日本酒が苦手な人のあるあるを解決したい
2月から週1でnoteを更新する#週1noteという企画に参加している。
僕は、金曜日の担当なのにここ数週間、平日仕事が忙しすぎて、2回も更新を怠ってしまった。3回更新を飛ばすとスリーアウトで退場というルールなので、もう更新を飛ばすわけにはいかない。
そんな訳で今週の金曜日を迎えたわけですが、過去数回の更新で自分で企画した日本酒イベントの話をしてきたので、今回も引き続き日本酒について書こうと思う。
(企画した日本酒イベント「大人の日本酒ラボ」についてや実際イベントがどんな感じだったかなどの過去の記事はこちら)
日本酒を嫌いな人が日本酒を嫌いになった理由
そんな訳で今回のテーマはこちら。
「日本酒が苦手な人のあるあるを解決したい」
唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格を取ってから、ビールやワイン、焼酎などは好きだけど、日本酒は飲まないんですという人に会った時によく言われる言葉に
「昔飲んだ日本酒が美味しくなかったので、日本酒は苦手なんですよね!」
というものがある。
きっと日本酒がそんなに好きじゃない人でこういう理由で日本酒を好んで飲まない人は多いんじゃないだろうか?
現に僕も昔、同じような気持ちだった。
好きな人は素敵さをアピールするけれど、、、、
日本酒を昔飲んでみて、苦手になってしまった人に対して、日本酒好きの人は
「昔と比べて最近の日本酒は味も質もすごく良くなってるから飲んでみたらいいよ。」
「昔は昔。今は美味しい日本酒たくさんあるよ。」
と言って勧めることが多い気がする。
で、これ自体、言ってることはめちゃくちゃ正しいと思うんだけど、正論は必ずしも響く訳ではないし、過去のトラウマがある人に対しての解決策にはなかなかなりにくいなと個人的には思っている。
じゃあ、どんな伝え方をしたらいいんだろうか?!
なかなか見つからない解決策を探している時に気づいたこと
自分なりにどうしたら日本酒が苦手と思っている人に少しでも興味を持ってもらえるようにしたらいいのか?
どう伝えるのがいいのか?
を考えていた時に、ふと気づいたのはワインの好き嫌いと日本酒の好き嫌いについての違いだった。
ワインの好き嫌いと日本酒の好き嫌いについての違い
ワインの好みを語る時にだいたいの人は、ワイン自体を嫌いというよりは、赤、白、ロゼ、あと好みで分けるとしたらスパークリングのどれが好き、嫌いと語ることが多い。
それに比べると日本酒は日本酒が好きか嫌いかでだいたい語られてしまう。
(純米大吟醸は好きだけど、本醸造は苦手と言っている人はそれなりに飲み慣れている人だと思う。)
日本酒もワインの赤白ロゼぐらい味に違いがあるのに、一括りにされてしまっている。
これが日本酒嫌いの溝を埋められていない一つの問題だとその時感じた。
どう伝えるといいのか?解決策ではないかもしれないけど、飲み手に寄り添う伝え方を。
この日本酒が一括りにされてしまっている問題に気づいてからは、「日本酒苦手イメージが強い人」と話をする時には
「日本酒は見た目が全部同じに見えるかもしれないけど、ワインの赤と白とロゼとスパークリングぐらい味に違いがあるし、どの食べ物に合わせるかによって全然感じ方が違うんですよ。ワインだと赤は苦手だけど、白は好きって人や赤ワインが好きだけど、魚介類を食べる時はやっぱり白ワインだなー。って人いるじゃないですか?あれと同じです。日本酒は見た目の色がほとんど一緒なので、昔飲んだ日本酒が美味しくなかったら日本酒は全部嫌いってなってるかもしれませんが、それが赤ワインっぽい日本酒だったとしら、まだ白ワインっぽい日本酒飲んでないだけかもしれないんですよ。」
と語るようにしている。
それを知ってもらった上で、どんな料理に合わせて飲みたいかや普段よく飲むお酒や好きなお酒の味などを聞いていくと、極端に嫌いなタイプの日本酒をおすすめすることはないし、徐々にストライクゾーンを絞っていくことができたりしている。
日本酒は造り方の複雑さや漢字がならぶ初見ではわからない名称(純米大吟醸、吟醸、本醸造のような名称)が相まって、初見殺しのところがかなりあると思う。
でも、日本酒は、世界で一番温度の変化を楽しめるお酒であり、お酒だけでも楽しめるし、あっさりした食事からこってりした食事まで幅広いシーンで合わせることのできるお酒でもある。
あらゆる人に日本酒の美味しさを!なんて、おこがましくて言えないけれど、せめて自分の手の届く範囲の人には日本酒の美味しさとおもしろさを味わってもらいたいなと思いながら今日も日本酒を呑んでる。
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現在、週1noteというグループに参加中!僕は金曜日担当ですが、他に30名以上の人が参加して毎日色々な視点、立場でnoteの投稿をしています。ご興味ある方は是非、下記をご覧ください。
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