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「アンチエイジング」の話

最近めっきりテレビを観なくなった。
観たい番組がないのもあるが、テレビがある居間まで移動するのが面倒になってしまった。

未だにテレビでは「美魔女」と呼ばれる人たちをもてはやしているのだろうか。
20代に見える40代の方々は、とても美意識が高く、スキンケアにもとても敏感だ。
その事は素晴らしいことだと思うのだが、中には執着のように若く見せることにこだわる人もいる。
そういう人を見ると何とも言えない気持ちになる。

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私は「年相応の美」があると思うし、それが好きだ。
笑顔が刻まれた目尻のシワが好きだ
日光のもと活動してきた証たるシミも
家事や仕事で使い倒し皮が固くなったりシワが増えたりしたその手も
とても素敵だと思うし「美しい」とすら思える。

「若々しい」のと「若く見せる」のは全く違うことで
結果として若く見えるのはとても素敵なことだと思う。
しかし目的として若く見せることを置いたら、なんと息苦しいことか。

また若くあることが正義となってしまっては、老化は悪となる。
誰だって老いていくし、どうあがいたってシワは増えていくのに…
そうなってしまったらきっと「若さ」が正義な人達はどうなるのだろう。
きっと自己嫌悪に陥っていくに違いない。

そんな世界はイヤだ。
歳を重ねて、蓄えたものが表情や、シワなどの変化として現れるのは素敵なことなんだ。
とても美しいことなんだ。

よって私はここにアンチ「アンチエイジング」を提唱する。
老化は悪ではない
年相応な美。それはとても素敵だし、むしろ誇らしい。

スキンケアをするなという話ではない。
若さを目的にヒアルロン酸注射や足繁くサロンに通うのはちょっと待ってみない?
という提案だ。

美しくあろうというのは素晴らしい
ただその基準は果たして「若さ」にあるのかどうか
世の中の人は今一度考えてみては、と思う。

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