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#35 NITSの自由進度学習のセミナーに参加して<後半>


後半の部が終わりました。
午後からは、具体的な実践例を小学校と中学校に分かれて教えていただきました。

子どもたちと遊びながらで、きちんと聞くことができませんでしたが、印象深かったところをアウトプットしていけたらと思います!!

子どもへの情報開示

自由進度学習の取り組みで大切になってくるのは、子どもたちが主体的に学習に取り組むということです。

「いつ何をするのか、いつ学習が終わるのかがわからないのに、主体的になれますか?」

奈須先生のお言葉(私のメモですので、言葉の違いがあるかもしれません)。

つまり、単元の学習の見通しを子どもたちがもてているかということです。
何のために学ぶのか(目標)
何を学ぶのか(内容)
どうやって学ぶのか(方法)

この3つの情報を子どもたちに開示していく必要があります。

開示した上で、「自由進度」ですので、子どもたちが計画を立てて方法を検討していきます。
2教科同時でした場合は、内容も選択することができます。

子どもたちが学びを選択し、自分のペースで進めていくためには、教師が単元の情報を開示し、子どもたちに委ねていく必要があるでしょう。

目黒区の小学校では、「学びの手引き」を提示して子どもたちが学ぶ内容を把握できるようにしていました。

学びの手引き(4/27セミナー資料)

学習環境の整備

適切な環境さえあれば、子どもは環境に関わり学んでいく

これまた奈須先生のお言葉。
学習に関する掲示物や実験器具、資料などを掲示し、子どもがいつでもアクセスできるようにしていました。

広島県の教育委員会のかたが、「学習環境を整備することで、思考・判断・表現が伸びた」と言われていました。

つまり、学習環境の整備により、学習した知識を活かしてさらに思考する児童が多くいたということだと思います。

パフォーマンス課題やOPPAとの親和性

単元末にパフォーマンス課題を設定する事例が多く紹介されていました。通常の単元でしたらペーパーテストをして終わり、ということが多いと思いますが、自由進度学習の場合、出口としてパフォーマンス課題を設定されていました

また、子どもたちのふり返りをOPPA(1枚ポートフォリオ)で記録し、授業の最初に確認する方法もありました。

自由進度学習を進めていく手法として、両者との相性は高そうです!!


改めて今年度も自由進度学習を実践していきたいと思いました!!
目黒区の小学校は年3回を必ず実践しているそうです。
私も、GW・夏休み・冬休みの3回を準備期間として実践していきたいと思います!!

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