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粘土造形はじめました - 4作目 ワルモノ見参!!

前作の初号機を作ってる頃から、ちょうどスラムダンクを読み返していた。

何回読んでも面白いね、スラムダンク。たぶん人生で一番読み返した漫画。

そろそろエヴァの完成が見えてきたころ、次は何を作ろうかと考えたときに「もしアレが作れたらめっちゃステキやん」と思ってたアレがコレ。

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山王工業戦の入場シーン。
湘北問題児軍団が一番カッコいいところ。

やってみるか、と決意して、、、そして始まった苦闘の日々。

桜木花道

難しかったー。

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ふてぶてしさが足りないなーとか、輪郭が気に入らないとか、何度も作り直して最終的に30バージョンぐらい作ったと思う。
たぶん途中でボツにした中に最終版より似てたやつがあった。

この辺とか残しておけば良かったなあ。

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花道を作る過程で一番困ったのは坊主頭の作り方。

いろんな加工方法を考えて試してみたんだけど、どうしてもパンチパーマ角刈り目つきの悪いルパンに見えてしまう。

結局、たどり着いた答えはなにもしない。

花道の坊主頭に近い造形のものって何かなと思い描いて出てきたのがヒヨコと柴犬で、ヒヨコや柴犬の人形を作るときに表面加工はやらないなと。

ということで、坊主頭を表面加工で表現するのではなく、シルエットだけで勝負することにした。

結構うまくいったと思う。

ところで、スラムダンクって、世界中にファンが多い作品のはずなのに、なぜかフィギュアとか3Dモデルといった立体化された情報が少ないのよね。
たまにほぼ別人の似てないフィギュアが出てくるんだけど、なんなのアレ?

赤木剛憲(ゴリ)

早かった!

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5バージョンぐらいでゴールできた。

輪郭に特徴があるから立体を想像しやすく、ほとんど迷わず一直線に作ることができた。

その上、5人の中で一番再現度が高くできたと思う。

なお、素体はほぼ円柱だった。

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宮城リョータ

めっちゃムズい!

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漫画の絵から、まぶたの構造がどうなってるのか分からなかった。

絵ではまぶたの上部に特徴的なラインが入ってるんだけど、これが二重のラインなのか、くぼみの影なのか、立体になったときの正解が分からなくて困った。

色々なパターンを試したけど、すぐ気持ち悪くなっちゃう。

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結局、眼窩の深さとまぶたを調整して、影として自然になるように着地できたと思うけど、これが正解なのかどうかは分からない。

流川楓

ムズい!

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髪がムズかった。

フワフワしたヘアスタイルを、どうやって粘土で作ればいいのか分からずに困った。

フィギュアの作り方動画で髪の作り方を研究したりもしたんだけど、どうも上手くいかない。

結局、フィギュアではなく石膏像を参考にして前髪を浮かすことを諦めて、なんとか形になった。

個人的に、ルカワくんはほとんど思い入れのないキャラなのでテンションも上がらず、本当に心が折れるところだった。

三井寿

困った。

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ミッチーはバスケ部に復帰してから山王戦までの短い期間で、ちょくちょく髪型が変わるので、立体資料どころか漫画の方でも参考資料がとても少ない。

結局、これといった正解が見当たらないまま、それっぽい顔をイメージしながら作っていった。

ただ、ミッチーだけ強めの表情がついているので、造作の少々の誤差は気にならないのは助かった。

あとやっぱり髪が苦手。

ワルモノ見参!!

そろった5人をシーンに合わせて配置して完成!

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いやー、難産だった。

正直なところ、自分の実力よりもハードルが高すぎたなーという感じ。
ただ、モノつくるのってその辺が一番楽しいところだもんね。自分の能力のちょっと上あたり。

今回、はじめて立体のお手本がないものを、絵から造形するということをやったけど、基礎力が無いのは不利だなと痛感した。
学生時代に彫刻とか石膏デッサンを経験していれば、顔の基本的な造形でいちいち悩まなくて済むんだろうな。

ともかく、完成までたどり着けてよかった! 俺は諦めない男!

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さーて、次は何つくろうかな。

他作品も見てね!





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