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報道スタンスって難しい

近畿・大阪の皆さん、大丈夫でしょうか。
夜は冷えますから、暖かくしてください。

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大きな出来事があると、各社の報道スタンスが如実に表れる。
今日の夕刊、朝日新聞は「大阪北部 震度6弱」との大見出しで、1面ぶち抜きが地震に関する記事を掲載していた。
「3人死亡けが人多数」
「M6.1 壁倒壊・断水・火災も」
「今後1週間 揺れ注意を」

との中見出しもあり、それを読むだけでもなんとなく状況は伝わるし、今後の余震に注意する必要があることもわかる。

対する日経新聞の1面は、「大阪で震度6弱」とやや大きめの見出しの記事が4分の1強を占める。「3人死亡、負傷90人超 M6.1」「鉄道運休、都市機能まひ」との中見出しあり。「生産一時停止 百貨店営業見合わせ 企業活動にも影響」との記事も合わせると、全体の4分の3ほどの面積になる。
その他、「貿易赤字5783億円」「コロンビア、右派候補当選」との記事も1面に載っている。

どちらが良い/悪いという話ではない。
あくまで、自社の報道スタンスに則った紙面づくりをしているだけだ。
「生活者目線」を志向する朝日新聞と、経済紙たる日経新聞の違いだ。

だが個人的には人命あってこその経済活動だと思うので、今回は1面を丸々使って報じた上で、今後の余震にも注意を呼び掛けている朝日新聞に軍配が上がるように思う(繰り返しになるが、あくまで個人の感想)。

いずれにせよ、一刻も早く余震がおさまり、ライフライン等も復旧して、日常生活が戻ってくることを祈るばかりだ。

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