎日楽しそうにしている大人なら、みなさんはどちらに憧れますか?YouTuberは子どもたちにとって大人になっても楽しそうな憧れの存在として見られているのです。

いかがでしたか?YouTuberに限らず、私たちも楽しくイキイキと、子どもたちにとって憧れの存在になれるようなカッコいい大人になりたいですね!
子どもたちがワクワクするあったかい世界をつくりたいなぁ!

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