『世界を救う方法』。その全体像の説明について

 ①世界を救うとは何か?その定義について


物を考え出して早18年。
少し前からXの名前には、『世界を救う』と出してありますが、そう変えてからほぼ何も出しておらず、
Vtuberと居酒屋の飯を投下するだけのものになっていました。

しかし、その時点で『世界を救う』方法論は思いついていなかったのではなく、休日を仕事の疲れを癒すのに使っていた為、説明する形を作るのに、時間が掛かっていたからです。

ただ理屈や動画も溜まってきたので、そろそろ『世界を救う』とは何かについて、全体の概要だけでも説明していきたいと思って、今回筆を取らせていただきました。

では、皆さんに問いかけます。

『世界を救う』とは何か?

それは世界の敵とされる強大な敵を倒すことでもなく、
世界を統治する強大な政治機構を作ることでもありません。

今や世界の敵と名高いロシアのプーチンを倒すのも、
陰謀論によくある、あるかどうかよくわからないディープステートなるものを倒すのも、
それなりに世界をまとめている国際連合を、より機能する形に変えることも、
国際連合を変えて、より支配的な世界政府を作ることも、

どれも世界を救う事にはなりません。

また、世界の大問題でもある病気や貧困や環境問題を解決することも、
それは世界的な英雄で偉人ではありますが、世界を救うとまでは呼べないものです。

では、私にとって世界を救うとは、何か。

それは、全ての問題を解決するシステムを作ることに他なりません。

時間としては過去現在未来。
空間としては国内国外どころか宇宙の果ての問題すら解決に繋がる仕組みを作ること。

少し具体的に言い換えれば、
『世界にある様々な問題。その答えを考え、議論し、展開して解決へと向かうシステムを作り上げること』

それが、私にとって『世界を救う』ということです。

 ②世界を救う為の三つの囲いについて。


では、その世界を救う為の方法とは何か?

それは『世界にある様々な問題。その答えを考え、議論し、展開して解決へと向かうシステムを作り上げること』と定義した内の、『考える・議論する・展開する』を取り出します。
この三つにそれぞれ囲いを作り、それらがきちんと機能するシステムにすること。それを行うことで、このシステムは作り上げられます。

では、各内容について掘り下げていくことにしましょう。

 ③世界を救うシステムのその1、考える為の囲い


まず、第一の『考える為の囲い』ですが、これは優れた思考を生む為の思考術ではなく、様々な思考を整理する為の論理を作り上げることになります。

そもそも世の中の言葉はあまりに多く、違う言語文化圏は勿論のこと、同じ言語文化圏ですら、世代が違えば、話やコミュニケーションのやり方が通じず、喧嘩になることが多々あります。
また、賢い人間は例えばコンプライアンスのような横文字を使い、それが通じないものはバカと相手をしなくなる為、
弱者の気持ちや需要がわからないまま政策や事業を行い、失敗することになるのです。

これは、変えるべき断絶です。

これを踏まえると、私が目指すべきことは、あらゆる存在と組織の間の言葉の齟齬を取り除き、取り持つことになる論理を作り上げることになるわけです。
少し言い方を変えると、

今までは

相手が話す(動く) → 自分なりの論理 → 自分が思い込んだ論理で、勘違いをしうるもの

で、断絶を生みやすいものだったのが、
 
相手が話す(動く) → 世界を救う論理 → 相手の言葉を自分達の言葉で置き換えられたもの

と、これを挟むことでうまい変換が置き、誤解がしづらいようになります。
勿論、完全に相手を理解できても、それが受け入れられるかどうかや、より妥協の余地がないことがわかることもありますが、少なくとも似た事例と紐付けることがしやすくなり、対処方法も提案しやすくなるのです。

では、少し例を挙げて説明しましょう。

例えば、『ゴミ分別のルールを守らない人がいる』という問題があるとします。

その問題に対処する立場にある人は、自分なりの論理を踏まえて、相手の気持ちや状況を決めつけ、それに基づく行動をし、それにより起きた結果を引き受けることになります。

『相手はゴミ分別を守らない』→『相手は、ここのルールを守る気がない』→『守る気がないなら、嫌がらせをして追い出す』→『喧嘩して暴力沙汰になった』

例えば、こんな流れになりました。

実際にルールを守らない悪質な人なら、たとえ揉めても、きちんと対処することは大事かも知れません。
しかし、この人は相手をルールを守る気がない人と決めつけています。

実際話を聞いてみたら、『前の場所は分別をせずに燃やしてくれたから、そのまま出しただけ。そういう分別があることすら知らなかった。知っていたら、そのように分別していた』ということもあるかも知れません。

やり方を教えるだけで済んでいた問題が、自分なりの論理を使っていた為、喧嘩にまで、こじれてしまったのです。

では、この論理はその問題をどうやって避けるか。

論理には、ルールに関する項目があり、そこにはルールを守らない理由について羅列されています。

 ルールを守らない理由
A、そのルールがあること自体知らない
B、ルールは知っているが、ルールを守れる状態にない
C、ルールを守れる状態にあるが、守る気はない

だから、ある人が問題にぶちあたった時に、その問題はどの項目のどの内容に当たるかについてまず、変換致します。

『ゴミ分別を守らない』問題は、これは、『ルールを守らない理由』に当たるから、その項目を調べよう。
ふむふむ。その項目はA~Cの三つに当たるぞ。

じゃあ、どの項目が正しいか、聞いたり、行動を見たりして、考えてみよう。

まず、A、そのルールがあること自体知らない。を確認してみよう。
相手にゴミ分別をする必要があることと、その方法に関する紙を渡してみた。
相手は、それをゴミにして捨ててきた。
なら、C、ルールを守れる状態にあるが、守る気はない だな!

となるのは少し早い。
Bかも知れないからだ。

住人とは別の人が偶々家から出てきたので、住人の事情を聴いてみた。
すると、相手は住人の親戚で、住人は今精神的に病んでいて、細かい頭を使う作業ができないことがあると知った。

なら、どうしようと。
このB、ルールは知っているが、ルールを守れる状態にないの項目を、さらに調べてみる。
すると、そこには
どういう状態の時にルールを守れないのかの事例がずらっと並んでおり、また、その状態でもルールを守る方法でこういうのが効果的だったという事例も並んでいた。

それを調べた人は、その方法の一つである『他の人に分別してもらう』を試す為に、家から出てきた親戚にまた話を聞いたが、その人は2週間に1回しか来れないらしく、その間はゴミ分別を手伝えないとのことだった。
また、『他の人』として、支援の人間にしてもらう案もあったが、この町にはそういうボランティアはなく、家政婦を雇い、他の家事と一緒にやってもらう有償の方法も考えたが、住人にはお金はないとのことだった。

ダメかと思ったが、方法の一つである『自分で分別してもらう』の中に、精神的に病んだ状態でも、このゴミ箱を使うなら、分別することは簡単だったという情報があったので、それを使ってもらったら、きちんと分別ができるようになった。これで平和的に問題は解決した。

今回はこれで終わりだが、平和的な解決は別の良いことへと派生もするかも知れない。

例えば、このゴミ分別を促した人が、今回の件で、こういう大変な人がいることを知ったので、何か働きかけをするかも知れない。
市民が精神的な病になった場合、家政婦を雇う際に補助金が出るように市の政治家へと働きかけを行ったり、週に1回ゴミ分別のボランティアをする組織を作ることを決めるかも知れない。
この論理は、そういう状況で手助けもできるように、政治家への働きかけや、組織の立ち上げのやり方が、別の項目に書いてある。その通りにやれば、良い状況は実現する。

と、こんなふうに世界を救う論理があることで、ただ暴力沙汰になるはずだった問題が、その場所での問題解決だけでなく、街ごと変えていくようになるのです。

このように問題は、論理で分けることで理解が深まり、議論と展開がしやすくなります。
理由もなく反対や、問題がわからなくて面倒になって放置となるはずだったものや、喧嘩して取り返しのつかない状態になるはずだったものが、解決へと繋がりやすくなるのです。

このように世界を救う論理があれば、皆がこれを参照することによって、こういう問題ある状態が解決しやすくなります。

自分が今起きてる問題を場合別に合わせてクリックし、その問題の考え方と答えの導き方を教える。
それで解決することもあるし、解決できなくても、事例は積み重なり別の人がその答えを見つける状態へと繋がれば、いつかは、こちらの問題解決にもなる。
事例は、そのやり方に関する論文と共に参照され、別の議論や政策展開へと繋がります。
この論理が世界全体いろんな言語と地域で見れるようになれば、私が考えたこともない国や地域の大小様々な問題を、私が寝てたり遊んだりしている間にも、当事者達が解決してくれるのです。

私はこの、言うなれば『論理版のWikipedia』のようなものが作りたいと思っています。

これにより、世界の問題は少しずつ解決していくことになるでしょう。

この論理を使い、問題を整理すること。それが私が第一に示す『考える為の囲い』です。

 ④世界を救うシステムのその2、議論の為の囲い


次に、『議論の為の囲い』ですが、こちらでは議論する時の約束事を決めることになるでしょう。

世の中の問題に関する議論は、その問題に関する議論とは別の所に流れてしまいがちです。

例えば、
環境問題で、『専門家の意見聞いて、変えて行こうよ』みたいなグレタさんの主張は、『子供はすっこんで、学校に行って勉強しろよ』で終わってしまいますし、
『国民の為に減税すべきだ!』みたいな議論は、他の議員スキャンダルのニュースや議論で、ろくに議論されないまま増税になってしまいます。

こういう議論の状況に釘を刺して、本質的な議論へと戻すのが私の目指す所です。

例えば、環境問題のグレタさんに関する議論の場合、
私が提案する『議論での禁止事項』の一つとして、
『人は、専門家や弱者や当事者の話であるだけで、信用して安易に肯定否定しがちである。だが、勿論彼らがちゃんと当事者意識と知識で言っていることもあるので、それを踏まえて議論をする』
というものに引っかかることになる。

この禁止事項を立てるべき理由は、グレタさん事例だけでなく、例えば人は東大教授だとか専門家の肩書を持っているだけで、そいつの言っていることが絶対と思ってうのみにすることがありますし、または子供や弱者を利用して自分達が甘い汁を吸う団体なのに、自分達に関する議論や指摘を差別だと一切拒むことがあるからです。

そういう人がいるからこそ、本当に当事者意識を持って、自分の知識や経験を踏まえて語る人が、話を聞いてもらえず、バカを見ることになります。

こういった『禁止事項』は、そういう状況が起きがちであることを議論する人間に戒めつつ、ちゃんと問題を見極めろよと注意する為に存在します。

他に例に挙げた『減税議論が、他の事件で流れてしまう』状況も、
『議論での禁止事項』として、
『人は、他の議論や重大な出来事により、前の議論を流してしまうことがある。それが偶然にしろ狙ってやった必然にしろ、重大ならば、ちゃんと議論をやりに戻らなければならない』
というものになるでしょう。

この議論における禁止事項を踏まえ、前項で挙げた世界を救う論理を使い、議論することを目指す。

それが私が目指す『議論の為の囲い』になります。

ちなみに、そこで行われる議論のイメージはどうなるかというと、こんなふうになっていくかと思います。

「いろいろ言ってたけどさ。あのニュースって結局、手段のコストが問題なのでは?」
「だね。だから、人件費と材料費。どちらかを削ることになると思うよ」
「うわ。また業界に負担かかるよ。給料あがらないでブラック労働だ」
「でも、利用者負担も厳しいんだよね。いつかは必要だと思うんだけど」
「ならさ。前のニュースで言ってた、あの専門家のコスト計算使えない?どれくらいあげれば、値段と人の需要のバランスが取れるかってやつ。ほら、このリンク見てさ」
「ふむふむ。……なるほど。でもこれさ。サンプルとして怪しくない?ちょっと『質問が誘導的だったり、選んだメンツが偏ったり』(禁止事項の一つ)しててさ。あと主張がいつも反権力っぽい」
「反権力はともかくとして(先に挙げた禁止事項の『肩書や立場だけで肯定否定しない』)、サンプルはちょっと見過ごせない感じかー」
「これならY国のA市だったかな。そこの事例の方が事実の証明に良くない?えーと、項目としてはここか。で、事例としては、あーA市じゃなくてB市だったか」
「まぁ、その辺はいいや。で、どれどれ。あー、これならサンプルとして妥当だね。国や地域の違いもあるだろうから、これと似た事例が他に三つくらいあれば、コスト計算できるかも」
「うーん。でも今思ったけど、これ市場が小さい所でしか通用しなくない?日本みたいにそこそこ市場あるところならどうなの?」
「なるほど。でもさ。結局、●●という習慣が日本にあるからさ。市場は小さいと見なしても大丈夫じゃない?」
「でもそれって仮説だよね」
「まぁね」
「わかった。じゃあ次の研究でそれ出すからさ。共同で出そうよ」
「OK。これで夏休みの宿題はなんとかなりそう。高校最後だから、もっと遊びたいしね」
「そうだね」

とまぁ、こんなふうになるわけです。
こんな知的で現実的で論理的な議論が、一般人の間でも行われることを、私は目指しています。
議論の最後で、夏休みの宿題とあって、これが専門家や大学生の議論ではないと示したように、こういう会話と議論の為の技術が小中高大と教えられ、実践され、大学を卒業するくらいまでにはできればいいと思ってます。

こういった知的議論ができる層が若者の年代からあれば、様々な問題を世代間問わず、議論できるようになると思うからです。

これを教育のカリキュラムに入れたいのは勿論ですが、他に『議論の為の囲い』に関して何を作りたいかというと、全言語対応で会話や議論ができるアプリを作って、そのアプリを開いて近くに置いておけば、議論を録画したり、議論を論理の形で整理してくれたり、『禁止事項』が出たら指摘できれば良いと思っています。
そのアプリでした議論は、簡単に編集できたり、簡単に論理wikiの後ろにアップロードできたりできればいいなと思っています。

この議論を使い、問題ある議論をなくすこと。それが私が第二に示す『議論の為の囲い』です。

 ⑤世界を救うシステムのその3、展開の為の囲い


最後に、『展開の為の囲い』です。

これが何かというと、『最先端の分野研究と試行錯誤ができる場所を作る』ことと『そこで得た成果が国内全体や世界全体に広められる』ことが、展開の為の囲いになります。

現状では、政治や行政、資金や物資や人材などの問題で、ろくに最先端の研究ができない状態になっています。
仮にそこで良い研究ができたとしても、官僚や政治家がうまく使えないどころか、他の国内外の既得権の考えを組んで、潰してしまうことすらあります。

最先端の研究と試行錯誤ができず、そこで得た成果を活かせないような体制は、より社会を悪くしていくだけであり、より良い社会を作ることにはなりえません。

だから、それを変えることこそ、世界を救う為には、必要なことだと私は思います。

というわけで、その話をする為には『政治家論』『官僚論』『都市論』『経済論』について順序立てて話す必要があります。
その中で今の現状がどうなっているか、その立場にいる人間が果たすべき本質は何かを考えた上で、新しい形を示していくことになります。

しかし、それはあまりに長くなるので、これは私がこれから投稿するyoutubeの『ゆっくり動画』で見て欲しいと思います。

この、『分野別都市論』と名付けることになる、全体の簡単な話としては
『国民から遠い場所にいるから国民の需要がよくわからない供給をする。だから彼らを国民に近づけるシステムに変えることが大事』という話をしていくことになるでしょう。

 ⑥今後の説明の流れ

今回話した内容は、『世界を救う方法』に関しての全体的な概要であり、それを納得してもらうには、個々の囲いについて詳細に説明していく必要があります。
だから、今後これら、三つの囲いについて詳細に説明していく場所について書きたいと思います。

理論の囲い→このnoteの記事で書いていく

議論の囲い→このnoteの記事で書いていく

(理論と議論について参考になる自分の記事はこちら。このシリーズを少し読めば、簡単な概要はわかるかも。また別にちゃんと書く予定)

https://note.com/tashikanamonohe/n/n2bdd901be2c5

展開の囲い→https://www.youtube.com/channel/UCgplf1CQoRcvRI3Lti8VM6A

現状の理論は多少ありますが、それを説明する文章や動画作りは全然できていないので、時間はかかると思いますが、よろしくお願いします(仕事しながら、一か月の8日くらいある休みの3日前後くらいしか、これを作るのに使えないので、終わるのはいつになることやら。働かなければ10年以内には終わるかも知れないのに)。

手始めにいつまで続けられるかはわかりませんが、毎月1日に、展開の囲いについて説明していく動画をyoutubeにあげていきたいと思います。
他の文章も余裕があれば、少しずつ出していきたいと思いますので、お願い致します。

で、ここまで論理のwikiとか議論のアプリとか都市論とかいろいろ言ってますが、私にはそれを実現していく力はないでしょう。
私ができるのは、この『世界を救う』方法をもう少し説明することと、それを行いたい人がいれば、手助けすることに他なりません。

なので、これを読んだ人は、これを実現したいと動く人間が現れ、実際に実現していくことになるまで、私のnoteやyoutubeでのフォローと高評価と拡散をお願い致します。

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