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Orderflowを用いた損切り注文/精算 の価格推定とその活用

割引あり

挨拶

初めましての方は初めまして。仲良くしてくださってる方、いつもありがとうございます。最近はずっとボラもなく、退屈な日々を過ごしております。今回は、MarketへのAggresiveなプレイヤーが損切りの際に撒いておくstop orderの価格が推定できれば短期トレードでお金が増やせるんじゃないの?(増やせた)ってNoteです。あなたも一度は経験がございませんか?

”俺のstop狩ってから価格が上がった/下がったんだけど!”

みたいな。あれですあれ。

----------------------------------免責事項--------------------------------
取引に関する最終判断は、利用者ご自身の責任において行われるようお願いいたします。 私はあくまで過去に使った根拠を述べているに過ぎません。本著購入し、同じような取引を行った結果に関しての責任を一切負いません

私自身、最近はMachine learningやLLMを含むDeep learning方面の勉強をしております。理論から実装まで幅広くやってます。線形代数や微積を使う毎日で、KaggleやSignateにも挑戦してます。同じ様な活動をしている大学生が身近にいない為、気軽に声かけてくれれば一緒に勉強したいです。待ってます😵‍💫

過去には以下のノートも書いてます。良ければ見てみて下さい。↓↓↓↓↓↓

今回は流動性の観点から、主にCryptoを取引することを仮定しています、FXやCFDの場合、流動性は流動性プロバイダー(流動性を専門に提供する会社)から供給されるため目的外としていますことをご了承ください。

以下目次になります。

早速、今回使う用語を解説していきます。

用語解説

Market Maker(MM)

現行の価格の周りでスプレッドの差分を利益とし、市場に流動性を提供する通常algorithmを指す。

スプレッド(spread)

買値と売値の差を指す。

損切り注文 (stop (loss) order)

成行でも指値でもどちらでも構いませんが、市場参加者が建てたpositionに対して置いておく損切り注文を指します。

liquidity(流動性)

執行されることなく、プレイヤーにおける任意の場所に眠っている指値注文のこと。

ストップ狩り (Stop Hunt)

一般的に大きな資金を動かすことの出来る大口プレイヤーが、我々の様な資金に限りがある小口トレーダーのstopを執行させるために一時的に価格を動かす行動を指す。

taker

ここでは、既存の注文を即座に執行するプレイヤーを指す。市場注文を行うことで、takerとして取引が行われる。

maker

取引所の Orderbookに新しい注文を提供するトレーダーを指す。彼らは取引が成立するのを待っているため、指値を使って注文する。

清算(liquidation)

特定のポジションが強制的に閉じられる状況を指す。これは、トレーダーが所定の証拠金維持要件を満たしていない場合に発生。

指値注文(limit order)

特定の価格(またはそれよりも良い価格)で購入または売却するための注文。この注文は、指定された価格でのみ執行される。

成行注文(market order)

現在の市場価格で即座で現在価格での購入または売却するための注文を指す。

Aggressive Orders

即座に執行を求める注文を指します。通常、market orderや特定のlimit order(即座に執行される可能性のあるもの(best ask or bid))が含まれる。

Passive Orders

取引所のOrderbookに追加され、その後の取引成立待つ注文を指す。これは、通常、makerが使用するlimit orderに関連する。

Volume Delta

買い注文と売り注文の出来高の差を示す指標。Positive Deltaは通常、買い圧力が強いことを示し、Negative Deltaは売り圧力が強いことを示す。

Volume Profile

通常、可視化されている各価格帯での取引ボリュームを任意の瓶分けによって示す出来高指標。価格のサポートやレジスタンスレベルを識別するのに役立ち、単に価格別の需給を判断することが可能。受け入れられた価格帯と拒否されているか価格帯の確認。

Open Interest Profile

Open Interest(Oi)は、特定の商品や先物契約における未決済の契約の総数を指す。一般的に語られる、Oi増加とは、市場参加者がリスクを取っているリスクオンの動きを示し、Oi減少とは、市場参加者の現在の Positionを解消する動きを示すリスクオフの動きを示す。Open Interest Profileは、Oiの分布や動向を価格別に示すVolumeProfileに近い指標を指す。

Point of Control (POC)

任意の値で適切に瓶分けされたVolume Profile内で最も取引ボリュームが高い価格を指す。これは、その期間における価格の「平衡点」や「受け入れられた価格」を示すものとして参照される。通常、大きなpositionを持つプレイヤーが positionを解消したり、新しく positionを建てたりする傾向にある価格帯。

Market Buy Order

現在の市場価格での即時購入を意図した注文。一般的に、手数料の高い成行注文を行うメリットは無いので maker buy orderが多発する場合は、これを行う理由がある価格帯という認識。

Market Sell Order

現在の市場価格での即時売却を意図した注文。これも先ほどと同様だが、手数料の高い成行注文を行うメリットは無いので maker sell orderが多発する場合は、これを行う理由がある価格帯という認識。

Absorption

ある特定の価格レベルでの大量の買い注文(または売り注文)が、売り注文(または買い注文)によって「吸収」される現象。簡易的に説明すると、「大きな需要があるにも関わらず大きな供給によって価格が動かない現象」を指す。一般的に、強いサポートまたはレジスタンスレベルの存在を示す可能性がある。

Buy Delta

ある期間内の買い注文のボリュームと売り注文のボリュームの差を示す指標。買いの圧力と活動度を示すためのもの。

Sell Delta

ある期間内の売り注文のボリュームと買い注文のボリュームの差を示す指標。売りの圧力と活動度を示すためのもの。

Order Book Imbalance

板の不均衡を示す指標。これは、買い注文と売り注文の比率の不均衡を示すもので、市場の方向性のヒントとして短期の時間軸で主に使用されます。

slippage

注文した時点の価格と実際に約定された価格の差のことや、市場のボラティリティや流動性の低さなどの理由で、注文が期待する位置よりも不利な価格で執行される現象を指す。

wick

ローソク足チャート上のローソク実態から伸びる細い線(髭と理解)のことを指す。ローソク本体は開始価格と終了価格を示すのに対して、ワックはその間の最高値と最低値を示す。

では、用語解説が終わりましたので有料部の軽い説明です。目次見ればわかります。

有料部では、
貴方が、他の市場参加者の清算される価格帯を知っていれば、これは他のトレーダーのSLの位置を知るのと同様に、トレードを有利に進めることができる。
のような解説を場合分けして解説しています。

① 他traderが精算されてしまう価格帯を推定
② 他traderが置いているSL価格帯の推定

ダブルトップやダブルボトム等、形状をそのまま認識してポジションを取る事がいかに危険であるかや、値動きの論理的背景を知りたい方にはお勧めのNoteです。有料部では以下の様な画像を載せて、その解説を行なっています。

ダブルトップ時の値動きの論理的背景の解説
有料部には時系列に3枚の画像で説明
ダブルボトム時の値動きの論理的背景の解説
有料部には時系列に3枚の画像で説明

より深く勉強したい方、是非ご購入ください😵‍💫

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