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教員志望の人必見!【教員を目指せる学部の特徴解説】

こんにちは!
メンバーの抹茶です!東京学芸大学に所属しています。

教員を目指している方は、どの大学・学部を志望していますか?「教員になるなら教育学部でしょ~」と思っていると、入学してから後悔するかも。

この記事では、教員を目指している中高生に、大学・学部の選び方を紹介します。
学部選びで悩んでいる方も、もう決まっているよ!という方も、後悔することがないよう、一緒に進路選択を考えていきましょう!

1. 教員免許を取得できる学部

教員になるには、教員免許が必須です。
では、どのような大学・学部で教員免許が取れるのでしょうか?

基本的に、以下の3つの学部でとることができます。

① 教育学部 (教員養成系)
② 教育学部 (教育学系)
③ 理工学部、人文社会系学部
 など

例えば、高校の理科教員免許をとれる学部には、理学部や教育学部などがあり、大学で学ぶことができる内容はそれぞれの学部で異なります。

では、この3学部の特徴を以下に説明します。

(注)以下の説明はあくまで一般的なものです。特に、取得できる免許等は大学により異なるので、必ず自分で調べるようにしましょう。調べ方は「3. 大学の選び方」で説明していますよ!

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①教育学部(教員養成系)
教育学部には2種類あります。教員免許が取れる教育学部(教員養成系)教員免許が取れない教育学部(教育学系)です。
教育学部のほとんどは教員養成系です。特に地方国公立大にある教育学部は教員養成系の学部であることがほとんどです。この学部では、学科によって取得できる免許が異なることが多く、取得したい免許によって学科を選ぶことになります。
また、「教育学部」という名称でなくても教育学部と中身が同じ学部もあります(例:群馬大学共同教育学部など)。
なお、教育学部(教員養成系)だけで構成される単科大学もあります(例:東京学芸大学、京都教育大学など)。

・(学科によっては)小学校免許を取得できる
・各教科の指導法や模擬授業など、教員になるうえで必要なスキルを得る機会が十分にある
・教員採用試験への大学からの支援が手厚い
・教科ごとの専門性は、理工学部や人文社会系学部と比較して高くない

②教育学部(教育学系)
旧帝国大学など(北海道大学や東北大学等)一部の大学にある教育学部は「教育学」を学ぶ学部です。
必ずしも教員免許を取得する必要がなかったり、副免許(専攻とは異なる免許を取得すること)が可能な大学もあります。自分で調べてみましょう。
※教育学とは?となった方へ!こちらのホームページ(教育学 | 学問内容リサーチ)がわかりやすいです。

・教育学を専門的に学べる
・教員免許を取得する必要がないことが多い
・教員になるための勉強(各教科の指導法や模擬授業など)はメインではない

③理工学部・人文社会学系学部
教育学部に進学しなくても、その他の学部で教員免許を取ることができます。この場合は通常の授業に加えて、教員免許を取るための授業を追加で取る必要があります。
このような学部で取れる免許は、多くの場合、「中学校」と「高校」です。ただし、すべての教科が取得可能ということではなく、理工学部系ならば理科か数学、人文系ならば英語・国語・社会といったように教科ごとに免許が細分化されています。

・興味のある学問を徹底的に学ぶことができる
・その教科の専門性が高い 
・取得できる免許が限られる
・追加で授業を受けるので、忙しくなる
・大学の授業内で、教育について学ぶ機会が教育学部と比較して少ない
・教育実習の時期が教育学部より遅い、あるいは回数が少ないことがある


2. 大学の選び方

大学や学部を選ぶとき、どのような視点で選べばよいのでしょうか?
選ぶ際のポイントを紹介します!

1. 取れる免許は何か?

せっかく大学に入ったのに取りたい免許が取れなかった!ということがないよう、しっかり調べましょう!

インターネットを利用して調べる方法として
・「○○大学 教員免許」で調べる
・大手予備校のサイトから調べる
の2種類があります。
大手予備校のサイトから調べる際は河合塾の「大学検索システム」がおすすめです!
このサイトは、登録なしでだれでもいつでも何度でも使えるのでぜひ使ってください!

↓ 使い方

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最初に出るのはこの画面です。ここから自分が調べたい条件を選んでいくことができます。資格等も条件として設定することができます。
例えば中学・高校の理科の免許を取りたい人は……

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このようにチェックを入れると該当する大学を検索することができます。
ただし、100校以上あると検索できないので、様々な条件を入れて絞ってください。
フィルターには取得できる免許だけでなく、偏差値帯や入試科目、地域等いろいろなフィルターをかけることができます。

2. もっと詳しく調べる

行きたい大学のことは、もう少し詳しく知りたいですよね。
でも、何をどうやって調べるのか、何を確認すべきなのかわからないと思います。大学生の視点で、いくつかの方法をご紹介します。

① 大学ホームページ
まず実際に大学のホームページを見てみましょう。ホームページにはその大学が力を入れていることや強みについて紹介されています。
また、大学入試要項などの情報も載っているため、実際に受験する・しないにかかわらず一度見てみることをお勧めします。

② シラバス
シラバスとは大学の講義の内容などが詳しく載っているものです。実際にどのような授業をしているのかを知りたい方は、これを調べてみるのもよいと思います。調べ方も簡単で、「○○大学 シラバス」と検索すれば出てきます。
私が所属している東京学芸大学のシラバスはこのような感じです。

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このように授業の内容や目標等が書かれています。実際にどのようなペースで授業が進んでいくかも見ることができます。

③ オープンキャンパスに行ってみる
最大の大学を知る方法はオープンキャンパスです。
確かにホームページや予備校が出しているものでも情報は得られますが、生の声が聴けるのはオープンキャンパスが一番簡単だと思います。もしオープンキャンパスへ行ったら、確認してほしいことがいくつもあります!
例えば、

・学生の特徴
・進路の特徴(教員が多い?就職が多い?)
・生活の様子、学生の1日のスケジュール、時間割
・特徴のある活動(実習、ゼミ、サークル、イベント等)
・就職、教員採用試験への大学からの支援
・興味のある研究室や教授、卒業研究の内容
・施設(図書館、附属学校など)

など、実際に行ってみないと分からない情報です。
特に、学生の1日のスケジュールは学部や学科ごとによって少しずつ違うのでオープンキャンパスへ行って聞いてみることをお勧めします!大学生のイメージがわきますよ~
多くの大学では受験生向けのイベントを開催しています。そこではいろいろな学部に所属している学生が個別に受験相談に乗ってくれます。その場では、受験に関する質問はもちろん、学生生活の様々な質問がでるはずですよ!
遠い大学にオープンキャンパスに行くのは大変ですが、大学によってはオンラインで実施しているところもあります。ぜひチェックしてみては。

ここまで、教員になるための大学・学部選びについて説明してきました。
しつこいようですが、以上の説明はあくまで一般的なものです。特に、取得できる免許等は大学により異なるので、必ず自分で調べてみてくださいね。

素敵な大学生活を送れるよう、応援しています!


図1

学生団体 タルトタタン
メール:tarte.tatin.edu@gmail.com(渉外担当)
Twitter:https://twitter.com/tarte_tatin_edu
note:https://note.com/tarte_tatin_edu
代表 かめちゃん
メール:kame.tarte.tatin@gmail.com(代表直通)
Twitter:https://twitter.com/tgu_oyasumi



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